介護職転職は未経験からでもできるか
介護職への転職は未経験でもできるのか不安に思われている方も多いでしょう。
日本では高齢化が進んでおり、それに伴って介護職の需要もますます高まっています。
未経験であっても無資格であっても転職できるのが実情です。
また、年齢の高い方であっても就職することが可能なのが介護職です。
ここではこれらの点について詳しく見ていきましょう。
未経験で介護職になった方は珍しくない
未経験の方で、介護職に転職した方はどのくらいいるのでしょうか?
公益財団法人介護労働安定センターの2021年度介護労働実態調査で、前職について調査したところ、介護・福祉・医療関係以外の仕事が 63.1%と高い割合を占めていることが明らかになりました。
実に3人に2人は、介護とは関係のない業界の方が転職されていることがわかります。そのため未経験で介護職になった方は珍しくないです。
認知症介護基礎研修さえ受ければ働ける
介護の仕事に未経験の方が、介護職として働くために必要なことは何でしょうか?
事前の資格取得などは必須ではありませんが、就業後1年以内に認知症に関する研修を受ける必要があります。
現在、日本では高齢者の認知症の方の割合は厚生労働省の報告によると3人に1人といわれており、認知症の方との関わりは介護職として働いていくうえで、避けては通れない問題になっています。
認知症を患うと病気の影響で患者さんは怒りっぽくなったり妄想が出たりしますので、実際の介護の現場では認知症を正しく理解し適切な対処方法を知らないと、介護が難しくなるでしょう。
この点を踏まえて、2024年4月以降に介護職に就いた人は、1年以内に認知症介護基礎研修を受講することが義務づけられました。
逆にいえば未経験でも、資格がなくても介護職として働くことができ、働き始めて1年以内にこの研修を受講すればよいということです。
この研修は、半日から1日で受講することができるカリキュラムになっており、e-ラーニングでも受講ができます。
各自治体でも受講できますし、介護事業所でも就職してから受講できるところも多いようです。受講するだけで試験はありません。
年齢が高めでも転職は可能
年齢が高めで、再就職を諦めている方にも、介護職は就職しやすい業界です。
2023年度介護労働実態調査では、介護業界では60から64歳の方が9.9%、65歳以上は5.3%、70歳以上の方も3.2%の方が働いていると報告されています。
特に、今まで専業主婦で働いたことはないけれど、主婦歴は何十年という方にとっては、介護の仕事の一つである家事支援はかなりスムーズに就職できる分野です。年齢が高めで体力に不安のある方は短いパートから始めてもよいでしょう。
働きたいけど、もうこんな年だから仕事は無理と諦めている方はぜひ一度専門のアドバイザーに話を聞くことをおすすめします。
「何の資格もないからなかなか仕事がみつからない」「働きたいけどもうこんな年齢だからどこも就職は難しそう」そんな方は、ぜひ私たちにご相談ください。
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未経験で介護職を目指す方の主な不安
ここでは、まず介護に関わる仕事を解説します。
主に介護に関わる仕事は大きく分けて「施設入所介護」「施設通所介護」「訪問介護」の3種類に分類されます。
- 施設入所介護:特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・住宅型有料老人ホーム・グループホームなどの施設に入所している利用者を介護する仕事。
- 施設通所介護:デイサービスやデイケアサービスなど、日中に施設へ通う利用者を介護する仕事。
- 訪問介護:訪問介護・訪問リハビリ・訪問入浴・訪問看護など、利用者の自宅を訪問して介護サービスを提供する仕事。
このように介護施設と一口にいってもその業務形態はさまざまです。自分のライフスタイルに合う施設を選びましょう。
施設通所介護と訪問介護は、昼間のサービスになりますので夜勤はありません。
未経験でいきなり夜勤になることはないですが、夜勤は困るという方は、先ほど説明した施設通所介護や訪問介護など、夜勤のない職場を選ぶとよいでしょう。
人と関わる仕事のため、職場の人間関係や利用者とのコミュニケーションも気になるところです。また、慣れない仕事で覚えるのが多く大変そうだなとか心配なことは多いでしょう。
しかし、どこの職場でもはじめは大変です。ある程度割り切ることも大事になります。
需要のほうが上回ってる介護業界ですから、これからさらに賃金の上昇も見込める職種です。
介護職の魅力・やりがい
次に介護職の魅力とやりがいを解説します。きつい仕事と思われがちな介護の仕事ですが、どこに魅力があるのでしょうか。
介護はやはり人と人とのつながりの仕事であるため、利用者とお話をするなかで学ぶことや気づくことも多いです。人生の先輩でもある利用者の方々からは、様々なお話を聞ける機会もあります。
また、誰かの役に立っていると感じられることも仕事を続けるモチベーションになるでしょう。
利用者・ご家族から感謝される
人から感謝されるのは、誰にとってもうれしいことです。介護職のやりがいは何といっても利用者やご家族から感謝の言葉を直接聞けることです。
他の業種ではなかなかないことです。感謝の言葉は自分の自信にもつながっていくでしょう。
他業種での経験を活かせる場合が多い
営業や販売員だった方などは、特に人との関わりや人との会話に長けている場合もあります。
家事を普段している方は、生活支援で実力を発揮できることもあります。
需要が高く将来性がある
2025年には約35万人の介護従事者が不足すると推測されています。
業界全体として介護職員の労働環境改善はされてきており、以前の介護職のイメージと比較すると、実際には働きやすい環境が整いつつあります。
しかし、介護分野の有効求人倍率は、全産業と比較しても引き続き高い水準です。このことからも、介護業界は現在も人手不足の状況にあるということがわかります。
有効求人倍率とは、一人の求職者に対して何件の求人があるかを示す指標です。
さらに、介護職は全体の求人数が多いだけでなく正社員で雇用されるチャンスにも恵まれており、安定した仕事につくことができる可能性が高いといえます。
このように高齢化社会の日本では、高齢者の増加とともに介護職は需要の高い業界です。さらに様々な資格をとることで賃金の上昇が見込めて、安定した将来性のある職業と考えることができます。
多くの職場の募集がありますが、できるだけ自分に合う職場を選ぶためプロのアドバイスを受けることをおすすめします。
HR CAREERでは、「夜勤は困る」「休日出勤は避けたい」「短時間勤務を希望している」など求職者一人ひとりの方のライフプランに合う職場をマッチングします。
もちろん、入社後も定期的なヒアリングを実施し職場での悩みやキャリアの相談にも応じます。
その結果、求職者と企業のミスマッチが減り、定着率が高くなります。
「自分の働く条件に合う職場をみつけたい」「今はパートだけど正社員になりたい」「子どもがいるので短時間で働きたい」そのような方は私たちにご相談ください。
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介護職に向いている方
こちらではどのような方が介護職に向いているのかを紹介します。
人と話すことが好きな方
介護は人と関わる仕事です。人と話すことが好きな方や人と関わるのが好きな方は、介護職に向いているでしょう。
利用者はみなさん人生の先輩方です。お話は自分にとっても生活していくうえでの参考になるかもしれません。
また、会話することで介護される側とする側の間に信頼関係も築けるでしょう。
思いやりのある対応ができる方
どの仕事でも思いやりのある対応は必要ですが、介護職では特に重要です。
なかなか意思の疎通がうまくいかない利用者がいる場合もあります。認知症が原因で予想外の言葉をいわれることもあるかもしれません。
相手の立場を理解したり、認知症の病気を学んだりすることで、思いやりのある対応ができるでしょう。
気持ちの切り替えが得意な方
人と接する仕事のため、常にトラブルを避けられるわけではありません。認知症の利用者の中には怒りやすかったり妄想が出る方々もいるため、きちんと仕事していても嫌な思いをすることもあるかもしれません。
そういう意味では気持ちの切り替えが得意な方のほうが介護職に向いているといえるでしょう。
介護職未経験者のおすすめの職場
ここでは、未経験の方がどのような環境の職場に転職するのがよいか考えていきましょう。
職場を選ぶときのポイントは3つあります。
まずは、人員配置に余裕がある・資格取得支援制度が充実している・24時間看護師が常駐しているかです。次に詳しく見てみましょう。
人員配置に余裕がある
介護業界では慢性的な人手不足が続いています。そのため人員に余裕のない職場に就職してしまうと、満足に新人教育をうけられないことがあります。
未経験で就職する場合はできるだけ人員配置に余裕がある職場を選びましょう。
人員配置に余裕がなく忙しそうに周りが働いているとなかなか質問できないことも多いでしょう。職場に余裕があるとわからないことがあっても、先輩に聞きやすい雰囲気があります。
資格取得支援制度が充実している
介護職にはさまざまな資格があります。その資格によってできる仕事の内容が違ってきます。
介護職の仕事は大きく分けて身体介助と生活介助の主に次の2つです。
- 身体介助(食事・排泄・入浴・更衣・移動・服薬・体位変換などの援助)
- 生活援助(洗濯・買い物・掃除・調理・移動などの援助)
まず先ほど説明したように介護職につくためには、認知症介護基礎研修を受ける必要があります。この段階でできるのは生活援助です。
次のステップとして介護職員初任者研修があり修了試験もあります。それほど難しい試験ではなく、こちらの資格をとることでできるのが身体介護です。
その上位の資格として介護福祉士実務者研修があり、研修を受けることで喀痰吸引などのより専門的な医療的ケアを行うことができます。
さらに介護福祉士という資格があり、介護職では唯一の国家資格です。
就職するときは先を見据えて、このような資格取得支援制度が充実している職場を選ぶとよいでしょう。
このように、保有する資格によりできる仕事の範囲が広がってくるのも介護職の特徴です。
また、介護職に就職して介護のことを学ぶことは身近な人が介護が必要になったときに
役に立つ知識です。
看護師が24時間配置されている
特別養護老人ホームなどでは、看護師の配置が義務付けられており、日中は必ず看護師がいます。ただし、夜間帯の看護師配置は必須ではありません。
また、それ以外の施設でも看護師を配置しているところが多くあります。
その他の施設でも看護師を配置している施設は多くあります。
利用者に急変があったときは、特に経験が浅い場合は慌てがちですが、やはり看護のプロである看護師が常駐してくれてる施設は心強いです。
そのような施設を紹介してもらうためにも、ぜひプロの方に相談されることをおすすめしています。
HR CAREERでは、介護業界に精通したアドバイザーが、職場の環境をリサーチしてどのようなキャリアを積んでいきたいのか希望に沿った職場をご紹介します。
「未経験でも安心して働ける職場がいい」「資格取得支援やキャリアアップの制度が充実している職場をさがしたい」
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未経験で介護職に転職するコツ
介護職の資格やいろんな業態の職種があることを説明してきましたが、実際に企業に応募する場合の準備はどのようにすればよいのでしょうか。
たくさんある求人から自分に合う職場を見つけるのは大変です。未経験の中でも特に資格のない方が介護職に転職する場合、おすすめする3つのポイントがあります。
ここでは、この3つのポイントについてさらに詳しく解説します。
未経験者歓迎の求人に応募する
介護施設によっては未経験者歓迎と記載して募集している職場も少なくはありません。
慢性的な人手不足で未経験で採用や研修してもらい育てていこうという企業は、新人研修制度も充実していると考えられます。
介護職の志望理由を具体的に説明する
応募動機は、必ず応募書類に記載を求められますし、面接でも聞かれます。志望理由を具体的に説明できるようにしましょう。
このような応募書類の書き方や面接でのコツを転職エージェントを利用することで、一人で悩まなくてすみます。自分にあう職場を選ぶのは大変であるため、プロに転職を手伝ってもらうことをおすすめします。
業界のプロに転職を手伝ってもらう
今までお話ししてきたように、特に未経験で介護職に転職しようとされていうる方はぜひ
転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントを活用することで、履歴書の書き方や面接対策などサポートしてもらい転職にかかるストレスを減らしましょう。
HR CAREERでは、人生のキャリアパートナーとして求職者にとことんよりそう対応をしています。
介護業界に精通した専門のアドバイザーが、職場の雰囲気や人間関係、労働環境まで細かくリサーチしますので、ご希望に沿う職場を紹介します。
企業の求める人物像と求職者をマッチングさせて面接のお手伝い、さらには入社後のフォローも定期的なヒアリングを行い、悩みの相談にも対応していきます。
はじめて介護職に転職を考えてる方は、業界のプロに転職を手伝ってもらうことが転職を成功させるコツです。ぜひ私たちにご相談ください。
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介護職は未経験者でも大丈夫!転職後にスキルアップをめざそう
介護職は異業種から転職されてる方も意外に多いことや年齢が高くても就職ができる職種であることがわかりました。
また、転職後段階的に資格を取得することで、キャリアアップとそれに伴う賃金の上昇にもつながっていきます。
そのためには、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの取得制度がある企業を選ぶことも大切です。
ただ一人で転職先を決めるのは、簡単ではありません。転職してからこんなはずではなかったと思うことのないように、できるかぎり自分にあった転職先を見つけることが大切です。
HR CAREERでは、介護業界に精通したアドバイザーがその方にあった転職先をマッチングさせてさらに人生のキャリアパートナーとして、転職後もしっかりサポートしていきます。
もちろん、履歴書の書き方や面接でのアドバイスもいたします。初めての介護職への転職の不安に一人ひとりの方に寄り添い、転職がスムーズに行くようお手伝いさせていただきます。
転職後ももちろん手厚くサポートします。
「未経験だから自分にやっていけるか不安」「どのように転職活動したらいいかわからない」など未経験で介護職に転職を考えているけどなかなか踏み出せない方はぜひ私たちと一緒に一歩踏み出してみませんか?
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