介護職で副業は可能？

介護職で副業ができるかどうかは、勤務している職場の就業規則によって決まります。

職場で働いている以上、就業規則を守る義務があります。

もし就業規則に「副業を禁止する」と記載されているにもかかわらず副業を行った場合、規則違反となり、処分の対象となる可能性があります。

一方で、就業規則に副業禁止の記載がなければ、副業は問題なく行えます。

介護職の仕事と副業を両立させたい方は、副業を始める前に必ず就業規則を確認しておきましょう。

介護職で副業を行う人はどのくらい？

厚生労働省の調査によると、年齢・性別・働き方に関わらず、現在働いている人のうち副業をしている人の割合は約10％です。

そのうち、本業が医療・福祉関連の人は約10％となっています。

本業別で見ると、副業をしている割合が最も多いのは農林漁業や鉱業で約16％、次いで宿泊・飲食サービス業、専門・技術サービス業、教育・学習支援業がそれぞれ約15％前後となっています。

これらの業種に比べると、介護職の副業率は決して高くはありません。

しかし、少数派とはいえ、実際に介護職と副業を両立している人もいるのが現状です。

ハッシュタグ転職介護では、「副業も視野に入れて働きたい」といったご希望にも丁寧に対応しています。

副業が可能な職場や、柔軟なシフトで働ける求人など、一人ひとりのライフスタイルに合わせた職場をご紹介しています。

「副業との両立ができるか不安」「職場に相談しづらい」と感じている方も、ぜひお気軽にご相談ください。

介護職で副業を行うメリット

介護職で副業を行うメリットには、大きく分けて次の2つがあります。

• 収入を増やせること
• スキルアップにつながること

まず、収入面でのメリットとして、本業とは別に副業でも収入を得られる点が挙げられます。

副収入があることで、金銭的な理由で諦めていたものが購入できたり、旅行で少し贅沢なホテルを利用できたりと、生活の満足度も高まるでしょう。

また、副業で収入が増えることにより、生活が安定しやすくなり、家計に関する不安を軽減することも期待できます。

さらに、副業を行うことでスキルアップにもつながります。副業を通じて身につけた能力は、本業の介護職にも活かせる可能性もあるのがメリットです。

万が一何らかの理由で本業の介護職を続けることが難しくなったとしても、副業を通じて身につけたスキルが今後の生活に役立つこともあります。

介護職におすすめの副業10選

介護職は勤務時間が不規則であったり、専門的なスキルが必要であったりと、ほかの職種とは異なる特徴があります。

土日出勤や夜勤などの勤務があるため、副業を行う際は時間管理がとても重要です。

また、介護職で身につけたスキルをほかの仕事でも活かすことができれば、副業の幅が広がります。ここからは、そんな介護職におすすめの副業を10種類ご紹介します。

ほかの介護施設の仕事

同じ介護業界であれば、普段の業務で身につけたスキルをそのまま副業に活かせます。

介護施設によっては、短時間のアルバイトや訪問介護スタッフなど、スポットで働ける求人もあるため、本業の合間を利用して無理なく働くことができるでしょう。

また、すでに介護職として経験やスキルがある方なら、採用されやすい傾向もあります。

別の介護施設で働くことにより、本業以外でも経験が積めるため、副業を通じてさらに成長できる点もメリットのひとつです。

ハッシュタグ転職介護では、「今の職場だけでなく、ほかの介護施設でも働いてみたい」「自分にもっと合う環境があるか知りたい」と考えている方に対しても、求職者と企業の双方を丁寧につなぐマッチングを実現しています。

また、転職だけでなく、今後のキャリアや働き方に関するご相談にも専門のアドバイザーがしっかりと対応しています。

経験や資格の有無に関わらず、あなたに合った選択肢をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

地域活動支援センターの仕事

地域活動支援センターとは、障害のある方に施設へ通ってもらい、創作活動や生産活動、地域との交流を促進するための施設です。

主な活動としては、障害者の方への入浴サービスの提供や機能訓練、社会資源との連携強化、地域ボランティアスタッフの育成など、多岐にわたります。

介護職としてのスキルを活かせるだけでなく、本業の介護施設を超えて地域全体へと活動の幅を広げることが可能です。

副業による収入を得ながら、同時に地域福祉の活動にも貢献したいという方におすすめの副業です。

ハッシュタグ転職介護では、求職者一人ひとりのキャリアパートナーとして、将来を見据えた転職・就業支援を行っています。

「地域とつながる働き方をしてみたい」「将来的には福祉分野での多様な経験を積みたい」そのようなご希望に対して、ハッシュタグ転職介護のアドバイザーが丁寧にヒアリングを行い、希望に沿った職場や働き方をご提案しています。

まずはあなたの考えているキャリアや関心を、無料相談でお聞かせください。

スキルを活かせるスキルシェアサービス

スキルシェアサービスとは、個人が持つスキルや経験をほかの人に提供できる仕組みのことです。

インターネットを通じてスキルを提供したい人と必要としている人をマッチングさせ、個人間で契約を結ぶケースが一般的です。

提供できる内容は専門的なスキルに限らず、家事や育児のお手伝いなど、日常的なサポートまで幅広くあります。

介護職としての専門知識や、レクリエーションの経験を活かしたサービス提供など、介護職で培ったスキルが役立つことも少なくありません。

報酬や働く時間帯などの条件は、利用者との契約によって異なります。

飲食店やコンビニ

飲食店やコンビニの仕事は、日中や深夜の時間帯など、自分の都合に合わせて数時間だけ勤務できることが魅力です。

介護職と同じくシフト制勤務が多いため、本業の休みや勤務時間前後を活用してシフトの調整がしやすいというメリットがあります。

また、接客業務が中心となるため、介護職で培ったコミュニケーション能力を活かすことができるでしょう。

特に深夜帯の勤務は昼間に比べて時給が高く設定されているため、短時間でも効率よく収入を得られます。

スキマバイト

スキマバイトとは、1日や数時間など、自分の空いている時間を使って働くタイプの副業です。

専門のマッチングアプリやサービスを通じて簡単に仕事を見つけることができ、誰でも手軽に始められます。仕事内容も倉庫整理・接客スタッフ・清掃スタッフなど幅広く、履歴書や面接が不要なことも多いため、時間さえ合えばすぐに働き始めることが可能です。

万が一、自分に合わないと感じても、その日の勤務だけで終了できるため、気軽に挑戦しやすい副業といえるでしょう。

家事代行

家事代行は、掃除や洗濯など介護職での日常的な業務経験が活かせるため、始めやすい副業です。

勤務時間は日中の数時間だけというケースも多く、休日などの空いた時間を有効活用できます。

登録制で働けば、自分のペースで働けるため、スケジュールや体調に合わせて無理なく調整できるのもメリットの一つです。

アンケート調査

アンケート調査は、専用のアプリやサイトを通じて提供されるアンケートに回答するだけの仕事で、空き時間を使って誰でも簡単に始められます。

アンケートの内容は、日常生活に関することや趣味・嗜好など多岐にわたります。

自宅でスマホやパソコンから回答するタイプなら、わざわざ出かける必要もなく、体力的な負担もほとんどありません。

報酬は1件数円程度のものから、商品モニターや座談会への参加などで数百〜数千円になるものもあります。

特別なスキルを必要とせず、自分の意見や感想を伝えるだけで良いため、気軽に始められる副業といえるでしょう。

フードデリバリー

フードデリバリーは、飲食店で受け取った料理を注文者に届ける仕事です。主に自転車やバイクなどを使って配達を行い、配達距離や件数に応じて報酬が得られます。

専用のアプリやサービスに登録することで、自分の空いた時間に合わせて働けるため、副業として取り組みやすい仕事です。

勤務する日時やシフトに縛られないため、介護職のスケジュールや体調に合わせて自由に働くことが可能です。

Webライター

Webライターは、インターネット上で依頼を受けて文章を書く副業です。

パソコンやタブレットがあれば場所を選ばず働けるため、在宅で空き時間を使って手軽に取り組むことができます。

継続的に依頼を受けることで収入が増える可能性もありますが、一定の文章力は求められます。

なかには介護関連の記事作成といった依頼もあり、介護職としての知識や経験を活かせるケースもあります。

文章を書くことが好きな方や得意な方にとっては、特におすすめの副業です。

動画制作などの在宅ワーク

在宅ワークには、動画編集やハンドメイド制作といった仕事もあります。

動画編集は、YouTubeなどの動画投稿者から依頼を受け、映像の編集作業を行います。一定の動画編集スキルが必要になりますが、もともと編集経験がある方や動画編集が好きな方に適しています。

ハンドメイド制作は、雑貨やアクセサリーなどを自宅で作り、オンラインショップや個人間の取引で販売する仕事です。

未経験でも挑戦できますが、練習や一定の技術が求められます。手先が器用な方や制作経験のある方に向いているでしょう。

どちらも自宅で完結するため、自宅の隙間時間を活用して働けるというメリットがあります。

介護職で副業する場合の注意点

副業を始めると、収入が増えたりスキルアップにつながったりとさまざまなメリットがあります。

しかし、勢いだけで始めてしまうと、後々トラブルに発展することも少なくありません。

そのため、副業を始める前に、副業が問題なくできる環境か確認しておくことがとても大切です。

副業を始める前に必ず確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

• 職場が副業を許可しているか確認する
• 労働基準法に違反していないかチェックする
• 必要に応じて確定申告を行う
• 体調管理を徹底する
• 本業に支障が出ないようスケジュールを管理する

それぞれの項目について、詳しく解説します。

副業OKな職場か確認する

副業を始める際は、まず職場の就業規則をしっかりと確認しましょう。

もし就業規則で副業が禁止されているにも関わらず、副業をしていることが職場に知られてしまうと、就業規則違反として処分の対象となる可能性があります。

場合によっては、雇用主の判断により解雇処分に至るケースも考えられるでしょう。

副業が許可されていれば特に問題ありませんが、就業規則によっては副業を行う際に事前の申請や許可が必要な場合もあります。

その場合は、必ず決められた手続きを踏んでから副業を始めるようにしましょう。

ハッシュタグ転職介護では、副業をしながら介護職として働きたいと考えている方に向けて、副業が可能な職場のご紹介も行っています。

求職者のライフスタイルや働き方の希望を丁寧にヒアリングし、副業の可否も含めてミスマッチのない求人をご提案しています。

「副業を続けながら介護職としても働きたい」「収入のバランスや時間の使い方を考慮しながら職場を選びたい」そんな方は、ぜひハッシュタグ転職介護の無料相談をご利用ください。

労働基準法に違反していないか確認する

副業を始める際は、労働基準法のルールについても確認しておく必要があります。

労働基準法では、原則として「1日8時間、週40時間以内」が法定労働時間とされています。

この時間を超えて働く場合は時間外労働（残業）となり、月45時間、年間360時間という上限が定められています。

また、時間外労働をするためには、職場で法律に基づく労使間の協定（36協定）を締結する必要もあります。

これらの上限を超えた労働を行った場合、雇用主側に罰則が科される可能性があります。

そのため、本業と副業を合わせて働きすぎると、副業を継続すること自体が難しくなるリスクもあるのです。

ただし、副業がフリーランスや個人事業主としての活動であれば、労働基準法の法定労働時間は適用されません。

もし労働時間の関係で副業が難しい場合は、フリーランスや個人事業主として働ける副業を選ぶことを検討してみるとよいでしょう。

必要に応じて確定申告を行う

副業で得た収入も、一定額を超えると確定申告が必要になります。

年間で得た副業収入が20万円を超える場合には、必ず確定申告の手続きを行わなければなりません。

確定申告をせずに放置してしまうと、「申告漏れ」となり、税務署から指摘される可能性があります。

この場合、追加で税金を納める必要があるほか、延滞税などの罰則が課されるケースもありますので注意が必要です。

副業を始める際は、確定申告のルールについても事前に確認しておきましょう。

体調管理に気を付ける

副業を始めると、収入を増やすことに意識が集中し、体調管理がおろそかになる場合があります。

本業とは別に仕事を増やすことで、身体的・精神的な負担が蓄積し、体調を崩してしまうリスクが高まります。

体調を崩すと、本業である介護職にも影響が出てしまうため注意が必要です。

副業を始める前には、自分の体力や空き時間とよく相談して、無理なく続けられる範囲かどうかを検討しましょう。

特に介護職の場合は夜勤勤務も多いため、睡眠不足にならないように意識することも大切です。

初めて副業をする場合は、最初は負担が少ないものから始めて、徐々にペースを掴んでいくことをおすすめします。

本業に差し支えないようにスケジュール管理する

副業を行う際は、スケジュール管理も重要なポイントです。

副業と本業を並行して行うため、副業にばかり意識が向いてしまうと、本業に悪影響が出ることがあります。

本業と副業を隙間なくスケジュールに詰め込んでしまうと、移動時間や準備が間に合わず遅刻したり、疲労のために本来のパフォーマンスが発揮できなかったりと、さまざまなトラブルの原因になります。

そのため、副業を始める前に1日や1週間単位でスケジュールを整理し、本業と副業をバランスよく両立できるよう調整することが重要です。

副業することを職場に伝える必要はある？

就業規則に特に記載がなければ、副業をしていることを職場に伝える必要はありません。

むしろ副業をしていることを職場の人にむやみに話してしまうと、本業で失敗した際に「副業のせいで疲れているのではないか」と疑われたり、収入の増加が周囲からの妬みの原因となったりする可能性があります。

職場での信頼関係を守るためにも、副業についてはあえて伝えないという選択も、場合によっては必要です。

副業OKの介護職への転職は人材会社に相談しよう

介護職を続けながら副業をしたい場合、職場の就業規則で副業が認められていることが必須条件となります。

しかし、副業が許可されている職場を自分で探そうとしても、就業規則が求人情報に明記されていない場合も多く、面接時に直接聞くこともなかなか難しいのが現状です。

そこで、副業が可能な介護職への転職を希望する方には、人材会社に相談することをおすすめします。

人材会社を利用すれば、副業が認められている職場を紹介してもらえるだけでなく、職場環境などについても事前に詳しく確認することができます。

ハッシュタグ転職介護では、医療・福祉分野に特化した人材紹介を行っており、業界ならではの働き方や職場環境に精通したアドバイザーが在籍しています。

転職やキャリアに関する悩みに対しても、求職者のニーズや状況に応じて適切なアドバイスをご提供しています。

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