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2026.10.2

介護施設で働く職員の職種一覧と仕事内容|施設ごとの違いや失敗しない求人の選び方

「介護施設にはどのような職種があるの?」「施設ごとに仕事内容は違うの?」と、疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

介護施設では介護職員だけではなく、ケアマネジャーや生活相談員、医療職員などの多職種が連携しながら利用者の生活を支えています。

また一口に介護施設といっても、特別養護老人ホームからデイサービスまでいろいろあり、介護職員に求められる仕事内容や働き方も自ずと変わってきます。

この記事では介護施設で働く主な職員や仕事内容・施設ごとの違い・役立つ資格・給与水準や収入アップのポイントについて詳しく解説していきましょう。

自分に合った職場を見つけるためにも、ぜひ参考にしてください。

介護施設で働く主な職員の種類と仕事内容

介護施設で働くといっても、さまざまな職種があります。介護施設では多職種が連携して利用者の生活を支えており、また施設によって配置される職種や人数は異なります。

職種ごとに役割や必要な資格は異なるので、それぞれの仕事内容を事前に理解しておくと、自分に合った働き方を見つけやすくなるでしょう。

ここでは、介護施設で働く主な職員の種類と仕事内容について紹介します。

介護職員

介護職員の主な仕事内容は、利用者に対して食事・入浴・排泄・移動などの日常的な生活支援を直接行うことです。

国家資格である介護福祉士のほか、初任者研修などの資格保持者が介護職員として働いている場合もありますが、無資格の状態から仕事を始めることも可能です。

また施設やサービス内容により、朝夕のみ・夜間のみ・短時間勤務など多様な働き方ができます。

介護職員は、利用者に寄り添い身近な存在として支援する職種です。

ケアマネジャー

ケアマネジャーの正式名称は、介護支援専門員です。利用者や家族の相談窓口として、介護サービスを組み合わせてコーディネートします。

具体的には、以下のような仕事があります。

このようにケアマネジャーは利用者や家族の希望を踏まえながら、サービス全体を管理・調整し、介護計画を作る職種です。

ケアマネジャーになるためには、資格が必要です。

資格取得までの流れは、以下のとおりです。

また、資格取得後も専門性を高めるための継続的な研鑽が求められており、ケアマネジャー資格は更新制となります。

生活相談員

生活相談員の主な仕事は、以下のとおりです。

生活相談員は介護老人保健施設では、支援相談員とも呼ばれています。

生活相談員とケアマネジャーは、どちらも利用者とサービスをつなぐ調整役である点は共通していますが、重点を置いている業務内容や必要な資格には明確な違いがあります。

ケアマネジャーが介護サービス全体を調整するのに対し、生活相談員は施設利用に関する相談や手続きを担当する職種です。

生活相談員になるために、必須とされている資格要件は定められていません。しかし、介護老人保健施設などは社会福祉士などの資格を持つ方がこの職種として活躍しているケースが多く見られます。

医師や看護師などの医療職員

介護施設で働く医療職員はそれぞれの専門性を活かしながら、チームで利用者の健康管理や自立支援を担っています。

医師は利用者の医学的管理を統括し、必要に応じて看護職やリハビリ専門職などの医療職員に指示を出す職種です。

看護師や准看護師は、医師と協力して利用者のバイタルチェックや医療処置を行います。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハビリ専門職は、利用者の状態を評価したうえで、リハビリ計画の作成や専門的なリハビリの提供を担う職種です。

管理栄養士・栄養士は利用者の栄養状態の維持・向上のため、栄養価だけでなく食事の硬さも含めた食事全般のコーディネートをします。

薬剤師は調剤や服薬管理を担当し、歯科衛生士は口腔ケアの専門家として利用者を支える仕事です。

これらの医療職員は単独で動くのではなく、介護職員などほかの職種と協働して利用者をサポートしています。

事務職や厨房スタッフ

介護施設で働く事務職の役割は、施設の窓口機能や施設運営の基礎となる事務部門全般を担うことです。

また、施設によっては行事の際に介護職員などのケアスタッフと一緒に活動することもあるようです。

介護事務管理士という民間資格は存在しますが、介護施設で働く事務職にとって資格を持っていることは必須条件ではありません。資格がなくても働けます。

介護施設で働く厨房スタッフの役割には、調理師と調理補助職があります。調理師には調理師免許が必要ですが、調理補助職は資格がなくても働ける職種です。

介護施設の厨房には、利用者の好みや栄養状態、さらには嚥下機能を考慮した調理が求められます。そのため、管理栄養士などの専門職と協働して調理する必要があり、やや専門性が高い職種だといえるでしょう。

【施設の種類別】介護施設職員の役割の違い

一口に介護施設といっても、さまざまな施設があります。施設ごとに利用者の介護度やサービス内容は異なってくるため、介護職員に求められる役割や働き方にも違いがあります。

自分に合った職場を見つけるためにも、どういった介護施設があるのか理解しておくことが必要です。

ここでは、主要な介護施設についてそれぞれ紹介します。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、重度の介護状態であるため自分の家で自力で過ごすことが難しい方が優先的に入所し、終身利用を前提としている施設です。

2015年の介護保険法の改正により、新たに入所する場合は原則として、要介護3以上の認定を受けていることが条件となっています。

ただし、認知症や家族による介護が困難なケースなどでは、要介護1・2でも特例的に入所が認められることがあります。

特別養護老人ホームでの介護職員の役割は、利用者の身体介護が中心です。

また、24時間体制で利用者を支えるため、介護職員が夜勤を担当することが一般的です。

夜勤回数は施設によって異なりますが、特別養護老人ホームにおける2交替夜勤の平均は月4.3回と報告されています。

求人を選ぶ際は、夜勤回数や夜勤体制を確認しておくことが大切です。

介護職員として身体介護スキルを高めたかったり、長期的に利用者と関わりたいと思っていたりする方に向いている職場です。

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介護老人保健施設

介護老人保健施設は、介護を必要とする高齢者の自立支援と在宅復帰を目指す施設です。

そのため、リハビリが重視されており、住み慣れた家での生活に戻れるように支援する中間施設としての役割を担っています。

リハビリプログラムのなかには、認知症短期集中リハビリテーションや、R4システムを活用した公益社団法人全国老人保健施設協会が開発したケアマネジメント方式を活用した科学的な介護が行われている施設も少なくありません。

介護老人保健施設での介護職員には、医師・看護師・リハビリ専門職との連携が求められます。

そのため、チーム医療・ケアを実践し、専門性を高めながら利用者の在宅復帰を支えたい方に向いている仕事だといえるでしょう。

有料老人ホーム

有料老人ホームは民間法人が運営していることが多く、提供しているサービスは施設によってさまざまなため、利用者の対象も自立している方から要介護者まで幅広いです。

介護職員は、利用者の生活支援や身体介護を行います。

また施設によっては、地域交流などのイベント運営も行っているので、その企画や運営を担うこともあるでしょう。

利用者にとって有料老人ホームは、特別養護老人ホームに比べて費用は高額になりやすいものの、個室中心で生活環境がよくレクリエーションが充実していると認識されています。

介護職の専門性を高めること以外に、接客スキルを身につけたい方や向上させたい方には向いている仕事だといえるでしょう。

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グループホーム

グループホームは、正式には認知症対応型共同生活介護と呼ばれている介護サービスです。

認知症の高齢者が、介護職員の支援を受けながら5〜9人程度の規模で共同生活を行う施設です。家庭的な環境のなかで、できることは自分で行いながら生活を続けることを目的としています。

グループホームでは、家事・炊事・趣味など利用者がこれまで経験してきたことや慣れ親しんできたことを介護職員がサポートしながら行います。

ゆったりとした家庭的な環境のなか、共同生活で認知症の方の残存能力を活かし、できることを続けることを重視している施設です。

つまり、グループホームで働く介護職員は、利用者ができることを維持・発揮できるように支援する生活支援の専門職といえるでしょう。

また、利用者の状態に応じて、身体介護や健康管理も行います。

「利用者と深く関わりたい」「認知症ケアを学びたい」「家庭的な雰囲気が好き」な方に向いている仕事です。

デイサービス

デイサービスの正式名称は、通所介護です。自宅で生活している要介護高齢者が日帰りで通う介護保険サービスのことを指します。

利用者は、入浴・排泄・食事などの介護・機能訓練を施設で受けます。

また、利用者が楽しくデイサービスに通えるように書道・陶芸・生け花・リズム体操などのレクリエーションも行われていることが一般的なようです。

デイサービスで働く介護職員の仕事は以下のようなものがあります。

デイサービスの介護職員の仕事には、夜勤がほぼなく、比較的自立度の高い利用者が多いことが特徴です。また、レクリエーションで利用者を笑顔にでき、送迎時などには家族と直接コミュニケーションを取る機会もあります。

「夜勤なしで働きたい」「利用者と楽しく関わりたい」「子育てと両立したい」方には向いている仕事です。

訪問介護事業所

訪問介護事業所は、ホームヘルパーと呼ばれる訪問介護員が利用者の自宅を訪問して身体介護や生活支援を行う介護保険サービスです。

利用者にとって慣れ親しんだ環境で、自分らしい生活を続けられるように支援することが目的であるため、利用者一人ひとりの生活習慣や価値観に沿った支援が求められます。

一方、訪問介護で提供できるサービスは介護保険制度で定められており、主に下記の3つに分類されています。

訪問介護事業所の介護職員の仕事は、基本的には利用者と1対1で関わるため、利用者との信頼関係は築きやすいです。

また、施設介護と比較すると勤務時間の多くを利用者宅で過ごすため、職員同士の人間関係に悩みにくいともいえるでしょう。

一般的な訪問介護事業所は日勤が中心で、夜勤が少ないのも魅力の一つです。

一人で働くのが好きな方、夜勤を避けたい方、自分のペースで働きたい方に向いている仕事です。

介護職員として施設で働く際に役立つ資格

介護施設のなかには、無資格の方・未経験の方でも働ける職場はあります。

しかし、資格を取得すれば専門知識や介護技術を身につけられるだけでなく、担当できる業務の幅が広がります。

将来的に、キャリアアップや収入アップを希望している方は資格の取得がおすすめです。

介護職員として施設で働く際に役立つ資格はいろいろありますが、ここでは主な4つの資格について下記に取り上げます。

介護職員初任者研修は、介護の基礎を学べる入門資格として知られています。訪問介護員を目指している場合は、原則としてこの資格が必要です。

さらに、所定の実務経験を積んだ後に介護福祉士実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験要件を満たします。また本研修を修了すると、訪問介護事業所においてサービス提供責任者になることもできます。

介護福祉士は介護分野で唯一の国家資格です。そのため、施設内での評価やキャリアアップにつながりやすいです。厚生労働省の処遇改善施策では、介護福祉士が優遇対象になることが少なくありません。

また、介護福祉士の資格はどの介護施設においても高く評価されるため、転職にも強いといえるでしょう。

もし介護福祉士になった後に、利用者の介護サービス全般を調整して介護計画を立てられる職種にキャリアチェンジしたいと思ったら、ケアマネジャーを目指すことも可能です。

ケアマネジャーは、身体介護中心の仕事内容から卒業し、給与アップを狙いたい場合におすすめの資格です。長く介護業界で働いていきたい場合は、視野に入れてもよい資格だといえるでしょう。

介護施設によっては、資格取得支援制度を設けていることも少なくありません。

働きながら資格取得を目指したい方は、職場に研修費用補助や受講支援制度があるかどうか確認しておくことをおすすめします。

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介護施設職員の気になる給与水準

「介護施設で働くと、いくらもらえるのだろう?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、介護職員の平均年収や、収入アップの方法について紹介します。

介護施設職員の平均年収

介護施設職員の給与は、施設の種類や地域・保有資格・経験年数などによって異なってきます。

厚生労働省が実施した2024年度介護従事者処遇状況等調査によると、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所に勤務する常勤介護職員の平均月給は338,200円でした。

近年は、処遇改善加算の拡充により、介護職員の賃金改善も進められています。

なお、介護福祉士やケアマネジャーなどの資格や役職によって給与水準は異なり、経験を積むことで給与アップも期待できます。

介護施設職員の収入アップ方法

収入アップを目指すなら、以下の3点について考えましょう。

介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士などの資格を取得すると、資格手当の支給や昇給につながる場合があります。

特に介護福祉士は介護分野で唯一の国家資格で、多くの施設で評価されており、転職時にも有利です。

また、ユニットリーダーや主任、管理職などの役職に就くことで役職手当が支給される場合もあります。

さらに介護施設によっては、介護職員等処遇改善加算を取得して、職員の賃金改善に積極的に取り組んでいます。

転職活動では基本給だけではなく、各種手当や処遇改善加算の有無、資格取得支援制度なども確認することが大切です。

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介護施設職員として働くメリットとやりがい

介護施設職員の仕事は、利用者の日常生活を支えながら、その方らしい生活をサポートすることです。

身体的な負担がある一方で、人の役に立っているという実感を得やすく、社会にとってなくてはならない仕事です。

介護施設職員の仕事は、利用者や家族から感謝される機会が多い仕事です。また、利用者の状態が改善し、自立した生活を再び送れるようになる姿を見られることは、大きな達成感につながります。

専門性を高めながら成長できる点もこの仕事の魅力です。

施設によって働き方や職場環境は異なるため、自分に合った職場を選ぶことが、長くやりがいを持って働くためのポイントだといえるでしょう。

自分に合った介護施設の求人の選び方

介護施設にはいろいろな種類があり、仕事内容や働き方にも違いがあることを見てきました。

例えば特別養護老人ホームは身体介護が中心、デイサービスはレクリエーションや日中支援が中心など、施設によって求められる役割は異なります。

では、これらのなかで自分に合った職場はどこなのでしょうか。

長く働き続けるためには、給与や勤務地だけではなく、職場環境や教育体制なども含めて総合的に判断していく必要があります。

ここでは、就職・転職で失敗しないための具体的なチェックポイントについて紹介します。

事前の施設見学で職場の雰囲気を確かめる

事前の施設見学では、求人票だけではわからない情報を確認することが重要です。

例えば、以下の項目について確認してください。

事前に、職場を実際に見学して雰囲気を確認することは、入職後のミスマッチ防止につながります。

研修制度や資格取得支援が充実している施設を選ぶ

未経験から介護職を目指す場合は、教育体制が整っている施設を選ぶことが重要です。

また資格取得支援制度がある施設なら、働きながら介護福祉士などの資格取得を目指しやすく、キャリアのステップアップにつながることでしょう。

就職・転職時には、介護職員のスキルアップに対して施設がどのような配慮をしてくれているのかを確認することが大切です。

介護施設職員の仕事や魅力を理解して理想の職場を見つけよう

介護施設では、介護職員だけではなくケアマネジャーや生活相談員、医療職員などの多職種が連携しながら利用者の生活を支えています。

また、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・有料老人ホーム・グループホーム・デイサービス・訪問介護事業所などの施設の種類によって介護職員の仕事内容や働き方は変わってきます。

自分がどのように働きたいのか、どのようなキャリアを築いていきたいのか、これらをきちんと考えて職場を選ぶことが大切です。

介護の仕事は、利用者や家族から感謝される機会が多く、専門知識や技術を身につけながら成長できる魅力があります。

求人を探す際は給与や勤務条件だけでなく、職場の雰囲気や研修制度、資格取得支援制度なども確認しましょう。

もし自分に合う職場がどこなのか、目指すべきキャリア形成のためには何が必要なのか、迷ったら一度ハッシュタグ転職介護に相談してみませんか?

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