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2025.10.19

【介護の新人職員あるある】介護士の悩みやエピソードと対処法を紹介

未経験で介護職を目指そうと考えたとき、「介護士って未経験でなれるのかな」「自分にできるだろうか」そのような不安を抱く方は少なくありません。

新しいことを始めるにはどうしても心配がつきまといます。また業務内容も多岐にわたり、楽な仕事でないことは事実です。

この記事では新人が経験する悩みエピソードを取り上げつつ、悩んだときの解決方法や長く続けていくための秘訣を紹介していきます。

介護の仕事に興味があるものの、一歩が踏み込めない方は読み進めてみてください。

新人介護士によくある悩み

頭が痛い女性
介護士を始めたばかりのとき「上手に介護できない」「どのように接していいのかわからない」など不安や悩みが出てきます。知識や技術は徐々に身につくものです。

しかし、できないと焦ることもあるでしょう。ここでは新人が初めにつまずく3つを取り上げます。

  • 業務に慣れずプレッシャーになる
  • コミュニケーションが難しい
  • 先輩との人間関係
  •  

誰もが初めはできないことが多いものです。どのような点で不安になりやすいのかを知るだけでも気持ちの整理ができます。

業務に慣れず不安やプレッシャーを感じる

シニア女性を介護をする介護士
介護職を初めてみたけれどなかなか仕事に慣れず、利用者の方を相手にしているので業務の進行が遅いとプレッシャーに感じることも少なくありません。

介護職の仕事に慣れるまで、個人差がありますがおよそ3ヶ月といわれています。

介護職の業務は多岐にわたります。入浴介助・移動・排泄介助・移乗介助の直接的な介護の実施だけではありません。

清掃や食事準備はもちろん、記録業務やレクリエーションも業務の一部です。これらの業務をこなせるようになるまで、周りの目も気になりますし焦ることもあります。

一つひとつ丁寧に実施しましょう。回数を重ねることで業務に慣れ、プレッシャーからも少しずつ解放されていくでしょう。

利用者とのコミュニケーションが難しい

高齢者と会話する女性スタッフ
高齢者はどうしても耳が聞こえにくい方や、発語ができない方もいます。

そうなるとコミュニケーションをとるのが難しく、いつもどおりの会話ができない場面も多くあります。自分自身のストレスにもつながり、疲れてしまうきっかけの一つです。

会話のコツを身につけることでコミュニケーションが円滑にとれるようになります。

コミュニケーションの種類には言語コミュニケーション非言語コミュニケーションがあります。

言語コミュニケーションとは、声・文字・手話などを用いたコミュニケーション手段です。非言語コミュニケーションは、あいづち・ジェスチャーなどを表します。

利用者とのコミュニケーションをとる際にどちらを用いるのが適切か判断することで、円滑なコミュニケーションがとれるようになり、自分自身へのストレスも緩和されるでしょう。

先輩や上司との人間関係に悩む

打ち合わせ
人間関係の悩みは離職する大きな原因の一つです。

先輩職員と一緒に働くなかで、ミスをしないように丁寧に行うと仕事が遅いといわれてしまったり、ミスをすると怒られてしまったりする場面もあります。

介護業界は年齢層の幅も広く、チーム制で仕事を行うためコミュニケーションは欠かせません。しかし、考え方や価値観が違うことから衝突してしまうことも少なくないでしょう。

また、慢性的な人手不足のため周りへの配慮ができなくなることもあります。
そんなときは問題点を整理し、誰が要因なのかがわかることで解決の糸口が見えてきます。

原因が自分自身なのであれば、課題を明確にしましょう。もし、他者が要因で悩んでしまっているのであれば信頼できる人に相談してみるのもよいかもしれません。

人間関係や業務量に悩み転職を考えたとき、どのような職場がよいのか相談できる相手は必要です。そんなときにはプロに頼ってみてはいかがでしょうか。

ハッシュタグ転職介護は人生のキャリアパートナーとしてサポートを行う体制をとっています。丁寧なヒアリングと細かいコミュニケーションで適切な職場提案を行います。

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新人介護士にありがちな失敗エピソード

ベンチに座り落ち込む看護師
初めの頃は「手順が多くて覚えられない」「失敗したらどうしよう」と思うことが多くあるでしょう。戸惑いや不安に思うことがたくさん出てきます。

ここで新人介護士が初めにとおる3つの事柄について実際のエピソードを交えて解説します。

  • 入浴や排泄介助の手順について
  • 声かけや言葉づかいについて
  • 記録・報告の仕方について
  •  

失敗は避けられないものです。しかし、その後に考えることや工夫することを怠ってはいけません。行動に移すことで、改善できることも多くあるので安心してください。

入浴や排泄介助の手順を間違える

入浴介助や排泄介助は介助手順が多く、大きな事故につながりやすくなっています。

特に注意が必要な介助であるものの、利用者との体格差があると介助の難易度も上がります。入浴介助と排泄介助それぞれのエピソードと注意するべきことを解説します。

以下2つは入浴介助のエピソードです。

  • お湯の温度の確認が不十分でいきなり肌にかけたとき設定温度が高すぎてやけどを負ってしまった
  • 浴室への移乗のときに滑り止めマットを敷くのを忘れ足元を滑らせ転倒してしまった

このような事故を耳にします。必ずお湯の温度を確認し、必要な介助補助の道具は設置できているかを事前にしっかり確認する必要があります。

次は排泄介助のエピソードです。

  • おむつ交換(トイレ介助)の際、手袋を外すタイミングを間違えて汚れた手袋のまま清掃用品を触ってしまった

この手順ミスにより汚染物からの他者への感染リスクが高まります。排泄介助時は手順の確認が重要です。清拭の方向を間違えないことが利用者が感染症になるリスクを軽減します。

どちらの介助も一つひとつの順番や確認を怠ると大きな事故になる可能性があるので注意が必要です。

声かけや言葉遣いで戸惑う

女性とヘルパー
利用者への声かけは敬語で行うことが基本です。上から目線になるような言い方やためぐち、若者言葉は失礼にあたります。

敬語が使えていないことがきっかけで利用者を怒らせてしまうことがありますが、これはよく聞く話です。

実際の介護現場で利用者によって使い分けることもあります。これは信頼関係が築けてからになるステップです。

まずは敬語を覚え、ゆっくりと丁寧に声をかけることを心がけましょう。相手に寄り添った声かけをすることが大切になります。

記録や報告の仕方を誤る

記録や報告の仕方を間違えると、引継ぎや経過をみるときにスタッフの間で認識違いがおこります。忙しい合間に記録を残すのは大変です。

記録は利用者の異変に気づくための大切なものになりますが例えば、おやつの時間前に利用者が食堂で転倒してしまったと報告書に記載がありました。

しかし、これだけでは状況説明が不明確で、いつ・なぜ・どのように起こった事故なのかがわかりません。

そのため5W1Hを念頭に置き誰が読んでも状況が読み取れる文章を書くことが必要です。

新人介護士が「きつい」と感じる瞬間

泣く女性
介護職は「体力仕事で疲れが取れない」「夜勤もあってつらい」という声を耳にすることは多いのではないでしょうか。実際にきついと感じる内容は次のとおりです。

  • 夜勤やシフト制がきつい
  • 忙しい時間に業務が重なる
  • 思うように成長できない
  • 失敗が続く
  •  

きついと感じることも多いですが、事前に知ることで心構えを身につけることができます。

きついと感じる業務をどのように解消できるのか考えていくことが大切になります。

夜勤やシフト勤務で生活リズムが乱れる

介護職は夜勤やシフト勤務のため生活リズムを整えるのは大変です。入居型の介護施設では24時間体制での介護支援が求められます。

夜勤勤務は特にスタッフの人数が少ないなかで、入居している利用者全員を見なければなりません。責任感が求められ負担に感じる場面もありますが、メリットもあります。

夜勤を行うと手当が発生したり、勤務形態の待遇がよい施設があったりします。

夜勤やシフト勤務を乗り越えるためには、健康に気を遣いしっかりとリフレッシュを行うことが大切です。

忙しい時間帯に業務が重なる

忙しい時間帯に業務が重なると、慢性的な人手不足を感じる場合があります。

例えば食事介助・排泄介助の時間帯とシフトの引継ぎが重なる時間です。

利用者の方の食べるスピードはそれぞれ違います。介助が必要になる方もいればご自身で食べられる方もいます。

そのため職員の仕事分担が重要です。食事介助をする方、排泄介助やその他業務をこなす方と細分化することも必要です。

利用者の食後は職員も慌ただしく動いているなかで次のシフトへの引継ぎ業務も発生することがあります。

この時間は職員同士が協力し合うことで、チームワークが生まれ業務がスムーズになるでしょう。

以下に具体的な業務例をまとめていますので参考にしてください。

業務内容

思うように成長できないと感じる

「業務が覚えられない」「思ったより成長できていない気がする」そんな思いが出てくる方もいるのではないでしょうか。

忙しいなかなんとなく業務をこなしてしまっていると、振り返ったときに「できているのかな」と不安になることもあると思います。

そのようなときは、できることとできないことを一度振り返ってみましょう。

整理をすることでできるようになったことが見えてきます。今できないことは率先して先輩や上司に質問し、解決することで成長につながります。

失敗が続いて自信をなくす

失敗が続くとどうしても自信をなくしてしまいます。「向いていないのかな」と思ってしまうこともあると思います。

失敗したときは、原因を理解し同じことを繰り返さない姿勢が大切です。

悩むということは、どうにかしたいという現れです。うまくできたことを思い出し、モチベーションをあげてみましょう。

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悩みや失敗を乗り越えるための対処法

打ち合わせ
「私には介護職向いていないのかな」「悩んだときどうしているんだろう」このように考える方は多いのではないでしょうか。

新人は経験数が少ないので、実務において不安に思うことが多くなるのは当然です。乗り越えるための対処法を3つ紹介します。

  • 経験数を積む
  • わからないことは確認する
  • 相談できる仲間を見つける
  •  

失敗しても解決し、繰り返さないようにすればよいのです。成長するきっかけになったと切り替えることで、気持ちが少し軽くなります。

経験は少しずつ積めばいい

初めは経験が少なく、できないことも多いでしょう。少しずつでも積極的に業務に関わってみることが重要です。

苦手な業務やできなかったことも繰り返し行うことで慣れてきて、スピード感もでます。また、経験は実務業務以外でも積むことができます。

例えば、資格取得や技能研修を受けることです。新たな知識を得ることで、多くの知識が身につき自信につなげることができます。

下記は資格の難易度や、特徴をまとめたものになります。取り組めるものは積極的に実施するとよいでしょう。

資格名

わからないことは確認する

仕事をしているとわからないことが出てきます。後で聞こうとしてそのまま忘れてしまうことはありませんか。

研修で習ったことをメモしても、いざ業務に入るとできないことやわからないことが出てきます。そのときは必ずメモを読み返す習慣をつけましょう。

1日の業務を振り返り、できなかったことやわからなかったことをメモに残し必ず調べてください。

自分で調べることで、より知識が深まります。また、項目ごとにまとめてすぐに読み返せるようにしておくと、業務中に困ったときに便利です。

わからないことを素直に質問することも大切です。どうしてもわからないときは上司や先輩に確認しましょう。

成長意欲を嫌がる先輩はいないので、安心して声をかけてみてください。

相談できる先輩や仲間を見つける

悩んだときは、一人で抱え込まず先輩や同僚に相談できる方を見つけましょう。仕事の悩みでも、人間関係でも人に話をすることで解決の糸口が見つかる可能性が高まります。

業務上の悩みは友人に相談することは難しく、同じ環境で働く先輩や仲間に相談することで、悩みを共有でき乗り越えられる場合も多いでしょう。

忙しく働いている先輩や同僚に声をかけるとき、気が引けるかもしれません。しかし、誰もが経験することです。

自分から心を開いて早い段階で相談できる先輩や仲間を見つけましょう。

新人を支える職場の取り組み

研修
「新人研修ってどのようなものがあるの?」「入社してすぐ以外にもフォローしてもらえる?」このように考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

慣れない業務や入居者とのコミュニケーションの取り方に加え、体力面だけでなく精神的な部分の負担も大きくなります。

そんなときに研修制度やフォロー体制が整っていると安心して働くことができます。

多くの施設で取り入れられているOJTについて紹介します。

OJTとは実際の業務を行いながら、先輩から1対1で指導を受ける教育方法です。業務を行いながら指導を受けることで、スキル習得が早いと言われています。

1対1で教育を受けるため、個人の習得度やペースに合わせて進めていくことが可能です。

先輩との信頼関係も一緒に築くことができるので、悩みの相談も打ち明けやすくなり安心して働くことができます。

ハッシュタグ転職介護は、キャリア相談から企業紹介・選考対策・入社後のフォローまで、一人の担当者が対応する一気通貫型の仕組みを採用している人材紹介会社です。

入社後のフォローも重要視していて、定期的なヒアリングを実施し、職場での悩みやキャリアの相談に対応しています。

特に介護業界では、未経験者の離職率が高いため、ミスマッチ防止に向けたフォロー体制を強化して長く働けるようにサポートしています。

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新人介護士がやりがいを感じられる瞬間

介護士と高齢者
「ほんとうにやっていけるのか」「大変なことばかりでやりがいはあるのか」と思っている方もいると思います。やりがいを感じることができた、2つを紹介します。

  • 感謝の言葉をもらったとき
  • 介護を一人できるようになったとき

大変な仕事だからこそやりがいを感じ、成長していきたいと思うのは自然なことです。

利用者や家族から感謝の言葉をもらったとき

介護職をしていると利用者やご家族から「ありがとう」と言っていただく機会が多くあります。

直接的に触れ合う仕事だからこそ、気持ちを伝えてもらえるとやってよかったとやりがいを感じられます。

当たり前の業務だったとしても続けているから得られるものです。

感謝の言葉を伝えてもらえるとうれしい気持ちになりますよね。やりがいのひとつといえるでしょう。

できなかった介助が一人でできるようになったとき

茶碗を持つ笑顔の高齢女性
始めたばかりの頃はできないことが多くあり、挫けることも少なくはありません。何度もつまずき、できなかったことができるようになったとき達成感を感じられます。

先輩や同僚のサポートなしではできなかったことが一人でできるようになったとき、やりがいを感じることができるでしょう。

できることが増えると自信もつき、仕事への意欲が増していきます。

しかし、実際に「やりがいを感じられる職場はどのような施設だろう」「今よりも成長していける施設はあるだろうか」そう思うこともでてくるでしょう。

このようなときは一人で悩まず、プロに話を聞いてみてください。

ハッシュタグ転職介護では一人ひとりに寄り添った転職サポートを行っています。キャリアや働き方に悩むことがでてきたら、ぜひ無料相談を使用してください。

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介護の仕事を前向きに続けるために

介護士
「挑戦してみたいけど迷う」「できるかどうか不安」など考える方も多いのではないでしょうか。介護職を前向きに続けるためにはどのような工夫が必要か考えてみましょう。

まずは目標を設定し、できることを増やしていきましょう。できることが増えると自信が持てるようになります。そして仕事が楽しくなるきっかけにもつながります。

次に相談できる仲間や先輩を見つけましょう。一緒に切磋琢磨し、不安を打ち明けることができる相手がいることは仕事を続けていくなかで重要になってきます。

そして、無理のない働き方を選ぶことが大切です。雇用形態や就業時間、業務負担など何を大切にして働きたいかを明確にすることで前向きな考え方ができるきっかけになるでしょう。

しかし、初めて介護の仕事を始めるのは不安に感じてしまうでしょう。そのようなときはプロに相談してみてください。

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