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2025.7.20

デイサービスは残業が多い?理由や減らす方法、残業が多い職場の特徴も解説

「日勤帯だけだから働きやすい」と考えていたのに、定時で帰れない現実に疑問を感じていませんか。実は、デイサービスは残業を招きやすい構造です。

本記事では残業が多くなる仕組みを説明し、平均的な残業時間の目安と削減の具体策、さらに未経験でも残業の少ない職場を選ぶコツを解説します。

デイサービスの残業が多い理由

介護施設で働く作業療法士の男女介護職員
デイサービスの残業は、個人の努力不足というよりも業務設計や人員配置の根本課題に起因します。まずは代表的な2つの原因を整理し、負担発生の仕組みを理解しましょう。

人手が不足している

公益財団法人介護労働安定センターの介護労働実態調査では、通所介護事業所の64.7%が、従業員が不足していると回答しました。

利用定員は増えても配置基準は少ない状態のままのケースが多く、欠勤が出るとその分を残業で埋める流れが常態化しやすいです。特に送迎ドライバーと機能訓練指導員の不足はシフト調整の自由度を奪い、現場が慢性的な時間外労働へ傾く原因です。

業務が時間外に設定されているケースがある

車椅子に乗る高齢者と介護士
送迎コース表やレクリエーション資材の準備を始業前に行う慣習が残る施設では、職員が自然と30分〜1時間早く出勤します。さらに帰所後のカンファレンスや委員会が終業後に開催されると、時間外労働が固定化されるでしょう。

みんなで手分けすれば短時間で済むと考えがちですが、長期的にはサービス残業を助長し離職を招きます。会議を待機時間中に実施し、準備物を前日昼休みに分担するなど、業務フローを見直すだけで残業は大幅に減らせるでしょう。

デイサービスの残業時間の目安

屋内で車椅子に乗っているおばあちゃんと介護士5
自分の勤務時間を評価するには、まず介護業界の基準を知る必要があります。ここでは全介護職平均と通所介護の分布を紹介し、比較材料を示します。

介護労働実態調査によると1週間の残業時間は「残業なし」が57.7%、「5時間未満」が24.3%、平均1.6時間でした。週5日勤務の場合、1日あたり約20分がボリュームゾーンと計算できます。これを大きく超える場合は業務フローまたは人員配置の再点検が必要でしょう。

デイサービス特有の傾向として、利用者の送迎後に発生する記録作業や翌日の準備が残業の主な原因です。記録作業は残業時間全体の大きな割合を占めており、ICT(情報通信技術)の活用による効率化が効果的とされています。

地域や施設規模によっても差があり、大都市圏では人員不足の影響から地方都市と比較して残業時間が長い傾向があるとされています。特に人手不足が顕著な都市部では、業務の効率化が課題です。

デイサービスの残業時に行う主な仕事内容

車椅子に乗った男性患者と看護師の女性
デイサービスの残業が発生する仕事内容は、以下の6つです。

  • 申し送りや準備
  • 利用者の送迎
  • 体調不良の利用者への対応
  • 利用者のサービス延長への対応
  • 欠員した職員の業務代行
  • ミーティングや翌日の準備

残業が発生する場面を把握すると、ムダを削る手がかりが見つかります。詳しくみていきましょう。

申し送りや準備

ミーティング・申し送りを行う男女の看護師
申し送りを始業前に行う施設では、正式な出勤時刻より前に全員集合が求められます。バイタル記録や服薬リストの確認を朝一番で済ませる形式だと、その準備作業も前倒しになるため、実質的には早出残業です。

多くのデイサービスでは朝礼と申し送りを8:30からと設定していますが、実際には8:15頃には職員が集まり始め、朝の打ちあわせの準備をしています。これは毎日15分のサービス残業が発生していることになります。月20日勤務なら月5時間の残業相当です。

この問題を解決するには、電子記録とタブレットを導入し、当日の担当者が就業中に確認できる仕組みに変えることが効果的でしょう。情報共有をデジタル化すれば、前日夕方に入力された申し送り事項を当日朝に確認するだけで済み、早出時間をゼロに近づけられます。

利用者の送迎

渋滞や利用者宅での乗降支援に時間を要し、帰所が遅れるパターンです。午後の送迎では利用者宅に到着後、ご家族がいない場合の対応や、体調変化時の引き継ぎ説明で予定よりも時間がかかることがあります。

公的統計で平均遅延時間は公表されていませんが、渋滞や乗降により十数分規模の遅延の発生もあり、悪天候時にはさらに長引くケースも珍しくないでしょう。一般的に職員の勤務終了時間は17時ですが、送迎コースによっては18時近くまで延びることもあります。

この課題は、送迎委託やICT導入で送迎効率が向上した事例も複数報告されています。業務委託では専門のドライバーが効率的なルートで送迎を行い、介護職員は施設内業務に集中できるでしょう。

また、送迎担当を固定せずに輪番制で、特定の職員に負担が集中することを防げます。

体調不良の利用者への対応

急変時は家族連絡と救急要請で時間が伸びやすいです。高齢者は体調変化が突然起こりやすく、血圧低下や熱中症、転倒などの事故が発生すると対応に1時間以上を必要とします。

利用者の急変対応では、状態の観察と応急処置、家族への連絡と医療機関への相談など多くのステップが必要です。さらに、事故報告書や状態経過記録など、後処理の書類作成にも相当な時間がかかります。

この問題を軽減するには、看護師配置の強化が有効です。常勤看護師が複数いる施設では初期対応の判断が早く、適切な処置が迅速に行われるため、状態の悪化防止と対応時間の短縮ができます。急変対応の役割分担を明確にしたマニュアル作成と訓練も効果的です。

利用者のサービス延長への対応

リハビリ指導する理学療法士・看護師の女性
家族都合で帰宅時刻の変更依頼に柔軟に応じると、そのまま残業につながります。特に共働きの家族が多い地域では、「急な残業で30分遅れる」「電車が遅延して迎えに行けない」などの連絡が頻繁です。

習慣化すると延長対応が職員の固定残業となります。介護保険上は30分以上の延長は別料金ですが、実際には請求せずサービスで対応しているケースも多く、コスト面でも問題があります。

この問題を防ぐには、契約書に延長加算の有無と利用時間を明示し、延長対応は当番制で担当者に手当をつける運営が理想的です。また、延長が頻繁に発生する時間帯には、パート職員を配置する工夫も効果的です。

欠勤した職員の業務代行

欠員補填で通常業務+αをこなすと負担が増えます。特に小規模なデイサービスでは、一人の欠勤がほかのスタッフ全員の業務量を大幅に増加させる結果となり、残業に直結するでしょう。

例えば、入浴担当が欠勤した場合、通常3人体制でローテーションを組んでいた業務を2人で回さざるを得なくなります。その結果、一人あたりの入浴介助件数が1.5倍になり、休憩時間も短縮されることになるでしょう。

このような状況が続くと、疲労の蓄積から体調不良者が増え、さらなる欠勤と残業の悪循環に陥りやすくなります。

問題解決のためには、派遣登録者とのスポット契約制度の導入が効果的です。あらかじめ複数の派遣会社と契約を結び、急な欠員が出た場合に即日派遣してもらえる体制を整えておくとよいでしょう。

ミーティングや翌日の準備

医局でカンファレンスする女性の看護師
レクリエーション資材の補充や翌日の送迎表の確認を終業後に行うと、退勤が常に後ろへずれ込んでしまいます。多くのデイサービスでは、17時の営業終了後に職員ミーティングや翌日の準備を設定しているため、実質的に17時30分か18時までの勤務が暗黙の了解です。

具体的な終業後の業務には、以下のようなものがあります。

  • 翌日の利用者名簿と担当表の確認
  • 送迎コースの確認と調整
  • 特別食や配慮事項のチェック
  • レクリエーション材料の準備
  • 行事準備や装飾設置
  • 機能訓練計画の確認
  • 消耗品の補充や発注

これらは短時間でも積み重なると毎日30分~1時間の残業になります。残業削減のためには、資料作成や資材準備を昼休み後の待機時間中にローテーションで担当する仕組みを導入すると効果的でしょう。

利用者の活動時間中でも実施可能な準備業務を15~16時の間に分散させることで、終業後の残業をゼロにする運営も可能です。

残業が少なく、効率的な業務設計がされているデイサービスの求人も取り扱っています。
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デイサービスの残業を減らす方法

疲れたエプロン姿の女性
負担を軽減する手段は現職改善とキャリア選択の二つのアプローチにわかれます。ここでは、各アプローチの進め方と注意点を順番に見ていきましょう。

上司に相談する

残業ログを1ヶ月分時系列で可視化し、データに基づく提案として提示します。例えば「17~18時の間に平均40分の残業が毎日発生しています」と具体的な数字で示せば、管理者も問題の深刻さを理解しやすくなります。

提案する際には、単なる不満表明ではなく、具体的な改善策を添えることが重要です。「送迎後のバイタル入力を午前中に変更したい」「ミーティングを週1回の定例化にしてほかの日は連絡ノートで済ませたい」など、実行可能な具体案があると、管理職も動きやすくなります。

また、個人だけでなく同僚数名と一緒の提案で、組織的な課題として受け止めてもらいやすくなります。他施設の好事例を調べ、提示することも効果的でしょう。

労働基準監督署に相談する

法定上限(月45時間/年360時間)を超える場合は、労働基準監督署の総合労働相談コーナーでアドバイスを受けられます。

タイムカード打刻後も業務が続いている、残業代の未払い、36協定の上限を超えた残業を強いられるなどの状況が続く場合は相談を検討しましょう。

なお、労基基準監督署への相談は匿名でも可能であり、内部告発による不利益取扱いは法律で禁止されています。労働環境の改善を図るうえでの手段として覚えておくとよいでしょう。

雇用形態を見直す

パソコンを使って会議をするビジネスシーン
派遣勤務や短時間正社員など、時間外延長を想定しない形態へ切り替えると、残業命令を断りやすくなります。派遣契約は延長時に追加料金が発生するため、受け入れ施設側も定時退社を促進する傾向です。

パートタイムへの切り替えでは、16時までの勤務のように明確な勤務時間を設定できるため、定時退社が徹底されやすくなります。収入面では正社員の方が有利ですが、ワークライフバランスを重視する場合は検討する価値があるでしょう。

残業の少ない職場を選ぶ

未経験者は業務に時間がかかりやすい分、教育体制が整った職場の選択が残業回避の近道です。求人票では「新人研修○時間」「フォロー面談月1回」などの記載を確認し、見学時に新人スタッフの人数と定着状況を質問しましょう。

ハッシュタグ転職介護では、残業削減に成功しているデイサービスの非公開求人を多数ご紹介しています。
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残業が多いデイサービスの職場の特徴

公園のベンチに座り落ち込む看護師(絶望)
応募前に危険信号を察知できれば、新たな職場でも時間外労働を回避しやすくなります。ここでは共通するポイントを確認しましょう。

頻繁に求人が出ている

求人サイトやハローワークで同じデイサービスの求人が短期間に何度も出ている場合は注意が必要です。常に募集が出ている施設は定着率が低い可能性があり、残業負担も改善されていないことが多いです。

「3ヶ月ごとに同じ求人が出ている」「募集職種が毎回変わる」「募集人数が多い」などの特徴がある場合、職場環境に問題がある可能性が高いでしょう。特に小規模なデイサービスで常時2~3名の募集があるのは、離職率の高さを示唆しています。

また、求人内容の確認も重要です。急募や即日勤務可などの表現が目立つ場合は、突発的な欠員補充の可能性があります。残業についても、状況に応じてと曖昧な表現には注意が必要でしょう。

離職率が高い

面接で離職率を尋ねた際、数字を曖昧にごまかす施設は注意が必要です。具体的な数値と改善策を説明できるかが判断基準になります。

離職率が高い職場では以下のような問題が潜んでいることが多いです。

  • 慢性的な人手不足による過重労働
  • 残業や労働条件の問題
  • 人間関係のトラブル

こうした課題は必然的に残業の増加につながります。特に小規模事業所では、一人が辞めると残りの職員の負担が増え、離職と残業増のスパイラルに陥りやすくなります。

面接時には「直近1年間の退職者数」「スタッフの平均勤続年数」「長く勤めている方は何年ですか」などの具体的な質問が効果的です。

職場の雰囲気が暗い

見学時に挨拶が返ってこず、ホワイトボードの予定が更新されていない現場は情報共有不足が疑われます。結果として残業が常態化しているケースが多いです。

施設見学では、以下のような点に注目して観察がおすすめです。

  • スタッフ同士の会話の雰囲気
  • 利用者に対する声かけや対応の丁寧さ
  • 職員の表情や活気
  • 施設内の整理整頓状況

特に職員同士のコミュニケーションが少なく、黙々と業務をこなしている様子が見られる職場では、情報共有が不十分な可能性があります。情報共有が不足すると、同じ作業の重複や伝達ミスによる手戻りが発生し、結果的に残業につながるでしょう。

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デイサービスで働くメリットは?

ガッツポーズをする介護士の女性。
残業が多いケースもある一方で、デイサービスのメリットは夜勤がない、日曜定休の施設が多いなどが挙げられます。日中勤務のみのため生活リズムを崩しにくく、家庭や趣味との両立が図りやすい点はほかの介護形態にはない魅力です。

また、リハビリ型デイでは機能訓練の成果が数字で見え、利用者のADL(日常生活動作)向上を実感しやすいのもやりがいに直結します。

レクリエーションや季節行事を企画する楽しさもあり、自分のアイデアや特技を生かした活動を実施できるため、仕事に対する達成感や充実感を得やすい職場環境でしょう。

適切な職場選びと働き方の工夫によって、残業を抑えながらメリットを受けられるでしょう。まずはあなたのご希望をお聞かせください! 「どのような職場がある?」「転職で迷っている」など、どのような小さな疑問でも大丈夫です。

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残業が少ないデイサービスの職場に転職するなら

会議をする女性
デイサービスは魅力的な職場ですが、残業が多い環境では本来のメリットを十分に受けられません。適切な職場選びは、快適な介護キャリアへの第一歩となります。

残業の少ない職場を見極めるポイントは、ICT導入の有無や教育体制の充実度、残業に対する組織的な取り組みの3点です。

面接時には送迎体制や記録方法、新人サポート体制などを具体的に質問し、その回答から職場の実態を見極めましょう。

しかし、求人票や面接だけでは見えてこない情報も多くあります。表向きはよくても実態は違うとのミスマッチを防ぐには、業界に精通した専門家のサポートが不可欠です。

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