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仕事・働き方

2025.5.14

介護の夜勤手当について徹底解説|深夜手当との違いやメリットについても紹介

収入アップを目指し、夜勤手当のある介護職への転職を検討している方は増加傾向にあります。

介護職は給料の安さや労働環境が過酷というイメージを持たれがちですが、労働環境の改善が行われています。

特に夜勤は給料面での待遇がよく、収入アップを目指している方に適しているでしょう。

本記事では夜勤手当の相場や深夜手当との違い、夜勤のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

介護の夜勤が自分の働き方にあっているかどうか、検討する一助になれば幸いです。

介護の夜勤について

会話をする介護士

介護の夜勤は、夕方もしくは夜から早朝にかけて入居者の方へのサービスや見守りを行います。

多くの施設で24時間体制で入居者の方の見守りを行っている都合上、夜勤は交代制で行っているケースがほとんどです。

勤務時間も8時間夜勤の3交代制と16時間夜勤の2交代制があるため、自分の生活スタイルにあった勤務形態の施設を探しましょう。

その他、転職前に取得しておくと有利な資格についても紹介します。

仕事内容

出勤したら、まず日勤スタッフから利用者さんの様子や体調の変化、服薬情報などの引き継ぎを受けます。

業務をスムーズに引き継ぐため、不明点がないようにしっかりと状況を把握しましょう。

その後、次の日の朝食の準備を行います。出勤が夕方からの夜勤の施設では、夕食の準備も行う場合もあるため、各施設に確認しておくとよいでしょう。

消灯後に行うのは介護記録の作成や日中に終わらなかった業務、利用者さんの安否や施設内の安全管理のための巡回です。

巡回は1〜2時間ごとに行うのが一般的で、利用者さんの体調や覚醒状態の確認を行います。必要があれば体位変換や排泄の介助も行いましょう。

利用者さんの起床後は、整容・更衣・排泄介助、朝食の提供・服薬介助などを請け負います。日勤のスタッフが出勤したら引き継ぎを行って業務終了です。

勤務時間

TIME

勤務時間は多くの施設で16時間勤務が採用されています。夜勤で8時間勤務の介護施設も増えてきてはいますが、まだまだ主流ではありません。

日本医療労働組合連合会が2020年に実施した介護施設夜勤実態調査結果から、夜勤がある施設の80%以上が2交替制勤務(16時間夜勤)であることがわかります。

3交代制勤務(8時間勤務)の場合は、1日あたりの勤務時間こそ短く身体的負担も軽減されています。しかし、夜勤明けの翌日も出勤となる場合もあるため、生活リズムを整えにくいと感じる方もいるようです。

2交代制夜勤は勤務時間がかなり長く設定されていますが、夜勤明けの翌日は休日になりプライベートの時間が長くなるメリットもあります。

取得しておくと有利な資格

資格

介護職に従事する際は、以下の資格を取得しておくと有利です。

基本的に夜勤の介護は無資格者でも行えますが、入浴介助や排泄介助など、有資格者しか行えない業務もあります。

頻繁に夜勤に入りたい、夜勤専従で働きたいと考えている方は、転職前に資格を取得しておきましょう。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士

介護職員初任者研修は介護士の資格のなかで一番最初にとるべき資格です。ほかの資格と比べて受講条件の制限がないため、初心者でも受けやすくなっています。

施設やスクールで講座を修了し、筆記試験に合格すれば資格取得が可能です。

介護福祉士実務者研修はより質が高い知識や技術を学べる資格となっており、介護福祉士の資格をとるためにも必要になってきます。

受講制限はないためすぐ受けられますが、介護職員初任者研修の資格を持っていると受講が一部免除されるため、そちらを取得してからがおすすめです。

試験に合格すると、サービス提供責任者の業務を行えるようになります。

介護福祉士は介護資格のなかで唯一の国家資格であり、現場のリーダーとしての活躍も可能になります。

先の2つの資格とは違い受験するための条件が設定されており、試験も年1回しか開催されないことから難易度は少し高めです。

ただ合格基準は総得点の60%で問題ないため、しっかりと勉強をすれば合格は難しくありません。

介護資格一覧

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介護の夜勤手当と基本給の相場

通帳記入

ほとんどの現場で夜勤介護の手当が支払われています。夜勤手当は通常の給与に加えて支給される手当です。

1回の夜勤手当の額が決まっていることが多く、金額は施設によって異なります。

もし、夜勤手当が7000円の施設で3回夜勤をすれば、通常の給料に21,000円のプラスとなります。

2交代制の介護施設で16時間の夜勤をする場合、1ヶ月に働けるのは10日間前後のため、その月の給料は通常の金額プラス70,000円(7,000円×10回)です。

介護職は給料が低いイメージを持たれがちですが、夜勤の回数を増やせば月収250,000~300,000円程度稼げます。

夜勤手当の相場

支給される夜勤手当の相場は、施設の形態によってばらつきがあります。

日本医療労働組合連合会が2022年に実施した介護施設夜勤実態調査では、主な施設の平均夜勤手当額は以下のとおりです。

  • 特別養護老人ホーム:5,879円/回
  • 介護老人保健施設:7,226円/回
  • グループホーム:5,225円/回
  • 小規模多機能型:5,467円/回
  • 看護小規模多機能型:5,194円/回

介護老人保健施設が一番高く、7,000円台となっています。その他の施設では大きな差はなく、5,000円以上〜6,000円未満が主流です。

夜勤の基本給の相場

夜勤の基本給の相場は平均して250,000〜300,000円といわれています。この金額は基本給に加えて各種手当を含んだ額です。

介護職の年数や資格の有無によっても給与は変動します。

介護の夜勤は日勤に比べると月に50,000〜120,000円程給料が高くなります。首都圏の求人の場合は、介護福祉士の有資格者であれば日当23,000円以上を提示している施設も少なくありません。

場所によっては30,000円以上の日当を提示している施設もあるため、求人検索をする際は注意して見ておくとよいでしょう。

実際に夜勤手当がある事業所を探そうとしたとき、膨大な数の求人サイトや人材派遣会社から希望に合致する事業所を見つけ出すのは手間も時間もかかります。

ハッシュタグ転職介護には介護業界の実情を深く理解している専門アドバイザーが多数在籍しており、業界特有の働き方や悩み、現場の課題にも的確に対応できる体制を整えています。

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深夜手当(深夜割増賃金)との違いと計算方法

電卓とペン

介護職に初めて従事する方が間違えやすいのが、夜勤手当と深夜手当です。

夜勤で働く場合、夜勤手当のほかに深夜手当が追加で支給されます。

2つの手当の違いについて詳しく解説します。

深夜手当について

深夜手当とは労働基準法で定められている手当を指します。

深夜手当は午後10時から午前5時の間に勤務を行った際に、1時間あたり基本給の25%以上割り増しして支払うよう定められた手当です。

また、雇用形態に関係なく一律支給される手当のため、アルバイトやパート、派遣などの非正規雇用の方も支給の対象となっています。

ちなみに夜勤手当は法律で明確に定められていないため、企業が任意で従業員に支給している手当です。

そのため、事業所によっては夜勤を行っても夜勤手当の支給が行われないため注意しましょう。

深夜手当の計算方法

給与支給明細書

深夜手当は介護職のみならず、労働基準法の規定に則って同じ計算式で算出されます。

給与形態によって計算方法が異なっており、その計算式は以下の3通りです。

  • 時給制:1時間あたりの賃金(日給÷所定労働時間)×割増率(1.25)×深夜労働時間
  • 日給制:1時間あたりの賃金(日給÷所定労働時間)×割増率(1.25)×深夜労働時間
  • 月給制:平均所定労働時間(A)=(365日−年間休日)×1日の所定労働時間÷12ヶ月
  •     1時間あたりの賃金(月給÷平均所定労働時間・・・(A))×割増率(1.25)×深夜労働時間

    日給制の深夜手当は、1時間あたりの賃金額に深夜割増率と深夜労働時間をかけて算出します。

    月給制の1時間あたりの賃金は、月給の金額(所定内給与額)を1ヶ月の所定労働時間数で割って求めます。

    暦の日数や祝日に応じて1ヶ月の所定労働時間数は変動するため、まずは平均の所定労働時間を求めましょう。

    平均所定労働時間を算出できたら、1時間あたりの賃金を求めて割増料金を出します。

    介護の夜勤のメリット

    merit

    夜勤は勤務時間が長いため、大変そうなイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。

    しかし実際は、夜勤は収入面や勤務スケジュールで日勤よりも優れている場合があり、人によっては働きやすくライフスタイルに合った働き方だと感じる可能性があるでしょう。

    ここでは介護の夜勤のメリットを詳しく紹介します。

    夜勤手当・深夜手当がつく

    前述のように、介護の夜勤には夜勤手当や深夜手当といった各種手当がつきます。日勤のスタッフよりも収入が増えるのは大きなメリットといってよいでしょう。

    時給アップは正社員だけでなく、パートやアルバイト勤務の場合でも対象となります。

    夜勤の翌日が休日の場合は自由に使える時間が多い

    お出かけ女子

    夜勤の翌日が休日になっている場合は、夜勤明けの時間と翌日の休みが連続して取れるため1日半以上自由な時間を過ごせます。

    介護職は連休が取りづらい仕事ではありますが、夜勤で働くと自分の好きなことに打ち込める時間が確保できます。

    自由時間で趣味を楽しんだり、家族や友人との時間を確保したり、勤務先の許可があれば副業も始めて更なる収入アップを狙ったりすることも可能です。

    夜勤専従にすれば生活のリズムが崩れにくい

    夜勤専従での勤務が可能になれば、交代制で夜勤に入るよりも生活リズムが安定する点もメリットに挙げられるでしょう。

    交代制での勤務では日勤の仕事も行わなければならず、シフト次第では就寝時間や始業時間が変動したり夜勤の次の日が日勤になっていたりと、身体的にも精神的にも疲れが溜まりやすくなります。

    夜勤専従の場合は一定のリズムで勤務ができるため、不規則な生活による体調不良を引き起こしにくいです。ワークライフバランスをしっかりと整えながら仕事ができる点は魅力といえます。

    「今よりもワークライフバランスを整えたい」「もっと条件面の整った職場で働きたい」そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度、ハッシュタグ転職介護にご相談ください。

    ご希望やライフスタイルを丁寧にヒアリングしたうえで、複数の求人をご提案しながら条件をすり合わせ、無理なく長く働ける職場をご案内いたします。

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    介護の夜勤のデメリット

    DEMERIT

    介護の夜勤にはもちろんデメリットも存在します。

    交代制、夜勤専従どちらにも大変な部分があるため、把握したうえで夜勤を行うか判断しましょう。

    ここでは夜勤を行うなかでよくデメリットに挙げられるものを紹介します。

    生活のリズムが崩れやすい

    夜勤は夜通しで仕事を行うことになるため、夜勤専従でない場合は生活リズムが乱れやすくなります。

    シフトの組み方次第では日勤の翌日が夜勤になったり、24時間連続で勤務を行う必要があったりと、生活リズムがなかなか安定しません。

    生活リズムが一定でないと十分な休息をとるのが難しくなり、最終的に心身に不調をきたす可能性もあります。

    夜勤の後は睡眠時間を確保しバランスの取れた食事を摂るなど、体力の回復を行いましょう。

    2交代制は勤務時間が長くなる

    悩む女性

    夜勤で2交代制を採用している施設の場合は、勤務時間がかなり長くなる点もデメリットです。

    日勤は基本的に休憩1時間を含む9時間勤務ですが、夜勤は2時間の休憩を含む16時間勤務となっています。

    このような勤務時間になる理由は、夜勤は一度の出勤で2日分の仕事を行っているとみなされているためです。

    その日の利用者さんの体調や、日中の業務の残り具合によっては休憩時間が確保できない場合もあるため、体力的に辛いと感じる方もいます。

    3交代制は休みが少なく感じる場合がある

    3交代制は2交代制よりも勤務形態が不規則になるため、シフトの組み方によっては休みが少なく感じる可能性があります。

    例として夜勤と夕勤が連続した場合は、勤務終了から勤務開始まで平均8時間程度しかインターバルがありません。

    十分な休息が取れないまま勤務を行うため、身体にどんどん疲れが溜まってしまいます。

    介護の夜勤に向いている人

    パソコンを操作する女性

    介護の夜勤に向いている人は、以下の3つの特徴に当てはまります。

    • 収入を増やしたい人
    • 体力に自信がある人
    • 日中にプライベートの時間を過ごしたい人

    介護の夜勤は給料も高く日中に活動ができるため、向いている人はとことん向いている職種です。

    それぞれの特徴に合致するのはどのような方なのか詳しく解説します。

    収入を増やしたい人

    介護の夜勤は収入アップを目指している方におすすめといえるでしょう。

    夜勤手当や深夜手当てなどの各種手当が基本給に加えて支給されるため、日勤よりも高収入が期待できます。

    夜勤の回数や夜勤専従かによっても収入は変動するため、夜勤に多く入れる施設を転職先に選ぶのがおすすめです。

    体力に自信がある人

    腕を組む介護士

    体力に自信がある方も介護の夜勤に向いています。2交代制の施設の場合、夜勤は日勤よりもおよそ倍の時間働くことになります。

    夜の時間は1〜2時間おきに利用者さんの排泄介助や体位交換を行うため、業務において体力が求められる場面が多く、持久力も必要です。

    健康で体力に自信のある方は、夜勤で身体にかかる負担に耐えられるでしょう。

    日中にプライベートの時間を過ごしたい人

    日中に自分の好きなように時間を使いたい方に夜勤での勤務はおすすめです。

    夜勤明けと翌日は休みになっている場合がほとんどのため、仕事終了からおよそ1日半の間は自由時間に充てられます。

    日中に自由時間を設けることで趣味に時間を割けたり、資格取得の勉強ができたり、Wワークで働けたりとライフスタイルにおいて選択肢が広がります。

    ワークライフバランスを整えたい方にとって、夜勤専従の働き方はメリットが多いでしょう。

    ハッシュタグ転職介護では、あなたの強みや価値観、職場選びで大切にしたいポイントをしっかりとヒアリングし、能力を最大限に発揮できる環境をご提案しています。

    一人ひとりの経験や想いに寄り添いながら、ただ条件に合うだけでなく、「本当に自分らしく働ける職場」を見つけることを大切にしています。

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    夜勤の介護手当で収入アップしたいなら

    OKをする女性

    夜勤手当の支給がある介護施設で働ければ、基本給に加え最大120,000円程の収入アップが見込めます。

    収入だけではなく日中の時間帯を趣味や勉強に充てられたり、休日が多くなったりと、収入アップだけでなくワークライフバランスを重要視している方にも介護の夜勤は人気の職種です。

    勤務する施設の形態や勤務形態によっても、夜勤手当の支給額は変動します。

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