介護福祉士実務者研修とは

介護福祉士実務者研修は、介護の専門知識と技術を体系的に学ぶための研修であり、介護福祉士国家試験の受験資格を得るために必須となる資格です。
介護福祉士実務者研修とは、質の高い介護サービスを安定的に提供することを目標に、基本的な介護提供能力の修得を目的とした研修です。厚生労働省が定めるカリキュラムに基づき、全20科目450時間の学習を通じて、介護に関する専門的な知識と実践的な技術を身につけることができます。
2016年度(第29回)試験から、実務経験ルートで介護福祉士国家試験を受験する場合は、3年以上の実務経験に加えて実務者研修の修了が必須要件となりました。
実務者研修で学ぶ内容は以下の4つの領域です。
- 人間と社会
- 介護
- こころとからだのしくみ
- 医療的ケア
医療的ケアの科目は、たん吸引や経管栄養などの医療行為の基礎知識を学べることが大きな特徴です。
また、実務者研修を修了すると、訪問介護事業所で配置が義務付けられているサービス提供責任者として活躍できるようになります。サービス提供責任者は、訪問介護計画書の作成やヘルパーの指導・管理を担う重要な役割であり、キャリアアップの選択肢として魅力的なポジションです。
介護福祉士実務者研修と介護職員初任者研修の違い

介護職員初任者研修と実務者研修はどちらも介護の資格として知られていますが、それぞれ目的や学習内容が異なります。ここでは両資格の違いを明確にして、自分のキャリアプランに合った資格選びの参考にしてください。
介護職員初任者研修は、介護の基礎から学ぶことができる入門資格として位置づけられています。全10科目130時間のカリキュラムで、介護の基本的な知識や技術を身につけることが目的です。
一方、実務者研修は初任者研修の上位資格として位置づけられ、全20科目450時間という充実したカリキュラムが特徴です。初任者研修との大きな違いとして、介護福祉士国家試験の受験資格を得られること、サービス提供責任者になれること、医療的ケアの基礎知識を学べることの3点が挙げられます。
初任者研修は取得期間が1〜4ヶ月程度ですが、実務者研修は無資格の場合6ヶ月程度です。また、初任者研修では介護福祉士の受験資格は得られませんが、実務者研修を修了すれば介護福祉士国家試験の受験要件の一つを満たすことができます。
介護業界で長く働きたい方や介護福祉士を目指している方には実務者研修がおすすめです。まずは基礎から学びたい方や短期間で資格を取得したい方には初任者研修から始めるのもよい選択といえます。
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介護福祉士実務者研修の受験資格

実務者研修を受講したいと考えていても、自分に受験資格があるのか不安に感じている方もいるでしょう。ここでは、実務者研修の受講条件や受験資格について確認し、受講できる方の範囲を紹介します。
無資格で受験できる
実務者研修は受験資格を設けていないため、無資格の方でも受講が可能です。介護職員初任者研修やホームヘルパーなどの資格を持っていなくても、実務者研修の直接受講が可能です。
厚生労働省が提示するキャリアアップの階層では、初任者研修の上位資格として実務者研修が位置づけられていますが、初任者研修を修了していなくても受講できる仕組みになっています。
無資格の場合は450時間すべてのカリキュラムを受講しなければなりません。介護関連の資格を保有している場合は、一部科目が免除されて受講時間や費用が軽減されます。
介護未経験でも受験できる

実務者研修は介護の実務経験がない方でも受講できます。学歴や年齢、資格の有無だけでなく、実務経験も問われないため、介護業界への転職を考えている未経験の方にとっても挑戦しやすい資格です。
多くの養成スクールでは、未経験の方でも安心感を持って学べるようにわかりやすい教材を用意し、経験豊富な講師陣が丁寧に指導しています。また、通信学習と通学を組み合わせたカリキュラムが主流となっているため、働きながらでも自分のペースで学習を進めることができます。
不安がある場合は初任者研修で基礎を固めてから実務者研修に進む方法もありますが、実務者研修の受講を通じて介護の基礎から専門知識まで体系的に学べるため、未経験からでも着実にスキルを身につけることが可能です。
介護福祉士実務者研修を取得するメリット

実務者研修を取得することで、キャリアアップから収入面の改善、専門性の習得まで多方面でメリットを得られます。
介護業界で長く働きたい方はもちろん、将来的により安定した働き方を目指す方にとっても、価値をもたらす資格です。
ここでは具体的なメリットを紹介し、資格取得があなたのキャリアと生活を豊かにするための投資となる理由を見ていきましょう。
介護福祉士にステップアップできる
実務者研修を修了することで、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格であり、取得することで介護のプロフェッショナルとしての専門性を証明できます。
介護福祉士の平均給与は約350,000円です。実務者研修修了者と比較しても高い水準にあり、介護福祉士を目指すことで長期的な収入アップが期待できるでしょう。
資格手当で給料アップが期待できる
実務者研修修了者の平均給与は無資格者と比較して月額約30,000円高いという結果が出ています。年間に換算すると約360,000円の収入差が生まれる計算です。
さらに、実務者研修を評価し資格手当を支給する事業所も存在します。手当額は事業所ごとに異なりますが、数千円〜10,000円程度を設定しているケースもあり、毎月の給与を底上げする要因となります。ただし、手当の有無は各事業所の規定によるため、求人票での確認が欠かせません。
業務に自信が持てるようになる

実務者研修では、介護の基本から専門的な知識・技術まで体系的に学ぶことができます。特に医療的ケアの科目では、たん吸引や経管栄養の基礎知識を習得でき、業務の幅が広がります。
2012年の法改正により、一定の研修を修了した介護職員は、医師の指示のもとでたん吸引や経管栄養を実施できるようになりました。実務者研修では、これらの医療的ケアに関する基礎知識と技術を学ぶことが可能です。
また、実務者研修を修了することで、サービス提供責任者として介護現場のリーダー的存在として活躍できるでしょう。
転職や就職に役立つ
実務者研修を修了していることは、転職や就職において利点となります。介護業界では資格が重視される傾向があり、実務者研修修了者は無資格者と比較して求人の選択肢が広がります。
求人条件に実務者研修を必須としている職場も少なくありません。実務者研修修了者は採用が有利になるだけでなく、自分が望む条件の職場で働ける可能性が高まります。
介護施設や訪問介護事業所など、幅広い職場で活躍できる点も実務者研修の魅力です。
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介護福祉士実務者研修修了にかかる費用

実務者研修を受講する際に気になるポイントのひとつが受講費用です。実務者研修の受講費用は、保有している資格によって大きく変わります。
免除される科目の有無によって総時間数が異なるため、資格の種類によって必要な費用に幅が出る仕組みです。ここでは、保有資格ごとの受講費用の目安をわかりやすく紹介します。
無資格の場合
介護関連の資格を持っていない無資格の方が実務者研修を受講する場合、受講費用の相場は100,000円から180,000円程度です。すべてのカリキュラムを受講する必要があるため、費用は高めに設定されています。
ただし、スクールによってはキャンペーン割引を実施していることがあり、100,000円程度で受講できる場合もあるでしょう。また、教育訓練給付金制度を活用すれば受講費用の20%が給付されるため、経済的な負担を抑えながら資格取得を目指すことができます。
介護職員初任者研修を修了している場合
介護職員初任者研修を修了している方は、実務者研修の一部科目が免除されるため、受講費用の相場は80,000円から140,000円程度となります。
初任者研修修了者は、実務者研修のカリキュラムのうち9科目130時間分が免除される仕組みです。スクールによっては、初任者研修と同じスクールで実務者研修を受講する場合に割引が適用されることもあります。
ヘルパー2級(訪問介護員2級養成研修課程)を保有している場合

ホームヘルパー2級を保有している方は、初任者研修修了者と同様に一部科目が免除されます。受講費用の相場は80,000円から140,000円程度です。
ホームヘルパー2級は2013年に介護職員初任者研修に移行しましたが、資格自体は有効であり、実務者研修の受講時には初任者研修修了者と同等の扱いを受けることが可能です。
ヘルパー1級(訪問介護員1級養成研修課程)を保有している場合
ホームヘルパー1級を保有している方は、大幅に科目が免除されるため、受講費用の相場は40,000円から90,000円程度となります。
ホームヘルパー1級保有者は、実務者研修のカリキュラムのうち355時間分が免除され、残りの95時間と医療的ケアの演習のみで修了できます。費用面でも大きなメリットがあるため、ヘルパー1級をお持ちの方はぜひ実務者研修にチャレンジしてみてください。
介護職員基礎研修を修了している場合

介護職員基礎研修を修了している方は、実務者研修のなかで免除される科目が多く、受講費用の相場は20,000円から50,000円程度です。
介護職員基礎研修修了者は、400時間分のカリキュラムが免除され、医療的ケアの科目(50時間)と演習のみを受講すれば実務者研修を修了できます。
実務者研修の費用が気になるという方は、資格取得支援制度が充実した職場への転職を検討してみませんか。
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介護福祉士実務者研修修了までにかかる時間

実務者研修を受講する際には、修了までにどの程度の期間が必要なのかを把握しておくことが大切です。必要な学習時間は保有している資格によって変わります。ここでは、資格別の学習時間と修了までの目安を詳しく紹介します。
無資格の場合
介護関連の資格を持っていない無資格の方が実務者研修を受講する場合、修了までに6ヶ月程度かかります。無資格者は、450時間以上の研修を6ヶ月間で受講することが定められているためです。
通学が必須となるのは、介護過程III(45時間)と医療的ケアの演習です。それ以外の科目(計405時間分)は通信での学習が認められているため、自宅で自分のペースで進めることができます。
6ヶ月間で450時間を学習する場合、1日あたり約2〜2.5時間の学習時間が必要です。働きながら受講する場合は、通勤時間や休日を活用して計画的に学習を進めましょう。
介護職員初任者研修を修了している場合
介護職員初任者研修を修了している方は、130時間分のカリキュラムが免除されるため、修了までに4ヶ月程度で取得できます。
通信学習期間は2ヶ月程度、スクーリング(通学)は7〜8日程度が目安です。介護福祉士国家試験を受験する予定がある場合は、受験年度の12月末までに実務者研修を修了している必要があります。
ヘルパー2級(訪問介護員2級養成研修課程)を保有している場合

ホームヘルパー2級を保有している方は、初任者研修修了者と同様に修了までに4ヶ月程度かかります。320時間のカリキュラムの受講で実務者研修を修了できます。
ヘルパー1級(訪問介護員1級養成研修課程)を保有している場合
ホームヘルパー1級を保有している方は、大幅に科目が免除されるため、修了までに1〜2ヶ月程度で取得できます。受講する科目は介護過程IIIと医療的ケアの2科目(95時間)と演習のみです。
介護職員基礎研修を修了している場合
介護職員基礎研修を修了している方は、修了までに1ヶ月程度で取得できます。医療的ケアの科目(50時間)と演習のみを受講すれば修了となります。
スクーリング日数も2日程度と少なく、仕事の休みを利用して受講することが可能です。
実務者研修の取得には一定の期間がかかるため、仕事との両立に不安を感じている方も少なくないでしょう。
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介護福祉士実務者研修を修了して介護福祉士を目指すなら

ここまで介護福祉士実務者研修の基本情報から受験資格のメリット、費用や期間について解説してきました。実務者研修は介護福祉士への重要なステップであり、介護業界でキャリアを築くための第一歩となる資格です。
実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験資格を得られるほか、サービス提供責任者として活躍する道も開かれます。キャリアの選択肢を広げたい方にとって、大きなステップアップにつながる資格です。また、資格手当による給料アップや転職・就職の有利さなど、多くのメリットがあります。
無資格・未経験の方でも受講できる実務者研修は、介護業界への転職を考えている方にとって心強い味方となるでしょう。費用や期間は保有資格によって異なりますが、教育訓練給付金制度などを活用することで負担を軽減しながら資格取得を目指すことも可能です。
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