介護福祉士国家試験の合格率と難易度

介護福祉士国家試験の合格率や難易度が気になる方も多いでしょう。
介護福祉士国家試験の合格率は、第33回から第37回の近年5年間で70〜80%です。合格率としては高い水準といえるでしょう。
合格率と難易度を理解できるよう、介護福祉士国家試験の合格率推移や外国人の合格率について詳しく解説していきます。
介護福祉士国家試験の合格率推移
介護福祉士国家試験の合格率推移は、年度ごとに大幅に変動しています。
介護福祉士国家試験の近年の合格率は、以前より約20〜30%高くなってきています。
具体的な数字としては、第3回から第28回までは、約40〜60%の合格率でした。
しかし、第29回から第37回までの近年の合格率は、約70〜80%と高くなってきています。
介護福祉士国家試験に合格できるか不安に感じている方でも、基本的な介護知識を身につけることで合格しやすい試験であるといえるでしょう。
外国人の介護福祉士国家試験の合格率と受験状況
外国人の介護福祉士国家試験の合格率と受験状況について、特定技能と技能実習で差があります。
外国人の介護福祉士国家試験の合格率は、特定技能と技能実習のいずれも第36回と第37回で30〜50%です。
一般の合格率と比較すると、合格率は低いといえるでしょう。
第36〜37回で行われた特定技能1号と技能実習それぞれの合格率は、以下のとおりです。
また、外国人の介護福祉士国家試験の受験状況としては、特定技能1号の外国人受験者が増加しています。特定技能1号は、技能実習よりも新しく創設された制度です。
特定技能1号の第36回受験者数は約2,000人から、第37回では約5,000人と約2.5倍に増えています。
外国人の合格率や合格者数は、一般受験者と比較すると少ないですが、適切に試験学習を進めることで合格することが可能です。
介護福祉士国家試験の合格基準ライン

介護福祉士国家試験の合格基準ラインは、第38回試験から新しく設定されています。
新しい合格基準ラインを理解しておくと、自分の弱点や学習計画の優先度が判断しやすくなるでしょう。
具体的な新しい合格基準について、解説していきます。
介護福祉士国家試験の新しい合格基準
第38回試験から新しい合格基準が設定されています。
新しい合格基準は、以下の3つです。
まず、問題の総得点の60%程度の正答率が合格基準として設定されています。
第37回以前では、約70〜75点が合格基準だったため、基準点が下がっています。
次に、試験科目すべてで1点以上を取ることが必須です。試験科目は13科目に分かれており、いずれの科目でも1問以上正解することが合格につながります。
科目を絞って学習するのではなく、全体的に学ぶことが大切です。
3つ目に、総得点で合格基準に満たない場合、A・B・Cの3つのパートごとに合否判定が行われます。
合格基準を満たしたパートは、2年後まで合格扱いとなり受験する必要がなくなります。
例えば、AとBパートに合格できれば、翌年はCパートに合格するよう学習すればよいということです。
新しい合格基準によって、合格しやすくなっていることが挙げられます。
パート別の合格基準と合格者数

第38回の結果から、パート別の合格基準と合格者数について解説します。
パート別の合格基準は、以下のとおりです。
また、パートごとの合格者数は、以下のとおりです。
Bパートは合格者数の低さから、難易度が高いパートであるといえるでしょう。
ただし、難しい問題や苦手なパートがあっても翌年不合格のパートに絞って学習できるため、学び続けることで合格しやすい仕組みになっているといえるでしょう。
第38回試験から始まったパート合格制度の仕組み

第38回試験からパート合格制度という仕組みが新たに始まりました。
パート合格制度の仕組みを理解することで、自分に必要なポイントを計画的に、効率よく学習できるでしょう。
具体的なパート合格制度の概要や免除の範囲、注意点について解説していきます。
パート合格制度の概要と免除の範囲
パート合格制度とは、A・B・Cの3つのパートに分かれてそれぞれで合否判定がされる仕組みのことです。
試験に落ちてしまっても、翌年挑戦することで、合格しやすい仕組みになっているのが特徴です。
パート合格制度のメリット
パート合格制度のメリットは、前年落ちた科目だけの学習に絞れるため、効率的に学ぶことができる点です。
介護福祉士の試験範囲が広くて学習しきれないと悩んでいる方でも、翌年は落ちた科目に絞って重点的に学習できます。
忙しいなかで学習時間が足りず不合格になっても、翌年諦めずに再度受験することで、介護福祉士の資格を取得できるでしょう。
パート合格制度の注意点

パート合格制度の注意点としては、資格取得がしやすい仕組みであるために学習が手薄になり、受験回数を増やすことで受験費用がかかってしまう点です。
パート合格制度により、翌年は不合格になったパートだけに絞って学習しやすくなります。
介護の知識は、不合格のパートだけでなく全体を学習することで、知識の定着を図ることができます。
そのため、不合格のパートに重点を当てながら、関連するほかのパートの学習も必要です。
また、受験回数が増えることで受験費用がかかってしまいます。1回の受験費用は18,380円です。
再受験する場合、同じ18,380円を負担する必要があります。
合格しやすい仕組みになったからといって手を抜くのではなく、1回で合格する意識で試験に臨むことが大切です。
落ちても来年受けやすい仕組みになったと考えておくのがよいでしょう。
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介護福祉士国家試験の合格率を他資格と比較

介護福祉士国家試験は、ほかの介護系資格と比較すると、合格率が高いといわれています。
介護系資格の合格率は、以下のとおりです。
介護福祉士国家試験の合格率は、ほかの介護系資格試験のなかでも高い水準です。
ほか資格と比較して高い合格率となる理由としては、合格しやすい試験の仕組みになっていることが考えられます。
ケアマネジャー試験と難易度を比較
ケアマネジャー試験の合格率は10〜30%です。
介護福祉士国家試験の合格率は70〜80%のため、ケアマネジャー試験の合格率10〜30%と比べると合格率は高いといえるでしょう。
社会福祉士や精神保健福祉士との合格率の違い
社会福祉士国家試験の合格率は50〜60%、精神保健福祉士国家試験の合格率は60〜70%です。
社会福祉士や精神保健福祉士は、介護福祉士試験と比較すると、若干合格率は低い傾向にあります。
介護福祉士国家試験が簡単といわれる理由

介護福祉士国家試験がほかの資格より合格率が高い理由は、合格しやすい試験の仕組みになっていることが挙げられます。
合格しやすい試験の仕組みとしては、大きく2つあります。
まず一つ目が、合格基準が総得点の60%であることです。
二つ目が、解答が選択式であることです。
5つの選択肢(または文章)から解答を選ぶ仕組みのため、わからなくてもどれかを選んでおけば正解率を上げることができるかもしれません。
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介護福祉士国家試験の合格率を高めるための試験対策

介護福祉士国家試験の合格率を高めるためには、適切な試験対策を行うことが重要です。
必要な勉強時間を把握して計画を立て、効率よく学習することで、忙しい合間にも合格を目指すことができます。
効率よく学習するには、得点を上げやすい範囲を繰り返し解くことがおすすめです。
具体的な学習法やメリットについて、解説します。
合格に必要な勉強時間の目安を把握して計画的に進める
介護福祉士国家試験の合格に必要な勉強時間は、250時間が目安とされています。
一般的に申し込み期間が8〜9月頃で、試験日が1月に開催されることが多いです。
申し込みから約半年ほどの期間で学ぶ場合、毎日1時間半ほどの学習時間の確保が必要です。
出題数が多い分野や得意分野を重点的に勉強する

出題数が多い分野や得意分野を重点的に勉強することで、効率よく合格に近づくことができます。
各パートの出題数と内容は、以下のとおりです。
介護福祉士の試験範囲は、13科目と範囲が広いため、まずは全体の理解を大まかに進めておくとよいでしょう。
全体を理解したうえで、自分の得意分野に絞って学習することで、短い時間でも得点が取りやすくなります。
得意分野は自分の知っていることが多い範囲になるので、知識の習得がスムーズであるといえます。また、知っていることを関連付けて覚えやすいこともメリットです。
Aパートが午前、BパートとCパートが午後の試験時間に分かれています。Aパートの出題数が60、BパートとCパートを合わせた出題数が65です。
Cパートは総合問題になるため、Aパートの出題範囲がCパートにも含まれます。出題数の多いAパートの介護の基本を学ぶことが、効率的に学習を進めやすいポイントです。
また、介護の基本を知ることが試験合格だけでなく、実務経験にも役立ちます。
過去問や問題集を繰り返し解く
過去問や問題集を繰り返し解くことで、合格率を高めることができるでしょう。
過去問を解くことで、実際の試験時間に合わせた問題解答スピードの想定と出題傾向を把握できます。
介護福祉士試験は、選択解答のためわからない問題があっても、すべて解ききることが合格に重要なポイントです。
また、出題傾向を把握しておくことで、自分が受ける試験で出てきやすい問題を想定して効率よく学習できるでしょう。
問題集を繰り返し解くことで、間違った問題を理解して正答率を上げることが可能です。
通信講座や試験対策動画を活用する
通信講座や試験対策動画を活用することで、忙しいなかでも要領よく学習できるのがポイントです。
スマートフォンに動画をダウンロードしておけば、通勤や通学中でも視聴できます。
また、通信講座や試験対策動画は、過去の受験をもとに、どこを学習しておくと合格しやすいか要点をわかりやすく説明してくれているので、効果的に学べます。
時間配分を意識して模擬試験を受ける

時間配分を意識して模擬試験を受けることで、時間を無駄なく有効活用して合格率を上げることができます。
第39回の一般試験者の試験時間は、午前と午後を合わせて220分です。
それぞれの試験時間は以下のとおりです。
外国人受験者や点字等受験者、弱視等受験者など配慮の必要がある受験者は、受験時間が異なっています。
弱視等受験者は315分、点字等受験者や外国人受験者は335分と通常受験者より長い解答時間です。
外国人受験者の場合、EPA受験者かEPA以外の受験者かで実施時間は異なりますが、試験問題を解く時間に差はありません。
日本語を文章で読むことに苦手意識がある方でも、ゆっくりと時間をかけて解答する時間は十分にあります。
事前に模擬試験を受けておくと、さらに試験の不安を解消して、本試験に臨むことができるでしょう。
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介護福祉士国家試験に合格した後の手続き

介護福祉士国家試験に合格した後の手続きを事前に知っておくと、スムーズに資格取得に動くことができます。
介護福祉士国家試験に合格した後は、資格登録が必要です。資格登録までの流れを大まかに、以下の3つに沿って行います。
まず、必要書類を試験センターに簡易書留で送ります。日本国籍の方と外国籍の方のいずれも、3つの書類の提出が必要です。
必要書類は、以下のとおりです。
必要書類を提出すると、試験センターで受理されます。試験センターで審査や登録が行われますので、待っておきましょう。1か月半ほどすると、登録証が交付されます。
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介護福祉士の合格率と難易度を理解して合格を目指そう

介護福祉士の合格率と難易度を理解することで、自分に合った学習計画を立てて、効率よく合格を目指すことができます。
介護福祉士の一般合格率は、ほかの介護系資格と比較すると、約70〜80%で高い割合といえます。
介護の基礎知識をしっかりと学ぶことで、合格しやすいといえるでしょう。
また、外国人合格率は、30〜50%と一般合格率と比較すると低く感じられるかもしれません。
外国人の試験時間は、日本語の文章を読むのが苦手な方でも合格しやすいように、一般受験者試験より長い時間で設定されています。
また、第38回試験からパート合格制度や新しい合格基準に変更されています。
介護福祉士の資格を目指している方が、必要最低限の学習ができていれば合格しやすい仕組みです。
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