介護職の夜勤あるある

介護職にとって夜勤は昼間の業務より負担が大きく、人手不足に加えて職員の確保も難しい状態が続いています。

業務をこなしていくなかで徐々に夜勤に慣れてはいきますが、その負担は大きく、改善をあきらめている方も少なくありません。そのような夜勤ですが、多くの方が経験するエピソードを紹介します。

少しの物音にも敏感になる

夜勤中は、静寂に包まれたなかでの勤務です。わずかな音にも聞き耳を立てて業務にあたるため、神経が研ぎ澄まされます。

ペンが床に落ちた音や紙の擦れる音、換気扇の微かな異音など、何かあったのではと身構えるきっかけになります。

日中では気にならない音も、夜勤中は緊急事態に思えてしまうほど敏感になることでしょう。

いるはずの利用者がいない

定時の巡視で空のベッドを見たときの緊張感は忘れられないという方も少なくありません。

名前を呼びながら、居室やトイレを探し回り、ようやく談話室の椅子に座っている姿を見つけて、安堵とともに一気に力が抜けるという経験をした方もいるのではないでしょうか。

夜勤中に「いるはずがいない」という状況は、心臓に悪い瞬間です。

夜勤が続くと朝ドラに詳しくなる

夜勤明けの時間帯は、ちょうど朝ドラが放送される時間と重なります。

最初はたまたま目に入った程度でも、気づけば登場人物の関係性やセリフの流れまで把握するほど朝ドラに詳しくなってしまう方も少なくありません。

出勤前の同僚と今朝の話が始まり、朝ドラが共通の話題になります。

静かな夜勤は要注意

今日は静かだなと感じた瞬間こそ、気を引き締めるべきタイミングです。

そのような時に限って、ナースコールが立て続けに鳴ったり、突発的な対応が重なったりします。予期せぬ忙しさに見舞われ、静かな夜ほど嵐の前触れという暗黙の教訓を改めて痛感することでしょう。

介護職は、「ありがとう」の一言に心が救われる仕事です。そのやりがいを感じられるのも、働きやすい環境があってこそではないでしょうか。

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介護職の食事介助あるある

介護職にとって、食事介助は日常的な業務で、特に深く考えずに行っている方も少なくありません。

しかし、自分も思わず口を開けてしまったり、利用者が完食してくれる嬉しさを感じたりするなど、介護職でないと味わえない場面が多くあります。

日常の業務の中で、少しでも「やっぱり介護の仕事って奥深いな」と感じられるエピソードを持つことができれば、ゆとりを持って働くきっかけになるかもしれません。

自分もつい口を開けてしまう

食事介助をしていると、利用者さまの一口ごとに自分の口も連動して開いてしまうことがあります。

意識していなくても自然とそうなっており、ふと気づいて恥ずかしくなる瞬間もあります。

集中し、相手に寄り添っているからこその無意識の動作です。まるで一緒に食事をしているような、そんな楽しい時間に感じられるようです。

食後に「今日のごはんは何？」 と聞かれる

食事が終わった直後に、「今日は何を食べたの？」と尋ねられることがあります。最初は驚くものの、笑顔で献立を説明し直すのも大切なケアの一環です。

記憶に残らなくても、おいしかったと言っていただけることが、介護職としてのやりがいにつながります。

「食べられない」と言っていた利用者が完食する

今日は食欲がない、いらないとおっしゃっていた利用者さまが、いざ一口目を口にすると、スムーズに箸が進み、気づけば完食してしまうこともよくあります。

声かけや環境づくりが食欲を後押ししたのかもしれません。小さな変化を見逃さず、寄り添うことの大切さが重要です。

介護職の入浴介助あるある

介護職の業務のなかでも、特に身体的負担が大きい業務として入浴介助があります。この入浴介助による負担で日常的にストレスを感じている方も少なくありません。

入浴介助では、手荒れや濡れたまま対応する苦労、利用者さまの気まぐれなど介護職ならではのエピソードがたくさん存在します。

手が荒れる

入浴介助はお湯や洗剤、石けんに長時間触れるため、手荒れがつきものです。

手袋をしていても完全には防げず、ふとしたときにひび割れやかゆみに気づくことも少なくありません。

保湿剤が手放せない日々ですが、それだけ利用者の肌を丁寧にケアしている証でもあります。

自分がビショビショに濡れる

湯気のなかでの介助は、汗とお湯とで全身が濡れるのが日常です。

気をつけていても、シャワーの方向が逸れたり、浴槽から水が跳ねたりしてユニフォームまで濡れてしまうことがしばしばあります。

タオルも替えのシャツも常にスタンバイしましょう。まるで自分も一緒に入浴しているような感覚になることさえあります。

入りたがらず出たがらない

今日は入らないと頑なだった方が、いざ湯船に浸かると「気持ちいいねえ」と笑顔になることも多くの介護職が経験しているでしょう。

まだ出たくないと名残惜しそうにされる姿も珍しくありません。入浴の心地よさは、言葉よりも表情に表れるものです。

入りたがらなかったはずのお風呂から、出たくなくなってしまう。
そんな入浴介助の場面には、思わず笑ってしまうようなやりとりがたくさんあります。

介護の現場には、心温まる日常があふれています。けれど、職場環境によっては、その笑顔が少しずつ消えてしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、自分らしく笑って働ける場所を選ぶことが大切です。

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介護職のナースコールあるある

介護職はナースコールの対応など、日々ストレスの多い業務をこなしています。

ナースコールを押したことを忘れている利用者さまや、自宅でも鳴っている気がするなどのエピソードを聞いたことがある方も少なくありません。

いつ鳴るかわからないナースコールへの対応は、精神的なきつさを感じる方も多いのが実情です。

押したことを忘れている

ナースコールが鳴って駆けつけると、「何か用だったかしら」と首をかしげる利用者さまも少なくありません。緊急かもしれないと急いだだけに、拍子抜けしてしまうこともあります。

しかし、それも日常の一部です。さまざまな高齢者の方の介護を受け止めることも、介護職の大切な役割です。

ナースコールをおもちゃにされる

操作が簡単なナースコールは、時に気になるスイッチになることがあります。何度も鳴るたび駆けつけると、楽しそうにボタンを押す利用者さまもいます。

注意しつつも、叱らず丁寧に説明することで、安心感を損なわないように対応するのがポイントです。

家に帰っても鳴っている気がする

夜勤明けや連勤後、耳の奥でピンポーンとナースコールの音がよみがえることがあります。鳴っていないと分かっていても、体に染みついた反応はすぐには消えません。

仕事への集中の証でもありますが、しっかり休んでリセットする時間も大事にしましょう。

夜勤明けにナースコールの音が幻聴のように聞こえる――
そんな「介護職あるある」に思わず共感したあなたへ、お伝えしたいことがあります。

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新人介護職のあるある

介護職に限らず、誰しも新人時代がありました。新人の頃には、緊張や気遣い、慣れない業務の苦労があり辞めたくなることもあったかもしれません。

しかし、そのような新人時代があったおかげで一人立ちして介護の業務にあたることができるようになった方も少なくありません。

今の新人は大変だなと思いつつも、もっとよい環境で教えてあげたいと思えるようなエピソードを紹介します。

コーヒーや栄養ドリンクを常備している

介護職を始めたばかりでは、覚えることの多さや緊張の連続、不規則な勤務など大変なことを挙げればきりがありません。新人時代はとにかく体力勝負です。

気づけばポケットやロッカーには、コーヒーや栄養ドリンクが常備されていることも珍しくありません。

これは、大変な業務を乗り越えたいという気持ちの表れでもあります。

年下の先輩に気を使われる

年齢では自分の方が上でも、経験では相手が先輩ということも少なくありません。

業務中に年下の先輩が気を遣ってくれる姿に、申し訳なさとありがたさを感じることもあるでしょう。

丁寧に教えてくれる姿勢に助けられながら、少しずつ年齢よりも経験がものを言う世界に慣れていきます。

職場に馴染めずすぐ退職してしまう

介護職では理想と現実のギャップ、人間関係、業務の厳しさが常に付きまといます。

新人が職場に馴染めず、短期間で退職してしまうケースは珍しくありません。残された職員にも寂しさと課題が残ります。

新人を受け入れる側の雰囲気づくりやサポートの重要性を、改めて考えさせられるきっかけになることでしょう。

新人時代に手が荒れた日々や、栄養ドリンクを常備していた記憶は誰しも持っていると思います。

そんな頑張る自分を、もっと大事にしませんか。

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まだある！介護職の日常あるある

介護職は、利用者さまの日常に寄り添って介護を行います。人間対人間の関係性を築いていくうちに、さまざまな経験をします。

介護職でしか経験することのないエピソードをいくつか紹介します。

• 私服でも職員さんですか？と聞かれる
• 手袋を外した直後にナースコールが鳴る
• 利用者の口癖がうつる
• トイレという単語に敏感になる
• 夜勤明けの達成感が異常に大きい

休日に買い物や外出をしていても、利用者やご家族に気づかれて声をかけられることがあります。ユニフォームを着ていなくても、なぜか職員だとわかってしまうことも少なくありません。

また、業務が終わったと思って手袋を外した瞬間にナースコールが鳴るという経験をする方も少なくないようです。

手袋をもう一度つけ直して向かうという、タイミングの悪さは介護職なら一度は経験することでしょう。

そのほかにも、毎日のように聞いているうちに、ありがとねやもう歳だからねえなど、利用者さまの口癖が自然と自分の会話にも出るようになることもあります。

特に地元出身でない利用者さまの生まれ故郷の方言なども移ってしまうことがあるようです。

普段生活しているなかでも、会話のなかでトイレという言葉を聞くと、反射的に体が反応してしまうことが少なくありません。

最後に介護職のなかでよく共感を得られるのが、夜勤明けです。

一晩中気を張って過ごした後の朝、無事に引き継ぎが終わると、どっと疲れが押し寄せると同時に何とも言えない達成感に包まれるということがよくあります。

自分に合った職場で介護職として活躍しよう

介護職を続けていて、「このままでいいのかな」と、ふと感じる瞬間はありませんか。

介護の仕事は好きなものの、夜勤の負担や人間関係、評価への不満などにより、今の職場にしっくりこないという方は少なくありません。

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