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介護福祉士が機能訓練指導員になるには?必要な資格や仕事内容、キャリアプランを解説

介護福祉士として働くなかで、もっと専門的なスキルを身につけたい、あるいは利用者の身体機能の回復に直接関わりたいと考えたことはありませんか?

機能訓練指導員は介護保険法によって定められた職種で、利用者一人ひとりに合わせたリハビリテーションを提供し、自立した生活を支援する専門職です。

この記事では、介護福祉士から機能訓練指導員を目指すために必要な資格や具体的な仕事内容、将来のキャリアプランまでを詳しく解説します。

介護福祉士の資格だけでは機能訓練指導員になれない

テーブルにつく笑顔のエプロンの女性

介護福祉士として長年働いてきた経験があっても、その資格だけでは機能訓練指導員にはなれません。介護保険法により、機能訓練指導員になるには特定の国家資格を持つことが要件として定められているためです。

介護福祉士資格は、この要件に含まれていません。​また、機能訓練指導員という名称の資格は実在しません。機能訓練指導員とは、日常生活に必要な身体機能の低下を防止するための訓練を行う、専門的な知識と能力を有する職種を指す呼称です。

この高度な訓練を安全性に配慮して実施できる能力を証明するため、リハビリテーションや医療の専門知識を備えた特定の国家資格の取得が必要とされています。​

介護福祉士が機能訓練指導員になるために必要な資格

両手でガッツポーズをする介護士

機能訓練指導員になるためには、厚生労働省が認定する7つの国家資格のいずれかが必要です。

ここでは、機能訓練指導員として働ける各資格について、それぞれの特徴や機能訓練指導員としての役割を詳しく解説します。

理学療法士

理学療法士は、運動療法や物理療法を用いて、日常生活における運動能力の改善を行う資格です。立つ・座る・歩くといった基本的な動作を改善し、円滑に自立した生活を送れるようにサポートします。

機能訓練指導員として働く場合、利用者の歩行訓練や筋力強化、関節可動域の維持・改善などを担当します。​理学療法士になるには、養成校で3年以上学び、国家試験の合格が必要です。

作業療法士

立ち上がりを支援する介護士

作業療法士は、入浴や食事、掃除などの日常生活動作に着目したリハビリテーションを専門とします。工作や遊び、仕事などを通じて、日常生活での動作能力や運動機能の維持・改善を目指します。

機能訓練指導員として働く場合、利用者の生活の質を高める具体的な訓練プログラムを提供することが可能です。​作業療法士の資格取得には、養成校で3年以上学び、国家試験に合格することが求められます。

言語聴覚士

言語聴覚士は、話す・聞く・食べるといった機能の回復を支援する専門職です。脳卒中や認知症などで言語機能や嚥下機能に障害を持つ方のリハビリテーションを担当します。

特に、口腔機能の向上や嚥下障害への対応が重要な役割です。​言語聴覚士になるには、養成校で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。

看護師

まっすぐ立つ白衣の女性

看護師は、医療的な知識と技術を持つ専門職として、機能訓練指導員の業務も担えます。利用者の健康状態を把握しながら、安全性に配慮した機能訓練を提供できるのが強みです。

デイサービスでは、看護業務と機能訓練指導員の業務を兼務するケースも多く見られます。​
看護師資格を取得するには、看護学校で3年以上学び、国家試験に合格することが必要です。

柔道整復師

柔道整復師は、骨折や脱臼、捻挫などの外傷に対する施術を行う国家資格です。機能訓練指導員としては、運動器の機能回復や痛みの緩和を目的とした訓練を提供します。

接骨院や整骨院での経験を活かし、高齢者特有の疾患にも対応できます。​柔道整復師になるには、養成校で3年以上学び、国家試験の合格が必要です。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、技術による施術で血行促進や筋肉の緊張緩和を図る国家資格です。機能訓練指導員として働く場合、マッサージや指圧を取り入れた機能訓練を実施できます。

利用者の身体状態に合わせた優しい施術で、リラックス効果も期待できるでしょう。​この資格を取得するには、養成校で3年以上学び、国家試験に合格することが求められます。

鍼灸師

鍼治療を受ける人

鍼灸師は、鍼や灸を用いて身体の不調を改善する東洋医学の専門家です。2018年の介護報酬改定により、鍼灸師も一定の条件を満たすことで機能訓練指導員として認められるようになりました。

ただし、機能訓練指導員として働くには、鍼灸師以外の機能訓練指導員が在籍している施設で半年以上の実務経験を積むことが必須条件となります。

鍼灸師になるには、養成校で3年以上学び、はり師・きゅう師の国家試験に合格する必要があります。​

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機能訓練指導員の仕事内容

利用者と会話する男女の介護士

機能訓練指導員の業務は、利用者の身体機能を維持・向上させるための訓練を計画し、実施することです。ここでは、機能訓練計画書の作成から個別リハビリテーション、集団リハビリテーションまでの具体的な仕事内容を詳しく解説します。

機能訓練計画書の作成

機能訓練計画書は、利用者一人ひとりの身体状況や目標に合わせて作成する重要な書類です。

機能訓練計画書とは、利用者が抱えている心身の状態や日常生活動作上の問題点を改善するため、ケアプランや家族の意向も加味して作られる計画書です。

計画書作成の流れとして、まずは利用者の心身機能や日常生活動作、社会活動などを評価することから始まります。

その評価結果に基づいて、長期目標と短期目標を設定し、具体的な訓練計画を作成していきます。

利用者本人や家族の意向も考慮しながら、必要な訓練内容を記載し、利用者や家族にも説明します。​利用者の状態変化に応じて計画内容を修正し、より効果的な訓練へと改善していきます。

計画書の作成には、医師や看護師、介護職員などとの連携が欠かせません。多職種で情報を共有し、利用者にとって適切な訓練プログラムを組み立てます。​

個別リハビリテーション

腕を持ち上げる機能訓練指導員

個別リハビリテーションは、利用者一人ひとりの状態に合わせた訓練を個別に実施する業務です。

個別リハビリテーションの主な目的は、身体機能の現状維持およびさらなる回復を目指すことです。

歩行訓練や筋力強化、関節可動域の維持など、それぞれの目標に向けたマンツーマンの指導を行います。利用者の体調や気分に配慮しながら、無理のないペースで進めることが大切です。​

個別リハビリテーションでは、利用者との信頼関係が訓練の効果を左右します。励ましの言葉をかけたり、小さな進歩を一緒に喜んだりすることで、利用者のモチベーションが高まるでしょう。

集団リハビリテーション

集団リハビリテーションは、複数の利用者が一緒に参加する訓練プログラムです。体操やレクリエーション、ゲームなどを取り入れ、楽しみながら身体機能の維持・向上を図ります。

集団リハビリテーションでは、参加者全員が安全性に配慮し、楽しく取り組める内容を工夫することが求められます。

身体機能に差がある利用者が一緒に参加するため、機能訓練指導員はそれぞれのレベルに合わせた配慮が必要です。

また、機能訓練指導員は担当者会議へ参加し、利用者の自立支援に対して意見交換をすることも重要な業務のひとつです。​

ハッシュタグ転職介護では、機能訓練指導員として働ける施設や、キャリアチェンジをサポートする職場を多数ご紹介しています。

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機能訓練指導員の働き方

ボールを使った訓練をする様子

機能訓練指導員の働き方は、施設の種類や雇用形態によってさまざまです。ここでは、雇用形態の特徴や他業務との兼務の実態について詳しく解説します。

自分のライフスタイルやキャリアプランに合った働き方を見つける参考にしましょう。​

雇用形態の特徴

機能訓練指導員の雇用形態は、正社員・パート・派遣など多様な選択肢があります。正社員として働く場合は、安定した収入と充実した福利厚生が魅力です。​

調査によると、正社員の平均年収は3,480,000円で、月給は平均240,000円の水準となっています。初任給は220,000円程度が相場のようです。

アルバイト・パートの場合は平均時給1,144円、派遣社員の場合は平均時給1,498円と、雇用形態によって異なります。​

パートタイムでの勤務は、家庭との両立を重視する方に適しています。柔軟な働き方が選べ、1週間の平均残業時間は2時間で、有給取得率は56.2%と恵まれた条件です。

施設によっては時給制で募集しており、時給は1,500〜1,999円が中心です。​

地域によって給与水準に差があり、関東地方では年収3,560,000円程度と高水準で、その他の地方では3,050,000円程度となる傾向にあります。​

他業務との兼務の実態

介護保険法の運営基準では、機能訓練指導員は指定通所介護事業所においてほかの職務に従事できると定められており、他業務の兼務が認められています。​

特別養護老人ホームやデイサービスなどでは、機能訓練指導員がほかの業務を兼務するケースが多く見られます。

例えば看護職員が機能訓練指導員を兼務したり、生活相談員や介護職員が補助的な機能訓練を担当したりすることがあるでしょう。​

兼務の場合、機能訓練の時間と他業務の時間を調整しながら働くことになります。施設によっては、午前中は機能訓練、午後は介護業務というように業務を分けることもあるでしょう。

多様な業務を経験できる反面、スケジュール管理が重要になります。

ただし個別機能訓練加算を算定する場合は、機能訓練計画書の作成や評価といった専門的な業務は機能訓練指導員本人が行うことが必要です。

大規模施設では機能訓練指導員の業務に専念できる環境が整っていることが多い傾向です。施設の規模や方針によって、兼務の実態は異なります。

機能訓練指導員として働くやりがい

人差し指で案内をする介護士の女性

機能訓練指導員として働く方のやりがいの一つは、利用者の身体機能が改善していく過程に直接関われることです。

「歩けるようになりたい」「自分でトイレに行けるようになりたい」といった利用者の願いを叶えるため、一緒に目標に向かって努力します。​

訓練を続けた結果、杖なしで歩けるようになったり、自分で食事ができるようになったりする姿を見られることは何物にも代えがたい喜びです。

利用者やその家族から「ありがとう」と感謝される瞬間は、この仕事の大きな魅力といえます。

身体機能や体力、意欲の減退を防ぎ、精神面の安定にもつながる仕事だからこそ、大きなやりがいが生まれます。

専門的な知識とスキルを活かして働けることも、機能訓練指導員のやりがいの一つです。国家資格を持つ専門職として、職場からも利用者からも頼りにされる存在になれます。

介護福祉士として培った現場経験に、新たな専門性を加えることで、より充実したキャリアを築けるでしょう。

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介護業界に特化したエージェントが、求職者のキャリアの希望や働き方の要望をしっかりとヒアリングし、適切な転職先をご案内します。

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介護福祉士が機能訓練指導員になって目指せるキャリアプラン

ソファに座る高齢女性とエプロンの女性

機能訓練指導員として経験を積んだ後は、さまざまなキャリアパスを開くことが可能です。

ここでは専門性を深める道、リーダー層を目指す道、より条件のよい職場への転職という3つのキャリアプランを紹介します。

機能訓練指導員のプロとして活躍する

機能訓練指導員としての専門性をさらに深め、その分野のスペシャリストを目指す道です。例えば、認知症ケアに特化したリハビリテーションや、脳卒中後のリハビリテーションなど特定の分野で高度な知識とスキルを身につけます。​

専門性を高めることで、より複雑なケースにも対応できる人材として評価されるでしょう。研修や勉強会に積極的に参加し、新しいリハビリテーション技術を学び続けることが大切です。

同じ資格を持つほかの職員と切磋琢磨することで、新たな視点が得られ、より効果的な機能訓練を実施できるようになります。​

また、外部の研修講師として活動したり、後輩の指導に携わったりする機会も増えます。自分の知識や経験を伝えることで、業界全体の質の向上にも貢献できるでしょう。

介護施設や事業所のリーダー層を目指す

ベンチに座る遠くを指差す介護士と高齢女性

機能訓練指導員としての経験を活かし、施設のリーダー層を目指すキャリアパスもあります。機能訓練指導員は他職種との連携を通じて自身の知見を大きく広げることができるでしょう。

経験を積めば積むほど主任や課長などのリーダー的立場、さらには施設長になるというキャリアアップの道が開けます。​

リーダー層になると、訓練プログラムの企画立案やスタッフの育成、他職種との調整などマネジメント業務が中心になります。

介護福祉士として現場を熟知し、機能訓練指導員としての専門性を備えた人材は、現場の実態に即した判断ができるリーダーとして高く評価されるでしょう。

条件のよい職場に転職する

機能訓練指導員としての経験とスキルを武器に、より条件のよい職場への転職を目指すこともできます。給与や福利厚生が充実した施設や設備が整った環境で働くことが可能です。​

経験を積んだ機能訓練指導員は、転職市場において高い需要があります。特に複数の資格を持っていたり、特定の分野で実績があったりする人材は、好条件での転職が期待できるでしょう。

自分の市場価値を正しく理解し、適切なタイミングで転職を検討することが重要です。転職によって、通勤時間の短縮や、ワークライフバランスの改善も実現できます。

自分のキャリアと生活の質を両立させる選択肢として、転職を視野に入れましょう。

ハッシュタグ転職介護では、求職者のキャリアプランに合わせた職場をご紹介しています。専門性を発揮できる環境やキャリアアップが可能な施設、条件のよい求人まで、幅広い選択肢をご用意しています。

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介護福祉士から機能訓練指導員を目指したいなら

エプロン姿の女性2名

介護福祉士として働きながらより専門的なキャリアを目指すなら、機能訓練指導員は魅力的な選択肢です。

国家資格の取得は必要ですが、これまで介護現場で培ってきた経験は大きな武器となります。

利用者との信頼関係の築き方や多職種連携のスキルは、機能訓練指導員として働くうえで大きな強みになります。

資格取得には時間と費用がかかるものの、長期的なキャリアプランとして考えれば投資する価値は十分あるでしょう。

専門職としての評価が高まり、給与や待遇の向上も期待できるでしょう。自分の興味や適性に合った資格を選び、計画的に学習を進めることが大切です。​

機能訓練指導員としてのキャリアに興味がある場合は、まずは専門家に相談してみるとよいでしょう。自分に合った資格や、資格取得支援制度がある職場についての情報が得られます。

ハッシュタグ転職介護では、キャリアチェンジを考えている介護福祉士の方を全力でサポートしています。資格取得支援制度がある施設や、機能訓練指導員として働ける職場を豊富にご紹介できます。

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