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2025.6.4

介護職の男女比は?男性が少ない理由と男性介護士のメリット・デメリットを徹底解説

介護職は女性が多数のイメージがありますが、実際の男女比はどの程度でしょうか?

これから介護職への就職を検討している男性にとって、職場の男女比は重要なポイントです。

本記事では、介護職の職種別の男女比や、男性が介護職で働く際のメリット・デメリットなどを解説します。

これまで男性が少なかった理由や、今後の需要予測なども踏まえて、介護業界でどのようなキャリアを積めるかイメージしてみましょう。

高齢化による介護需要の高まりにあわせて、男性介護士の需要も高まると予想されています。

介護職を検討中の方が、実際の働き方をイメージする参考になれば幸いです。

介護職の男女比の現状とは?

介護福祉士の若いスタッフ
介護職は女性の仕事というイメージがありましたが、近年では男性の介護職員も増えてきています。

しかし、全体の比率としてはまだまだ女性の割合が多く、男性介護士は少ないのが現状です。

介護職を検討している男性にとっては、職場の男女比は気になるポイントでしょう。

ここでは、介護労働安定センターが実施した介護労働実態調査の回答者データをもとに、2023年時点での介護職の男女比を解説します。

介護職全体の男女比

介護職全体の男女比は、2023年度で23.0:73.9となっています。

無回答が3%ありますが、どちらにしても女性が圧倒的な割合を占めていると考えてよいでしょう。

介護職にはさまざまな職種があり、ここでは以下の7つに分類されています。

  • 施設介護職員=27.2:72.4
  • 訪問介護員=16.6:83.0
  • 生活相談員=33.9:65.7
  • サービス提供責任者=21.3:78.3
  • 看護職員=8.0:91.7
  • PT・OT・ST=62.3:37.7
  • 介護支援専門員=20.6:79.0

ほとんどの職種で女性のほうが多くなっていますが、唯一男性が62.3%と多数になっているのがPT・OT・ST(言語聴覚士・理学療法士・作業療法士)です。

身体や聴覚のリハビリなどを担当する分野では、男性が女性よりも多数となっています。それ以外では女性が多く、特に看護職員では女性が91%と圧倒的に女性多数の職場です。

施設介護での男女比

介護施設にいるシニア男性と介護職員の男女
介護職のなかでも、施設介護職員に限定すると、男女比は27.2:72.4となっています。

介護施設は男性の利用者も多く、力仕事など体力が求められる業務もあることから、男性職員の割合はほかの介護職種に比べると高い傾向にあります。

訪問介護での男女比

訪問介護員に限定すると、男女比は16.6:83.0と、女性の割合が高くなります。

利用者の自宅を訪問し、直接介護サービスを提供するという仕事の性質上、女性職員の需要が特に高い職種です。

とはいえ、近年は男性の訪問介護員も16.6%まで増加しています。

男性ならではの体力や特性を活かしたり、女性利用者への配慮を工夫したりすることで、訪問介護は男性も活躍できる職種へと変化しているといえるでしょう。

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介護職で男性が少ない主な理由

ベッドでお年寄りの男性を起こす介護士
介護職員は女性の割合が高く、男性が少ないのが現状です。男性も活躍できる職場ではありますが、なぜ男性が少ないのか理由を考えてみましょう。

男性が介護職を目指す場合には、どのような問題があるのかを事前に知っておくことも重要です。

その問題をクリアできれば、介護職は男性にとっても魅力的な職場となるでしょう。

現状、介護職に男性が少ない理由は、主に以下の3つです。

  • 収入に対する不安
  • 業務内容の一部制限
  • 職場環境が女性中心

それぞれの内容を解説します。

収入に対する不安

厚生労働省が運営する職業情報サイトによると、施設介護員の平均年収は371.4万円となっています。訪問介護員の場合は、ほぼ同様の390万円です。

これは日本人の平均年収460万円と比較すると、やや低い水準となっており、収入に対する不安が大きいのが現状です。

介護職を辞めた方の理由として収入の低さをあげる割合は、女性が15.1%に対して男性は22.8%と高くなっています。

収入に対する不安や不満は、男性にとっては大きな問題といえるでしょう。

業務内容の一部制限

食事を提供する女性スタッフ
介護職の業務内容には、排泄介助や入浴介助もあり、女性利用者への介護が一部制限される場合があります。

女性の介護員は男性にも女性にも対応できるのに対し、男性は女性利用者に対応できないとなると、施設側は女性を優先して採用するでしょう。

しかし、男性利用者が男性介護員を希望するケースもあるため、男性介護員の潜在的な需要は高いと考えられます。

職場環境が女性中心

現状では介護職の大半が女性であるため、どの職場も女性中心の環境となっています。男性が少数派として職場に馴染めるかどうかも、大きな問題といえるでしょう。

介護職を辞めた理由として、男女ともに職場の人間関係の問題が最多で、女性の33.5%に対して男性は37.9%となっています。

女性中心の職場に馴染めずに辞めてしまう男性は少なくないため、職場選びや人間関係を円滑化するための工夫が重要になるでしょう。

職場選びや人間関係がうまくいくか不安な方は、一度ハッシュタグ転職介護にご相談ください。ハッシュタグ転職介護は、人とトコトン向き合い、サポートしています。

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男性が介護職として働くメリット

メリット
女性が多数を占める介護職ですが、そのなかで男性が働くメリットを解説します。

男性ならではの特徴を活かし、介護職の将来性を考えれば、男性にとっても魅力的な職場となるでしょう。

男性が介護職で働くメリットは、主に以下の3つです。

  • 体力・腕力を活かせる場面が多い
  • 人間関係の調和に貢献できる
  • 長期的に安定して働きやすい

それぞれの内容を解説します。

体力・腕力を活かせる場面が多い

介護職で男性が求められる場面は、第一に体力・腕力が必要な仕事です。

体格の大きな利用者さんを介護するときや、大量の洗濯物を運ぶときなどは、男性の体力が役に立ちます。

体力に自信がある方でなくても、一般的な男性は女性よりも体力があることがほとんどであるため、体力が必要な仕事では男性介護士は喜ばれるでしょう。

介護職は体力仕事といえる場面が少なくないため、施設介護・訪問介護に関わらず、どの職場でも男性は求められています。

人間関係の調和に貢献できる

福祉系の男女スタッフ
介護職は女性の割合が多く、職場によっては女性だけしかいないケースも少なくありません。

女性中心の社会に男性が加わることで、性別のバランスが取れて人間関係がよくなる場合もあります。

アメリカの研究では、科学研究の分野において、同性のみのチームよりも男女混合のチームのほうが優れた成果を生み出せる確率が高いことが報告されています。

職場に異性がいることで振る舞いが丁寧になったり、働くモチベーションが高まったりすることで、チームの仕事が円滑に進むでしょう。

長期的に安定して働きやすい

介護職は社会になくてはならないインフラであり、高齢化がすすむ日本ではさらなる需要の増加が予想されています。

一方で介護業界は慢性的に人手不足であり、貴重な男性介護職員はどの職場でも重宝されるでしょう。

そのため、介護職は男性にとって長期で安定して働ける仕事であり、将来的な安定を求める方に適しています。

2023年度の調査では、男性介護職員の17.5%が20年以上介護職で働き続けています。

また、60歳以上でも介護職で働き続けている方が18.8%おり、高齢になってからも働き続けられる職業です。

男性が介護職として働くデメリット

デメリット
男性が介護職で働く際に、事前に知っておきたいデメリットも解説します。

介護職に男性が少ない理由や、男性介護士が実際の仕事現場で直面する困難なども、就業前に理解しておきましょう。

実際の職場によって異なる部分もありますが、男性が介護職で働く際に知っておきたいデメリットは、主に以下の2つです。

  • 利用者に介護を拒否される場合がある
  • 女性中心の環境で孤立する可能性がある

それぞれの内容を解説します。

利用者に介護を拒否される場合がある

介護職の仕事では、排泄介助や入浴介助のほか、着替えの介助などもあります。

利用者さんの裸を見たり肌に触れたりする仕事では、女性の利用者さんから男性介護士は拒否されることが少なくありません。

場合によっては心ない言葉をかけられて、傷つくこともあるでしょう。

また、男女に関わらず、利用者さんから異性の介護士へのセクハラを受ける可能性もあります。

一方で、男性の利用者さんに対しては、男性介護士が対応したほうがスムーズにいくケースも少なくありません。

女性中心の環境で孤立する可能性がある

介護職は女性職員が多数を占めているため、女性だけでグループを形成し、男性が孤立してしまう可能性があります。

職場で孤立すると、人間関係の悩みが深まり、離職の原因にもなります。

男性介護士の離職理由で常に上位となっているのが、職場での人間関係です。

女性の職場で孤立しないためにも、女性とのコミュニケーションスキルは必須となるでしょう。

また、職場は職場と割り切って、業務以外の人間関係は積極的に作らないことも一つの方法です。

介護職の仕事の仕事においてデメリットに感じる部分に悩む場合、ぜひハッシュタグ転職介護の無料相談をご活用ください。

ハッシュタグ転職介護では入社前はもちろん、入社後も定期的にヒアリングを実施し、サポートしています。

「利用者さんとコミュニケーションがうまくいかない」「ほかのスタッフとの関係がぎこちない」など、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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男性介護士の将来性と需要

タブレットを持つ介護福祉士
男性の介護士に対する需要の推移や、将来性を解説します。

これから介護職を目指す方にとって、長く働ける仕事なのか・キャリアアップの可能性はあるのかは、仕事選びの重要なポイントです。

介護職全般の今後の需要推移や、特に男性の介護職員に求められる役割を理解しておきましょう。

高齢化に伴う男性介護士のニーズ

少子高齢化が続く日本では、今後も介護職員のニーズは高まっていくものと考えられています。

特に、介護職は体力が必要な仕事であるため、男性へのニーズは以前にも増して高まっていくでしょう。

2040年には、日本の人口の35%が65歳以上となると予想されており、介護が必要な方も現在より増える可能性は極めて高いでしょう。

これまでは女性が多数を占めていた介護職は、男性にとっても働きやすい仕事へと変化することが求められています。

介護業界は慢性的な人手不足が続いており、人材確保のために給与や待遇の改善が続いています。

これまで男性が介護職を敬遠する原因となっていた、給与の低さや労働時間の長さは年々是正されており、この傾向はこのまま続くでしょう。

これからの介護職は、男性にとっても長期的に安定して働きやすく、魅力的な仕事といえます。

男性職員に求められる役割

シニア男性に食事の介助をする男性
介護職の現場で男性に求められる役割は、まずは男性ならではの体力を活かして活躍することです。

以前より介護職は体力仕事といわれており、それでも多数を占める女性が懸命に働いてきました。

男性が介護職に入ることで、それぞれの性別の強みを活かした働き方ができるようになり、双方にとって働きやすい職場となるでしょう。

また、男性の利用者さんが、男性の介護士を希望するケースも少なくありません。

排泄介助や入浴介助を女性にやってもらうことに抵抗がある男性は少ないため、利用者さんの尊厳を守るためにも同性介護は重要な課題です。

これまでは男性介護士が少なかったために異性による介護が受け入れられてきましたが、今後の同性介護ニーズの増加によって、男性介護士の需要も高まると予測されます。

男性の介護職員が経験を積んで新入社員を指導できる立場になれば、新しい男性職員にとっても心強い存在となります。

男性が少なすぎる職場に就職したいと考える男性は少ないため、男性の管理職がいることで求人にも役立つでしょう。

介護職に関する資格はさまざまあり、介護支援専門員(ケアマネージャー)や介護福祉士の資格を取得すれば、キャリアアップも目指していけます。

介護職に向いている男性の特徴

高齢者女性と男性スタッフ
介護職が男性にとっても魅力的な仕事と理解できても、自分が介護職に向いているかどうかわからず、不安になっている男性は少なくありません。

これまで女性が多数だった仕事であるため、男性がスムーズに働けるのか不安に感じるのは当然でしょう。

ここでは、介護職に向いている男性の特徴を解説します。

以下の3点のうち一つでも当てはまる方は、介護職に向いているといえるでしょう。

  • コミュニケーション能力が高い
  • 体力があり柔軟な対応ができる
  • 人を支えることにやりがいを感じる

それぞれの内容を解説します。

コミュニケーション能力が高い

介護職にとって重要な能力は、人とのコミュニケーション能力です。

介護職は常に利用者さんと触れ合う仕事であり、利用者さんのデリケートな部分に触れることも多々あります。

身体が思うように動かなくなってしまったことに、悩みを抱える利用者さんも少なくありません。

このような方々と円滑にコミュニケーションして、希望を持って生きてもらうためにも、介護職員のコミュニケーション能力は極めて重要になります。

また、介護職はチームで行う仕事であるため、職場の同僚との円滑な人間関係醸成も欠かせません。

周りの同僚をサポートしたり、サポートをお願いしたりと綿密なコミュニケーションを取り、チームを円滑に動かす必要があります。

大人数のチームでの仕事やスポーツなどの経験があり、人とのコミュニケーションが得意な方は介護職に向いています。

体力があり柔軟な対応ができる

介護ベットをセッティングする訪問介護士
介護職は、体力や腕力が求められる場面が多く、男性ならではの体力が役に立ちます。

入浴介助や着替えの介助などでは、利用者さんの身体を持ち上げたり、体位変換をサポートしなければいけません。

また、大量の洗濯物や食材・その他の機材など、施設では大きな荷物を運ぶ場面が多くあります。

体力のある介護職員はさまざまな場面で頼られ、なくてはならない存在として活躍できるでしょう。

また、心身の衰えた利用者さんを介護する際には、事故や不測の事態が発生することも少なくありません。

どのような場面でも冷静に対応し、柔軟な判断ができることも介護職の適性の一つです。

人を支えることにやりがいを感じる

介護職で働くうえで、大きなやりがいとなるのが利用者さんからの感謝の言葉です。

日々の介護を通して利用者さんとの絆が生まれ、年長の利用者さんから教えられることも多々あります。

人の役に立ち、人に感謝される仕事をしたいと考えている方は、介護職が向いているでしょう。

現役介護職員への調査では、介護職を選んだ理由として、働きがいのある仕事だと思ったからが42.3%となっています。

また、人や社会の役に立ちたいからも27.4%となっており、介護職を選んだ方の多くがやりがいの部分を重視していることがわかります。

介護職には大変な部分もありますが、人の役に立てるやりがいを感じられる方なら、乗り越えていけるでしょう。

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男女比を理解して自分らしい介護職のキャリアを築こう

食事介助する男性スタッフ
介護職の男女比や、男性が働く際のメリット・デメリットなどを解説してきました。

介護職はこれまで圧倒的に女性が多数を占める職場でしたが、近年では男性介護士の需要が増加しています。

なかでも、施設介護職員は訪問介護職員に比べて男性でも働きやすく、男性の比率も高まっています。

女性中心の介護職で男性が活躍する場面は、男性利用者さんへの同性介護や、体力の必要な仕事などです。

少しづつ男性が増えて管理職も増えていけば、新たな男性職員も入社しやすくなるでしょう。

高齢化によってますます介護職の需要が高まるなかで、介護職は男性にとっても長期に安定して働ける魅力的な仕事です。

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