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介護職未経験の志望動機の書き方!好印象な例文とアピールポイントを解説

介護職は、未経験からでもキャリアを積みやすい仕事です。

未経験者が介護職を目指す場合、志望動機はどのように書けば採用されやすいかを把握しておきましょう。

伝わりやすい志望動機を書くためには、自分がなぜ介護職を希望するのかや、どのような働き方がしたいかを整理して考える必要があります。

この過程で、自分自身の仕事へのモチベーションが高まるメリットもあるため、ぜひ一度真剣に考えてみましょう。

本記事では、年齢やこれまでの経歴別に、志望動機の例文や書き方のポイントを解説します。

未経験から介護職を目指す方が、自信を持って転職活動をする参考になれば幸いです。

介護職未経験者が志望動機で押さえるべきポイント

悩む女性

介護職未経験の場合、志望動機として何をアピールすればよいのか、わからずに悩んでしまう場合もあります。

しかし介護職は、未経験からでも応募しやすい職場です。

介護労働安定センターが実施した2023年度の介護労働実態調査では、回答者の30.7%が介護・福祉・医療関係以外の仕事から介護職へと転職した方でした。

未経験であっても、仕事への意欲が伝われば採用される可能性は十分にあります。

介護職未経験者の場合、志望動機では主に以下の3つを押さえて書くとよいでしょう。

  • なぜ介護職を選んだのかを明確にする
  • 応募先施設を選んだ理由を伝える
  • 入職後の働き方やビジョンを具体的に示す

それぞれの内容を解説します。

なぜ介護職を選んだのかを明確にする

まずは、なぜ未経験から介護職を選んだのかを明確にしておきましょう。未経験者だからこそ、自分の素直な気持ちと向き合って、介護の仕事を選んだ理由を伝えるようにします。

自分の考えをうまく整理できない場合には、介護職の魅力を書き出していくと理解しやすくなります。

  • 長期的に需要が減らず安定して働ける
  • 人の役に立ち感謝される仕事である
  • 経験を積めば資格を取得してキャリアアップできる

上記のような介護職の魅力のうち、自分が重視するものは何なのかを考えてみましょう。

応募先施設を選んだ理由を伝える

説明する女性

介護職を選んだ理由だけでなく、実際に応募する施設を選んだ理由も明確にしておくと、より説得力のある志望動機となるでしょう。

介護労働実態調査では、現職場を選んだ理由として、通勤が便利だからが50.3%を占めています。

ほかにも、仕事のやりがいがあるためが32.6%・職場の人間関係がよいためが31.4%となっています。

応募前に職場見学ができた場合は、その際の印象から志望動機を書くことも可能です。

入職後の働き方やビジョンを具体的に示す

介護職で働くことで、将来的にどうなりたいのかのビジョンも、志望動機に盛り込むとよいでしょう。

介護福祉士やケアマネージャーなどの国家資格を取得してキャリアアップを目指したり、ワークライフバランスを重視して長く働き続けたりなどの目標を明確にします。

そして、この職場ならそれが叶えられると感じたためとすれば、施設側にとっても採用後のイメージをしやすくなります。

入職後の資格取得や、勤務時間の希望は労使関係の重要なポイントとなるため、ミスマッチが起きないようによく確認しておきましょう。

施設側の希望条件に合致した志望動機であれば、採用される可能性が高まります。

介護職の採用担当者は志望動機のどこを見る?

笑顔の女性

採用されるために履歴書や志望動機を丁寧に書いても、採用担当者がどのような部分を見ているかを把握しておかなければ、的外れになってしまうこともあります。

介護職は未経験者でも応募しやすい職種ですが、実際に採用されるためには、採用側が注目しているポイントを把握しておくことが重要です。

志望動機の書き方や面接での答え方を考える際に、採用側が重視するポイントを把握しておけば、好印象を与えられるでしょう。

企業の採用側として、重視するポイントは主に以下の3つです。

  • 長く働ける人材かどうか
  • 未経験でも仕事への意欲があるか
  • 人柄やコミュニケーション力

それぞれの内容を解説します。

長く働ける人材かどうか

介護職は長期にわたって働ける職場で、スキルアップやキャリアアップにも経験を積むことが不可欠です。

採用側も長く働いてくれる人材を求めているため、長期で働く意志があるのかどうかは、極めて重要となります。

転居の予定がなく、通勤しやすい距離に居住していれば、長期で働いてくれる印象を与えるでしょう。

入社後の資格取得やキャリアアップの意欲があることも、長期で働く意志の表明と受け取ってもらえます。

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未経験でも仕事への意欲があるか

話す女性

未経験者を採用する場合、特に重視されるのは仕事への意欲です。

介護職は、肉体的にも精神的にも大変な仕事で、離職する方も少なくありません。

一方で、人の役に立ちたい・社会に貢献したいという思いの強い方には、その長所を活かせる仕事です。

人や社会に貢献したい意欲の強い方であれば、未経験からでも十分に働けるため、採用される可能性も高まるでしょう。

未経験だからこそ、素直な思いや将来の夢をしっかり語れることが重要になります。

人柄やコミュニケーション力

介護職は、利用者さんの生活全般をサポートするサービス業であるため、対人コミュニケーション力が重要になります。

誠実で思いやりがあり、気配りができる方が求められており、特に面接では人柄やコミュニケーションの部分が重視されます。

高齢の利用者さんは、話を聞いてもらえるだけでうれしいと感じる方も少なくないため、他人の話を誠実に聞く力は特に大切です。

年齢層の離れた方と触れ合う経験や、接客業の経験がある方などは、介護業界への転職でも有利に働くでしょう。

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介護職未経験者に多い志望動機と例文

喜ぶ女性

ここからは、未経験から介護職を選ぶ際に多い志望動機ごとの例文を紹介します。

自分がなぜ介護職を選んだのかを整理し、以下の動機に当てはまるものがあれば、そのまま使える例文となっています。

  • 家族の介護をきっかけに興味を持った
  • 異業種で培ったコミュニケーション力を活かしたい
  • 人と接する仕事に魅力を感じた
  • 資格取得を目指して介護業界に挑戦したい
  • 高齢者との交流が好きで仕事にしたい

自分の事情に合うようにアレンジも可能ですので、参考にしてみましょう。

家族の介護をきっかけに興味を持った

「実母の介護を経験し、介護問題は誰にでも無関係ではないことを認識しました。
その際に、施設の介護士の方々に大変お世話になり、母にも私にも優しく接してくれた仕事ぶりに感銘を受け、自分もこのような仕事がしたいと考えるようになりました。
現在では母は施設に入居したため私も働けるようになり、施設職員には60代以上の方もいるため、これから長く働ける仕事として介護職を目指したいと考えております。
貴社は通勤に便利な立地で、見学の際に職員の方々の雰囲気もよかったため志望しました。」

異業種で培ったコミュニケーション力を活かしたい

「私は長く百貨店で販売員をしており、ご高齢のお客様と接することが日常でした。
勤務先の事業整理に伴って転職先を探すなかで、ご高齢の方と接する経験・販売員としての気配りやコミュニケーション力を、介護職なら活かせると考えております。
百貨店のお客様は趣味や性格など多種多様で、それぞれのお客様に合わせた適切な対応が必要です。お客様の悩みを聞いたり、世間話をしたりして、心を開いていただくコミュニケーション力には自信があります。
貴社では、資格取得制度を活かして、経験を積みながら介護福祉士の取得を目指したいと考えております。」

人と接する仕事に魅力を感じた

「学生時代から人と接する仕事が好きで、新卒では接客業を選びました。
日々さまざまなお客様と接することに楽しさを感じていましたが、より深く長い付き合いができる介護職に魅力を感じ、チャレンジを決意しました。
社会人として仕事をするなかで、人の役に立ち、人に感謝していただけた時にやりがいを感じます。そのような自分にとって、介護職はまさにやりがいのある仕事だと考えて、このたび貴社を志望いたしました。」

資格取得を目指して介護業界に挑戦したい

「前職の雇用形態が不安定だったため、長期に安定して働ける職場で、国家資格を取得できる職種として介護職を志望しております。
実父の介護経験があり、その際に訪問介護士の方に大変お世話になったことも、介護職を志望する理由のひとつです。
貴社には資格取得制度があり、実務経験を積みながら介護福祉士の取得を目指したいと考えております。すでに入門的研修の勉強をはじめており、今後受講する予定です。」

高齢者との交流が好きで仕事にしたい

「学生時代に介護施設でのボランティア経験があり、高齢者との交流の楽しさを感じたことが、介護職を目指す動機です。
就職してからも、やはり高齢者と関わる仕事がしたいという思いが強くなり、このたび転職を決意しました。
年齢の離れた方との交流によって、新たに知ることが多々あり、自分にとっても学びの多い職業だと考えております。
ボランティア経験のなかで、利用者さんの笑顔や感謝の言葉が本当にうれしかったため、入社後はそのような言葉をいただけるように努力していく所存です。」

さらに自分らしい志望動機を作成したいと感じている方は、ぜひハッシュタグ転職介護にご相談ください。

ハッシュタグ転職介護では、あなたのこれまでの経験や強みを丁寧にヒアリングしたうえで、それを活かせる職場のご提案と、志望動機作成のサポートを行っています。

「自分の想いをうまく言葉にできない」「採用担当者に響く志望動機を作りたい」そのような方も、介護業界に特化したプロのキャリアアドバイザーが、あなたの魅力が伝わる文章づくりをしっかりとサポートします。

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【年代別】介護職未経験者の志望動機例文

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ここからは、年代別の介護職への志望動機例文を紹介します。未経験から介護職を目指す動機は、年代によっても傾向が異なります。

20代では、実際に社会人として働いてみて、自分が本当にやりたい仕事が何かがわかったケースが少なくありません。

30代では、将来の現実的なキャリアを考えて、長期に安定した職場として介護職を目指すケースが一般的です。

40代以上になると、それまでの職業が一区切りし、第二のキャリアとして介護職を選ぶケースが増えてきます。

採用担当者からみた印象も、年代によって異なるため、それぞれの年代に合わせた例文をみていきましょう。

20代・若手の場合の例文

「新卒では事務職として就職しましたが、もっと人と接して感謝される仕事がしたいと考え、介護職への転職を決意しました。
簡単な仕事ではないと理解していますが、人の笑顔や感謝の言葉にやりがいを感じるため、努力していきたいと考えております。
事務の仕事も嫌いではなく、一人で黙々とこなす作業は得意です。貴社の見学をさせていただいて、利用者の方と触れ合う仕事と黙々とこなす作業のバランスがちょうどよい印象を持ったため、自分に合うと考えてこのたび応募させていただきました。」

30代・キャリアチェンジの場合の例文

「20代では量販店での販売員として勤務してきましたが、将来を考えた際に、長期で安定した仕事への転職を考えるようになりました。
介護職は今後も需要が増加することが予想されており、経験を積めば国家資格も取れることから、転職を決意いたしました。
接客業をしておりましたので、高齢者とのコミュニケーションの経験は十分にあります。気配りや体力にも自信があるため、これから実務経験を積み、介護福祉士を目指していければと考えております。」

40代以上・第二のキャリアとして考える例文

「実父の介護を経験し、実母が祖母を介護している姿も間近で見てきました。
介護職は社会的意義の大きな仕事であり、実際に働いている方々も大変素晴らしい仕事ぶりであったことから、自分もそのような仕事がしたいと考えたのが転職の動機です。
また、お世話になった介護士のなかには60代以上で働いている方もおり、自分も長期にわたって働ける職場であることも魅力的に感じました。
これまでの職場では、組織マネジメントの経験もあるため、チームで働く介護職にも活かして、貢献していきたいと考えております。」

介護職の志望動機で避けるべきNGポイント

考える女性
志望動機を書く際には採用担当者からの印象を悪化させてしまうNG例にも気をつけましょう。

避けたほうがよいポイントは、主に以下の3つです。

  • 「待遇」や「勤務条件」だけを理由にする
  • 前職を否定的に語る
  • 漠然として具体性に欠ける

それぞれの内容を解説します。

「待遇」や「勤務条件」だけを理由にする

給与などの待遇や、勤務時間や日数などの勤務条件は重要なポイントですが、志望動機がそれだけしかないのは意欲が低い印象を与えてしまいます。

給与や勤務条件だけなら、介護職以外にも同じような条件の仕事はあるため、採用側も積極的に雇用したいとは考えないでしょう。

介護職で働きたい理由や、その施設を選んだ理由を、明確に伝えることが重要です。

前職を否定的に語る

男性に質問する女性

転職する場合、前職を否定的に語りすぎるのは、どの職種でもNGとされる行為です。

採用側からすると、退職した後に自分の施設の悪評を広められる可能性があるため、リスク回避のために不採用とする可能性が高まります。

前の職場に問題があった場合でも、あまり否定的なことは書きすぎないほうが無難です。転職が必要だった理由を、論理的に説明するだけで十分でしょう。

漠然として具体性に欠ける

志望動機を書く際には、明確で具体的に書くことを意識しましょう。

楽しそうだからや、将来役に立ちそうだからなど、漠然とした理由では採用担当者に伝わりません。

志望投機に無難で抽象的なことしか書いていないと、仕事のイメージができていない印象を与えてしまう可能性もあります。

高齢者と交流するのが好きで感謝される仕事にやりがいを感じ、資格を取得してキャリアアップを目指したいなど、具体的な目標や事例を書くと好印象となります。

介護職未経験でも好印象な志望動機の伝え方

笑顔の女性

未経験から介護職への就職を目指す場合には、面接や履歴書での伝え方で好印象を持ってもらうことが重要です。

経験者であれば、これまでの職務経験を伝えればスムーズですが、未経験の場合には別のアピールポイントを提示しなければいけません。

希望する施設に採用されるためにも、主に以下の3点を押さえておきましょう。

  • 面接では履歴書と一貫した内容を伝える
  • エピソードを交えて説得力を高める
  • 入職後の成長意欲をアピールする

それぞれの内容を解説します。

面接では履歴書と一貫した内容を伝える

ほとんどの職場では、採用担当者との面接が行われます。

面接時には履歴書を見ながら質問されることがほとんどですので、履歴書に書いた内容とズレがないように注意しましょう。

履歴書の志望動機と違うことを面接で言ってしまうと、本音で話していないことが伝わってしまい、悪い印象を持たれてしまいます。

履歴書は提出する前にコピーを取っておき、面接前に自分で読み返しておくことが大切です。

エピソードを交えて説得力を高める

面接時は履歴書とは違って会話になるため、履歴書に書いた内容以上のことを伝えられます。

志望動機を伝える際にも、なぜそう考えるに至ったかまでのエピソードを交えると説得力が高まります。

これまで高齢者とどのような交流経験があるのかや、仕事のやりがいを感じた瞬間など、介護職に活かせる内容のエピソードを用意しておきましょう。

入職後の成長意欲をアピールする

未経験者だからこそ、入職後の成長意欲が一番のアピールポイントになります。

介護職は長期間にわたって働く方も少なくないため、何歳からでも経験を積み重ねていける仕事です。

資格取得を目指したり管理職を目標にしたりなど、キャリアアップのビジョンを伝えれば、施設側も長く働いてくれる人材として採用しやすくなるでしょう。

志望動機に自信が持てない方や、どの職場を選べばよいか分からず迷っている方は、ハッシュタグ転職介護の無料相談をご活用ください。

ハッシュタグ転職介護では、介護業界に特化したキャリアアドバイザーが、採用担当者に好印象を与える志望動機の作成を丁寧にサポートしています。

「伝えたいことはあるのに、うまく言葉にできない」「未経験だからこそ、どんな職場が合っているのか分からない」そのような不安を抱えている方は、まずはお気軽にご相談ください。

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志望動機を明確にして未経験から介護職への転職を成功させよう

介護する女性

未経験者が介護職を目指す場合の、志望動機の書き方や伝え方のポイントを解説しました。

介護職は慢性的に人手不足で、未経験からでもキャリアを積みやすい仕事です。

高齢化に伴って今後もますます需要が増加すると見込まれており、何歳からでもチャレンジできる仕事といえるでしょう。

志望動機を書く際には自分が介護職を選んだ理由をあらためて整理し、どのようなキャリアを積んでいきたいのかをイメージすることが重要です。

未経験だからこそ、これからの成長意欲がアピールポイントとなります。

また、接客業やサービス業の経験がある方は、高齢者との交流経験やコミュニケーション力が介護職にも活かせます。

家族の介護経験がある方は、それも介護職を目指す志望動機として説得力があるものになるでしょう。

介護は誰にとっても他人事でない問題ですので、どのような経歴の方でも介護職に活かせるポイントは必ずあります。

自分の経験や考え方を振り返って、採用担当者にメリットが伝わるような書き方を考えてみましょう。

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