通所介護(デイサービス)でレクリエーションを行うメリット

レクリエーションのメリットは、利用者の心身機能の活性化にあります。身体を適度に動かす機会に恵まれるので、筋力や体力の維持・向上が期待できます。
脳の活性化につながるのもメリットです。レクリエーションでは手先や指先を使ったり、考えたりするためです。認知症対策に効果が期待できます。
また、介護職員にとってもメリットがあります。レクリエーションを介して利用者と話す機会が増え、コミュニケーションが活発になるためです。
通所介護(デイサービス)のレクリエーション例

通所介護でレクリエーションを導入すれば、利用者だけでなく職員にもメリットが期待できます。ただ、具体的なアイデアが思い浮かばないという方もいるでしょう。
ここでは、目的別にどのようなレクリエーションがあるか見ていきましょう。脳の活性化・身体機能向上・指先を使う・口腔機能と4つの目的に分けて事例を紹介します。
自身のデイサービスでは何に重点を置くべきかまず考え、どのようなレクリエーションが適切か検討する際の材料として活用しましょう。
脳の活性化を促すレクリエーション例
脳の活性化を促したければ、計算ゲームがおすすめです。金銭の計算や時間など、日常生活と密接に結びついたテーマを取り扱いましょう。
そうすれば利用者も高い興味を持って、ゲームに取り組めます。そろばんやおはじきなどの道具を使った計算ゲームを企画するのも、一案です。
都道府県ゲームも脳の活性化を促せるレクリエーションの一つです。都道府県の特徴や写真など、ヒントを出して、都道府県を当ててもらいます。
ゲームの後に正解の都道府県の出身者がいるか、旅行で行ったことがあるかなど利用者に聞けば、コミュニケーションの活性化も図れます。
身体を使ったレクリエーション例

身体機能の向上を図るなら、身体を動かすレクリエーションを考えましょう。誰でも気軽に参加できるように、楽しく身体を動かせる企画を検討することが大切です。
例えばグーパー運動があります。片手をグーにして、もう一方をパーにする運動です。そして職員のかけ声をきっかけに、グーとパーを入れ替えます。
座った状態でもできる点も、レクリエーションに適している理由です。足の不自由な方でも気軽に参加できます。
棒サッカーも通所介護で人気のレクリエーションです。足の代わりに棒を使ってサッカーをします。
こちらも座った状態でできるので、足の不自由な方でも参加しやすいです。反射神経や動体視力の刺激も期待できます。
指先を使うレクリエーション例
指先を動かすレクリエーションは、脳機能の活性化が図れるといわれています。簡単な例として、指差しゲームがあります。
指差しゲームは職員が指定したものを指で指すゲームです。ルールがシンプルで簡単なので、誰でも楽しく参加できるでしょう。
おやつ作りも手先を細かく動かすので、脳の活性化が期待できます。おやつ作りの場合、一人ではなくグループで行うとよいでしょう。
グループで連携して作業すれば、利用者間のコミュニケーションが活発になるためです。
作ったおやつは利用者自身で食べます。日常の食事のみでは補えない栄養分の摂取にもつながります。
口腔機能を使うレクリエーション例

口腔機能を高めるレクリエーションは、誤嚥性肺炎の予防につながるのでおすすめです。まずは顔じゃんけんが挙げられます。
通常は手で行うじゃんけんを、顔で行うレクリエーションです。グーで顔をすぼめ、パーは口を大きく開け、チョキは舌を出します。ほかは通常のじゃんけんと同じです。
いずれの顔の動きも、嚥下体操に共通しています。そのため楽しみながら、嚥下機能の維持や向上につなげられます。
ゲーム性を高めたければ、吹き矢もおすすめです。的を作って、吹き矢の当たったところの点数を競います。
吹き矢をすると、呼吸が自然と深くなります。呼吸機能の維持や向上が期待できるので、おすすめのレクリエーションです。
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通所介護(デイサービス)のレクリエーションの事前準備

通所介護でレクリエーションする際には、事前準備も大切なポイントです。しかし当日の進行に追われてしまい、事前準備が不十分な場合もあるでしょう。
ここでは通所介護でレクリエーション準備の際に、どのようなことに気をつけるべきか見ていきます。まず小道具の準備や担当職員の確保が必要です。
ほかにも参加者の状態の把握やリスク管理への配慮が欠かせません。事前準備に万全を期すことで、当日の職員負担も軽減できます。
参加者の状態の把握
レクリエーションに参加するメンバーに関して、よく把握しておきましょう。レクリエーションに楽しく参加できる身体状況かどうかの確認は忘れずに行いましょう。
また参加者のバックグラウンドについても、情報収集しておくことです。趣味や特技、これまでの履歴などを把握しておきましょう。
参加者のことを深く理解しておけば、より興味を持ってもらえそうなレクリエーションの企画も生み出しやすくなるためです。
安全面を考慮した会場の決定

レクリエーションをする際には、リスク面に関する配慮を忘れず行いましょう。高齢の方は、身体能力や判断力が加齢により衰えていることもあるためです。
会場を選ぶ際には、十分なスペースが確保できる場所を選定しましょう。ゲーム中に参加者同士が衝突したり、腕や足がぶつかったりしないようにするためです。
また参加者のなかには、車いすや歩行器を使用して移動する方もいるでしょう。そこで、車いすや歩行器でも快適に移動できる、広い通路のある会場を選びましょう。
レクリエーション内容に応じた職員配置
レクリエーションをする際には、不測の事態を想定して、すぐに対応できるよう職員を配置しましょう。必要な職員数は、レクリエーションによって変わります。
必要な人数を算出するためには、レクリエーション中の参加者の動きをシミュレーションすることが重要です。また、どの程度のサポートが必要かも想定しておきましょう。
特に身体を動かすレクリエーションをする際には、転倒やけが防止のためにより多くの職員を配置しましょう。
また、ただ単に職員を配置するだけでなく、進行役やサポート役のように役割分担を明確にすることも大切です。いざというときに迅速に対応するためです。
小道具の準備
レクリエーションで小道具を使用する場合、その小道具も前もって準備しておきましょう。小道具は実際に使うよりも、やや多めに用意しておくのがおすすめです。
レクリエーション中に、小道具が壊れて使えなくなる可能性があるためです。また、ゲームの内容を説明するために、ホワイトボードを用意する場合もあるでしょう。
ホワイトボードはどこからでも確認できるように、中央に配置するのがおすすめです。また、参加者が確認できるように、大きめの文字で指示を書くように心がけましょう。
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通所介護(デイサービス)のレクリエーションを行う流れ

通所介護でレクリエーションを進行する場合、うまく仕切れるかどうか不安に感じていませんか。ここでは一般的なレクリエーションの進行の流れを見ていきます。
利用者を会場に集め、実際にレクリエーションを開催するまでの流れは、どのような企画でも基本的にはほぼ同じです。
進行の流れだけでなく、段階ごとにどのようなことに注意すべきかも解説します。進行役になった場合のシミュレーションとして、以下の情報を参考にしましょう。
利用者を会場に集める
まずはレクリエーション会場に、参加者を誘導しましょう。このとき、当日何をするのかをあらかじめ説明しておくと、参加者が戸惑わずに済みます。
全員が揃うまで、想定以上に時間がかかるかもしれません。待っている参加者が不安に感じないために、リラックスできるBGMをかけておくとよいでしょう。
参加者の誘導を始める前に、小道具をはじめ必要なものがそろっているかどうかチェックしておきましょう。
開始のあいさつを行う

参加者が集まったら、進行役があいさつしましょう。レクリエーションでは、職員が参加者に積極的に話しかけるのがポイントです。
職員が話しかければ、利用者のコミュニケーションを促せるためです。全員が楽しく参加できる雰囲気づくりに欠かせません。
また職員があいさつした後で、利用者同士であいさつするように促すのも一案です。そうすればゲーム中も、自然と会話が生まれやすくなるためです。
当日のプログラムを説明する
実際にレクリエーションを始める前に、これから行うプログラムを説明しておきましょう。前もって内容を把握できれば、利用者も不安なく参加できるためです。
何をするのか、プログラムの目的、終わる時間帯など参加者が知りたい情報を提供しましょう。
参加者のなかには途中で気分が悪くなったり、トイレに行きたくなったりする方もいるかもしれません。
何か困ったことがあれば、職員に声をかけるように前もって伝えておきましょう。
レクリエーションのルールを説明する
レクリエーションを始める前に、ルールの説明をしておきましょう。シンプルなゲームでも、ルールがわからない参加者もいるかもしれないためです。
説明をする際にはいつもよりもゆっくりしたペースで、わかりやすく話すように心がけましょう。参加者のなかに聴力や理解力が衰えている方もいるためです。
ただ単に言葉で説明するだけでなく、図表を使うとよりわかりやすくなります。職員が見本を見せるのもおすすめのやり方です。
途中で質問を受け付けるのも、参加者の理解を促すために効果的といえます。
レクリエーションを実施する
ここまでの準備が完了したら、いよいよレクリエーションを始めましょう。ゲームが始まっても、職員のやるべきことはあります。
例えば、参加者に対して、積極的に声かけを行いましょう。特に参加者が何かをしたら、褒めてあげるのがポイントです。
参加者を褒めれば、相手はますます前向きになるでしょう。その場の雰囲気も盛り上げられます。
恥ずかしがらずに、場を盛り上げるためにどんどん声をかけてあげましょう。
通所介護(デイサービス)のレクリエーションが盛り上がるコツ

レクリエーションを盛り上げるコツといっても、特別なスキルは必要ありません。参加者への積極的な声かけは重要なポイントです。
声をかけると、参加者は自分もレクリエーションに関わっている気持ちになり、その場が盛り上がりやすくなります。
またレクリエーションへの意欲を高めるために、参加者を褒める言葉を意識してかけてあげましょう。
レクリエーションで積極的に声かけするためには、日頃のコミュニケーションが大切です。ことあるごとに声をかけて、利用者との親睦を深めましょう。
ハッシュタグ転職介護では、多種多様な介護関連の求人を取り扱っています。レクリエーションのノウハウを持ったデイサービスの事業所も含まれます。
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通所介護(デイサービス)のレクリエーションの注意点

レクリエーションを行うにあたり、トラブルが起こらないように心がけることは重要です。そのためにレクリエーションの進行で押さえるべき注意点を紹介します。
レクリエーション中に職員が配慮しなければならない項目として、以下のことが挙げられます。
- 利用者の安全面を考慮する
- 利用者の意思を尊重する
- 利用者に無理をさせない
それぞれ、具体的にどのようなことに注意すべきか見ていきましょう。リスクを想定して、冷静に対応できるような心構えが求められます。
利用者の安全面を考慮する
レクリエーションをする際には、リスク防止に十分配慮しましょう。転倒や参加者同士の衝突により、けがをしないように注意しなければなりません。
例えば、参加者同士の間隔が狭いと、身体を動かした際に手がぶつかる恐れがあります。参加者同士がぶつからないだけの間隔が確保できているか、前もって確認しましょう。
また、座った状態でゲームをするのもおすすめです。立った状態と比較して、転倒のリスクを軽減できます。
利用者の意思を尊重する

利用者の意思を尊重して、レクリエーションに参加してもらうのもポイントです。なかにはやりたくないといい出す参加者もいるかもしれません。
そのような方を無理やり参加させようとしても、ストレスになるだけです。あくまでも本人の意思を尊重しながら、レクリエーションを進行しましょう。
そのためにも、参加者との密なコミュニケーションは欠かせません。参加者が楽しんでいるか、レクリエーションに対して希望はあるかなどに、耳を傾ける姿勢が必要です。
利用者に無理をさせない
利用者が楽しめるような内容のレクリエーションを考えることも大事です。無理をさせるような内容にしてしまうと、参加者がけがしかねないためです。
無理をさせてしまうと、レクリエーションが楽しくないものと参加者が認識してしまいます。すると、レクリエーションから足が遠のいてしまいます。
さらにデイサービスに通うこと自体を嫌がるかもしれません。デイサービスの利用者のなかには、いろいろな方がいます。
身体を自由に動かせる方もいれば、不自由な方もいます。みんなで一緒にいるのが好きな方もいれば、一人で黙々と作業する方もいるでしょう。
より多くの方が無理せず楽しく参加できるようなレクリエーションの企画を検討しましょう。
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レクリエーションの知識を通所介護の仕事に活かそう

デイサービスで勤務している介護職員のなかには、レクリエーションをどうすればよいかわからず困っている方もいるでしょう。
しかし、ここで紹介したようなポイントを押さえれば、特別なスキルは必要としません。参加者が無理なく楽しめるような企画や運営を心がけることが大切です。
また、レクリエーションに携わったこれまでの経験や知識は、今後転職する際に有力な武器になる可能性があります。
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レクリエーションに関するサポートに力を入れているデイサービス事業所も少なくありません。そのような事業所を紹介できるのも、ハッシュタグ転職介護の強みです。
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