国際介護士とは

国際介護士とは日本を拠点に海外を含む世界のさまざまな国で活躍する日本人介護士を指す言葉です。
EPA(経済連携協定)で来日する外国人介護士とは、その目的や立場が大きく異なります。
外国人介護士は国同士が決めたガイドラインに沿って入国し、介護職に従事しますが、国際介護士になるにはいくつかの方法があるため注意が必要です。
介護技術を活かして海外で活躍できる方は、どのようなキャリアを持った方なのでしょうか。
必要な資格
国際介護士になるための特定の公的資格は存在しません。
国際介護士は公的な意味を持つものではなく、海外で介護職に従事したり、介護技術を教えたりしている日本人のことです。
もちろん国際介護士という名前の資格もないため、活動内容によってはその立場で活動することができます。
事前に取得が必須となる介護関連の資格はないため、未経験の方でも挑戦するチャンスがある間口の広い分野です。
介護福祉士の資格との違い

介護福祉士とは社会福祉士および介護福祉士法で定められた国家資格であり、介護の専門的な技術や知識を持ったスペシャリストです。
介護資格の上位資格であるため、取得者は就職に強く、高額な資格手当も期待できます。国際介護士になるために介護福祉士の資格が必要というわけではありません。
しかし、日本の介護福祉を理解していることの証明になるため、資格を取得してから国際介護士に挑戦するのがおすすめです。
介護福祉士は国家資格のため、受験資格を得るには養成校に通ったり、実務経験を積んだりする必要があります。
介護福祉士への道は、大きく分けて8つのルートが存在します。
- 介護福祉士養成施設
- 社会福祉士養成施設など+介護福祉士養成施設
- 保育士養成施設など+介護福祉士養成施設
- 福祉系大学など+介護福祉士養成施設
- 実務経験3年+実務者研修
- 実務経験3年+介護職員基礎研修+喀痰吸引など研修
- 福祉系高校2009年度以降入学者
- 福祉系高校2008年度以前入学者
上記のパターンから自分に合ったルートを選択します。
社会人が介護福祉士の資格を取るなら、実務経験を積むルートがおすすめです。実務者研修を履修する必要がありますが、資格取得を応援してくれる施設に就職すれば、働きながら勉強できます。
資格取得を応援してくれる支援内容は、勉強しやすいようにシフトを調整してくれたり、履修に必要な費用を一定額負担してくれたりと、施設によってさまざまです。
しかし、資格取得を支援してくれる本当によい職場を、個人で見極めるのは至難の業です。
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国際介護士になる方法

国際介護士になる方法は複数あります。外国人介護士と違い、国際介護士になるためにはEPAのような固定のルートがないため、自身に合った方法を選ぶ必要があります。
どのような方法があるのかイメージがつかず、手続きも不安ですが、それぞれの特徴を知っていればよりよい選択肢を選ぶことができます。
この記事では代表的な3つの方法をご紹介します。
就労ビザを取得する
海外に在住して就労を希望する場合は、就労ビザの取得が必要です。ビザの取得方法は国によって異なりますが、ビザ申請には雇用主が必要となるケースが一般的です。
まずは日本にいながら、現地の内定を勝ち取る必要があります。
内定が出たら、健康診断書や職務経歴書など、勤務する国が希望する書類を用意して手続きをします。手続きの方法も国によってさまざまです。
大使館に行ったり、現地の専門家に手続きを代行してもらったりすることもありますが、現地まで行かないと発行できない国もあるため注意が必要です。
海外から広く人材を募集している企業は、ビザの取得を支援してくれることもあるため、内定をもらえたらまず確認を取りましょう。
また、ビザには期限があるため、長期間の就労を考えている場合は次回の申請時期にも注意してください。
ワーキングホリデービザを取得する

海外で短期間だけ就労したい場合は、ワーキングホリデーという制度があります。ワーキングホリデーとは、海外に1年程度滞在して、働きながら観光や勉強ができる制度です。
利用できるのは18~30歳の間で、協定国29ヶ国に限定されるものの、若年層には特に手軽な海外挑戦ルートです。
ワーキングホリデーのビザも就労ビザと同様に、国によって取得方法が異なります。
しかし、個人で取得しなくてはならない就労ビザと違い、ワーキングホリデーのビザはNPOなどの支援団体によるフォロー体制が確立しています。
ある程度の金銭を持参するなどの決まりも国によって異なるので、支援団体に確認しながら準備を進めましょう。
支援団体は渡航前のオリエンテーションや居住先の確保、仕事探しなどもサポートしてくれる心強い存在ですが、現地サポートは有料です。
渡航前にサポート費用などの予算を徹底的に確認しましょう。
海外のボランティア活動に参加する
海外で働くことはまだハードルが高いと感じる方は、まずはボランティア活動に参加する方法もあります。短期間のプログラムに参加すれば、ビザを申請する必要もありません。
JICAのような公的機関のボランティアプログラムに参加することもできますが、介護の技術を活かしたいと考えている方であれば、民間のボランティアプログラムもおすすめです。
民間の介護ボランティアはさまざまな国で募集をしていて、ボランティア団体によっては滞在費や渡航費を支援してくれることもあります。
福祉の法律は国によって違い、利用者を取り巻く環境も日本とは異なるため、海外の福祉を肌で感じることは今後も介護の仕事に携わるうえで貴重な体験になります。
どのような国に行っても、介護職として働くうえで介護技術は必須です。海外で働きたい方は、介護技術を磨くことで夢への挑戦の幅が広がります。
しかし、「どの国に、どのようなボランティアがあるのか」「介護福祉士の取得を応援してくれる職場はどこか」といった疑問は、一人で探すだけでは解決しません。
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国際介護士として働くメリット

国際介護士は現地の文化に深く関わることができ、日本で培った今までの経験を海外で活かすことができる仕事です。
異国の地で利用者や介護職と関わるなかで文化への理解を深めることができると、介護士としての新たな視点を持つことができ、自分自身のスキルアップにつながります。
また働いている国の福祉を支えて、人手不足を解消しながら日本の介護技術を伝承することで、国際貢献にもつながります。
国際介護士は、キャリア形成と自己成長を同時に叶えられる魅力的な選択肢です。
収入アップを目指せる
国際介護士は収入を上げたい方におすすめの仕事でもあります。
介護士の給料の基準は国によって異なりますが、世界的にも給料が高いことで知られるカナダやルクセンブルクなどは高い給与を受け取ることができます。
また、福祉国家と呼ばれるデンマークやノルウェー、フィンランドなども介護士の給与が高いです。
北欧は高給ですが物価も高く、手取り額だけでなく生活コストとのバランスが重要です。
対してアジアの国々は給与水準は低いですが、物価が安く生活費を抑えることができます。自分自身が豊かな生活を送るためにはどうしたらよいのか、しっかり選択する必要があります。
福祉先進国で知識やスキルを学べる

福祉先進国と聞いて最初に思い浮かべるのはフィンランドやスウェーデンですが、ノルウェーやドイツなども福祉に力を入れています。
北欧モデルともいわれる福祉制度は世界中から注目されていて、高い税金を払う代わりに国が中心となって国民の福祉を守る制度です。
家族が介護の中心になる日本のシステムとは違い、本人と国の間で生活を成り立たせていく現場を見ることは、介護士としてよい経験です。
また、北欧では介護職の負担軽減のための介護ロボットの導入や介護記録のデジタル化が進んでいるため、現場で働くことは介護士としてのスキルアップにつながります。
国際介護士として福祉先進国で働くことは、介護士自身だけでなく、日本の福祉現場でもよい影響を与えます。
日本で培った経験を活かして働ける
日本は高齢社会であり、介護士の需要が高い国です。日本で介護士として技術を磨き、介護保険制度のような福祉制度を勉強してきたことは、海外で働くときに役に立ちます。
先進国の優れたケアを学ぶだけでなく、自身の技術を伝えることも、大きな価値があります。
国際介護士は、日本で培った経験を活かして現地の介護現場をよりよくできる存在です。
日本の介護の現場を知ったうえで国際介護士として働くと、日本の制度のよいところと悪いところを知ることができます。
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海外の文化に触れられる

国際介護士は働いている国の介護士とチームで働くため、多くの現地の方と交流する機会があります。
ほかの職員と関わりながら利用者の生活に密着するなかで、現地の文化に直接触れることができたり、多様な価値観を知ることができたりします。
海外で働く仕事はたくさんありますが、国際介護士ほど現地の方と深く関わることができる職種は珍しいです。
海外の文化に深く触れることは、介護士としてだけでなく自分自身の人生によい影響を与えるため、国際交流に興味のある方には国際介護士の仕事をおすすめします。
海外の介護の質向上に貢献できる
日本では介護福祉士が国家資格として存在しているため、介護を体系的に学ぶことができます。
日本で身につけた豊富な介護の知識は現場で活かすだけでなく、介護を学ぶ環境の整っていない国の介護士を教育するかたちで活かすこともできます。
ボランティアプログラムのなかには現地の方に介護技術を教えるものもあるため、福祉後進国の人材の成長やサービスの質向上に貢献することも可能です。
国際介護士は海外の介護の質向上に貢献できる、世界に求められている仕事です。
国際介護士として働く際の注意点

海外で働くことは魅力的ですが、実際にはリスクがあるかもしれないと不安になるものです。
前述したビザの手続き以外にも、実際の生活はどうなるのかを知らないと国際介護士に挑戦したくても躊躇してしまいます。
海外でキャリアを積むことは大変なこともありますが、しっかり準備すれば対処することができます。国際介護士として働くにはどのような点に注意すればよいのか、確認しましょう。
手続きや準備に手間がかかる
海外で働くためにはあらゆる準備が必要で、手間も時間もかかることから余裕を持ったスケジュールを立てることが重要です。
国際介護士として働きたい国で内定をもらったり、ボランティアの受け入れ先を確保したりしたら、まず書類を準備してビザの申請をします。
就労ビザの審査は厳格で、書類準備から発給まで3ヶ月から半年以上を要する場合も珍しくありません。
ビザを発行したら、居住先の確保や生活環境の調査、仕事やボランティアの準備など、やることは山積みです。
仕事をしながら渡航準備を進めるには時間の確保が難しいため、1年以上前からリサーチや海外での就職活動を始めておくとスムーズです。
また、新しい生活を始めるためには金銭的な負担も発生するため、余裕を持った予算を確保しましょう。
文化や言葉の違いで意思疎通が難しい
海外の文化のなかで働くと、日本との違いにストレスを感じる状況が出てきます。
価値観や宗教観、死生観の違いに戸惑わないよう、現地の文化を事前に深くリサーチしましょう。
特に現地の言語は習得してから渡航すると、現地での意思疎通がスムーズです。
トラブルを回避する力を身につけるために語学力を磨き、現地の生活環境を把握したうえでの渡航が、成功の鍵を握ります。
海外で働くために必要な準備をしながら仕事を続けるのは、簡単ではありません。語学学習や渡航準備の時間を確保するため、残業が少ない職場を選ぶのも賢い戦略です。
働く前に何度か渡航する可能性もあることから、シフト調整ができる職場を選びたいという思いがあっても、面接では要望を伝えにくいでしょう。
そのような方は、私たちハッシュタグ転職介護にご相談ください。渡航準備のための長期休暇や残業の少なさなど、職場の実情を専門のアドバイザーが確認します。
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国際介護士に求められるスキル

国際介護士は現地の福祉に貢献でき、帰国後に身につけた知識やスキルを現場で応用できることから、世界中で求められる存在です。
働くために必要な武器は介護技術ですが、円滑に働くためにはほかにも不可欠なスキルが存在します。
現地の利用者と介護職と一緒に働くなかで必要なスキルを知っておけば、今から身につける準備が可能です。
これらは日本の現場で働きながら、今日からでも磨くことができるスキルばかりです。普段の業務のなかで意識して取り入れてください。
語学力
現地で働くためには就職先の企業と面接する必要があり、ビザの取得などの手続きも現地に行く場合があるため、言語に関しては早めに勉強を始めてください。
現地の公用語の勉強は必須ですが、習得が難しい場合は英語も交えるとコミュニケーションが取りやすいです。
働く場所が決まっている方は、職場が日本語や英語が通じる環境なのかを確認することも大切です。
英語を中心に習得したい方は、英会話教室に通ったり、英検やTOEICにも挑戦できます。特にTOEICは英語の運用能力を評価し、就職でもアピールができるためおすすめです。
英語以外の言語を習得したい方は、習得したい言語の語学学校に通ったり、独学で勉強したりすることができます。
地域の大学が開催する市民向け語学講座などを活用し、低コストで学ぶ方法も有効です。
コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は介護士にとって必要な能力であり、特に国際介護士は海外に行って仕事をするため、より高いコミュニケーション能力が求められます。
日本の現場で磨いた対人スキルは、言葉の壁を越え海外でも通用します。コミュニケーション能力には、高い語学力に加えて、利用者や同僚の介護職に対する傾聴力や共感力が必要です。
語学力に自信のない場合は、ジェスチャーを取り入れると言葉が伝わりやすくなります。
適切なコミュニケーション能力を駆使して利用者と信頼関係を築き、現地でも質の高い介護を提供しましょう。
柔軟な姿勢
コミュニケーション能力とあわせて、国際介護士は柔軟な姿勢を持つ必要があります。
サービスを提供する利用者は、言語も価値観も考え方も自分とは異なる方であり、相手に合わせる柔軟な姿勢が、現地でも求められます。
また、一緒に働く同僚ともコミュニケーションが必要です。衛生観念や介護方針が異なっても、日本の常識を押し付けず現地の文化を尊重する姿勢が大切です。
現地の利用者や同僚の文化を尊重して、受け入れながら状況に応じて自身の対応を調整していきましょう。
国際介護士の就労先におすすめの国

国際介護士として実際に働く場合は、英語が通用する国がおすすめです。特にワーキングホリデーを利用する場合、協定国に英語圏の国が含まれているため、選びやすいでしょう。
ノルウェーやフィンランドのような北欧の国々を選択すると、福祉先進国の介護を体験できます。
高収入を狙うなら、カナダやスイスといった給与水準の高い国も有力候補です。
介護後進国で日本の介護技術を伝えたいときは、公的機関であるJICAが定期的に青年海外協力隊として介護福祉士を募集しています。
派遣先はフィリピンやタイといったアジアの国だけではなく、ブラジルやドミニカ共和国の場合もあるため、情報をこまめにチェックしましょう。
国際介護士も視野に入れて介護職としてスキルアップを目指すなら

海外で活躍する国際介護士は必須となる資格がない場合も多いため、誰にでも挑戦するチャンスがある職業です。
国際介護士になるためにはまず働きたい企業に内定をもらってから、ビザの申請や居住先の確保を行います。
就労やワーキングホリデー、ボランティアなど渡航方法はさまざまであるため、自分に合った方法を選択しましょう。
確かな技術と柔軟な姿勢さえあれば、世界を舞台に働く道は誰にでも開かれています。
海外で貴重な経験をするためにも、ぜひ挑戦してください。国際介護士として活躍するうえで、介護福祉士の資格と就労経験は大きな強みになります。
海外挑戦を夢で終わらせないために、まずは国内で強いキャリアを磨きませんか。私たち「ハッシュタグ転職介護」に相談してください。
資格取得を支援してくれる勤務先や、海外での就労につながる実務経験を積める職場など、あなたの目標に合わせた求人を紹介します。
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