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転職ノウハウ

2025.5.15

無資格でも介護職に転職できる?仕事内容や注意点・転職を成功させるポイントを解説

介護職は人を相手にする職業であり、特別な資格を持たなければ転職できないと思っていませんか。

介護業界は未経験で無資格の状態からでも活躍できるチャンスがあります。しかし未経験から無資格で新しい仕事を始めるのは、不安を感じるでしょう。

未経験ながらも自分に適した職場を選択し、キャリアを重ねている方も少なくありません。

本記事では、未経験で無資格からの介護職への転職について紹介します。介護業界で働いてみたいと思う方は参考にしてみてください。

無資格からでも介護職に転職できる理由

OKする2人
資格がない状態でも介護職に就くことが可能な理由は以下の4点です。

  • 認知症介護基礎研修は1日あれば取得できる
  • 介護業界の人手不足
  • 転職後でも知識やスキルは身に付く
  • 教育サポートが厚い職場もある

それぞれ詳しくみていきましょう。

認知症介護基礎研修は1日あれば取得できる

無資格から受けられる資格のひとつに認知症介護基礎研修があります。

eラーニングで受講でき、150分の動画視聴時間とテストの回答を終えることで1日で取得できる資格です。

事業所に所属する職員に義務付けられているため、無資格の職員は入職後に必ず受講する必要があります。

介護職をスタートしたときの最初の準備としても、認知症介護基礎研修は心強い研修となるでしょう。

介護業界の人手不足

天秤

少子高齢化や医療の発展に伴い、介護認定を受けてサービスを利用する方が増加しています。

それに伴って介護職員も増加していますが、まだ不足している状態です。

介護職員の実人員の必要数は2022年度には2,150,000人でしたが、2026年度には2,400,000人、2040年度には2,720,000人と増加していく見込みです。

また、2022年の介護関係の職種の有効求人倍率は3.71倍と、全職業の有効求人倍率1.16倍に比べて高い水準です。

そのため国は介護業界の処遇改善や人材確保に力を入れており、なかには他業種から介護職への参入を促進する案も挙げられています。

つまり、介護職に新たに就業する方が求められているため、未経験や無資格の方も挑戦しやすくなっている状況です。

転職後でも知識やスキルは身に付く

気合いありの男性

未経験や無資格の状態から介護職をスタートしても、知識を身につけたり、スキルをアップしたりすることは大いに期待できます。

具体的には認知症介護基礎研修をはじめ、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などが挙げられます。

働きながら勉強や練習をして知識やスキルを獲得することで、徐々にできる仕事を増やしていきましょう。

介護関連の資格には相談業務関連の資格など、幅広い種類がそろっています。介護職は未経験からでも多くの知識やスキルを身に付けられる職種です。

教育サポートが厚い職場もある

メガホンを持つ女性

国全体として介護職が求められているため、未経験や無資格者への教育サポートが整っている職場も存在します。

具体的なカリキュラムとともに積極的に行うよう国から提言されているのは、初心者の介護職に対する入門的研修です。

職場にとって教育を実施しやすい環境となってきており、積極的な教育が求められている状況です。

一方で運営上の問題点として、人員の不足や確保できる時間が不十分で、教育・研修が行えないと回答している事業所も存在します。

そういった職場に未経験のまま転職してしまうと、右も左もわからないまま業務をスタートせざるをえなくなるでしょう。

教育サポートが厚い職場を選ぶことで、自信をもって業務をスタートできるでしょう。

そのため、未経験の業界に飛び込む際に、職場選びは重要です。未経験者や無資格の職員への教育サポートが手厚い職場を選択し、介護職員としての知識や技術を着実に向上させていきましょう。

ハッシュタグ転職介護では、介護・福祉業界に特化した人材紹介会社として、求職者の皆様のキャリア支援に力を入れています。

単なる転職のサポートにとどまらず、長期的なキャリア形成を見据えたアドバイスや職場提案を行っており、再スタートを目指す方にも安心感を持ってご利用いただけます。

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認知症介護基礎研修を取得すればできる仕事内容

折り紙する女性

認知症介護基礎研修を取得すれば、以下の5点の仕事が可能となります。

  • 生活援助
  • 身体介護(有資格者の指導がある場合)
  • 送迎
  • 事務
  • レクリエーション

それぞれ詳しくみていきましょう。

生活援助

生活援助とは、介護を必要とする利用者が日常生活を送るために必要なことを行う支援を指します。

  • 掃除
  • 調理
  • 洗濯

行う生活援助の項目や業務手順は事業所ごとに異なりますが、家事をした経験などが活かせ、自信をもって行える業務といえるでしょう。

また生活援助は、利用者にとって生きるうえで必要なこととされています。利用者の生活の大きな支えとなるため、やりがいを感じられる業務となるでしょう。

身体介護(有資格者の指導がある場合)

身体介護とは以下のような利用者の身体に直接触れる、もしくは触れることが予想される介護業務のことです。

  • 入浴
  • 排泄
  • 食事
  • 着替え
  • 歩く際の付き添い
  • 車いすへの乗り降りの手伝い

介護職員が単独で身体介護を行うには、安全性の面から基本的には介護初任者研修取得以上の資格が必要です。

しかし認知症介護基礎研修を取得した職員は、介護施設や事業所に所属した資格を持つ職員の監督・指導のもとであれば、身体介護を行えます。

直接利用者の身体に触れるため緊張するかもしれませんが、経験のある先輩職員に実際に教えてもらいながら行うことで、介護技術のスキルアップにつながるでしょう。

送迎

送迎車

デイサービスなどの通所利用の事業所では利用者の送迎業務が発生し、介護職員が運転手を兼務する場合があります。

運転業務には事業所が使用する車の大きさにあわせた第一種運転免許が必要ですが、タクシーの運転手などが必要な第二種運転免許は必要ありません。

送迎者と自宅内との間で利用者の身体介護を行う場合は介護初任者研修取得以上の資格を要しますが、運転業務だけであれば資格は不要です。

事務

事業所内には直接利用者と関わるもの以外に事務的な業務も存在します。

資格を持たなくとも、書類の整理をはじめ電話の対応や備品の管理など、事業所を運営していくうえで欠かせない業務を担当できます。

介護業務に限らず事業所内の仕事を幅広く担当することは、介護業界の仕事を広く知ることができると同時に、介護の現場に徐々に慣れていくためにも大切です。

レクリエーション

レクリエーションの開催も可能な業務の一つです。利用者が事業所などで楽しく過ごせるように企画や運営をすることは、一つの大きな仕事といえます。

転職前にイベントや集まりを企画・運営した経験があれば、そのスキルを活かせます。

利用者にとって楽しいレクリエーションを行うことで、滞在時間がより快適になり、事業所内の雰囲気を明るくすることもできるでしょう。

認知症介護基礎研修だけではできない仕事内容

寝室で介助

認知症介護基礎研修は介護の事業所などに勤める方に必須の資格ですが、介護に関する資格は多数あり、資格の有無によってできる仕事が決められています。

認知症介護基礎研修を受講するだけではできない仕事の主な2点を紹介します。

訪問介護

利用者の自宅に伺って介護を行うサービスである訪問介護を担当するには、基本的には介護職員初任者研修以上の資格の取得が必要です。

これは身体介護が必要なケースや、一人で訪問するケースを考慮して規定されています。

利用者が安全性の高いサービスを受けるためには、認知症介護基礎研修を取得しただけでは知識や技術が十分だと認められていないからです。

訪問介護に興味がある場合は、認知症介護基礎研修だけでなく介護職員初任者研修などの取得にも挑戦し、知識や技術を高める必要があるといえます。

医療的なケア

基本的に介護職員は医療行為をしてはいけないと法律で決まっています。

医療行為には、点滴や注射のほか、血糖測定や床ずれの処置などが含まれ、主に医師や看護師の業務範囲とされています。

喀痰吸引や経管栄養などの医療行為を行うことができるとされているのは、介護福祉士などを取得し、医療について学習した職員のみ、です。

利用者の体に直接関わる医療的ケアは、命に関わる重大な行為であるため、認知症介護基礎研修だけでは対応できません。喀痰吸引等研修など、医療的ケアが可能だと認定されている資格を取得することで、対応できる業務の幅を広げることができます。

もし、こうした資格を活かして介護職へ転職したいとお考えであれば、まずはハッシュタグ転職介護の専門アドバイザーにご相談ください。

ハッシュタグ転職介護では、転職先の紹介だけでなく、あなたの理想の働き方や将来のキャリアプランに寄り添いながらサポートしています。

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無資格で介護職に転職するときの注意点

教え合う2人

認知症介護基礎研修を取得することでできる仕事とできない仕事について紹介してきました。

認知症介護基礎研修を取得するだけではできない仕事があり、無資格で介護業界に就職するのは厳しいのではないかと考える方もいるかもしれません。

未経験かつ無資格の方を対象とした求人もあるため、転職はできます。ここでは無資格で就職する場合の注意点を知っておきましょう。

認知症介護基礎研修の受講が必須

2024年4月以降、一部の他資格保持者を除き、介護業務に従事する職員は必ず認知症介護基礎研修を受講することとなりました。

介護職員は、身体介護を行わない場合でも病態や声かけの方法などを理解する必要があるためです。

認知症介護基礎研修は初学者でも受けやすく整えられ、その後の専門的な研修にもつながりやすいものとなっています。

認知症介護基礎研修からスタートした後に専門的な資格を取得することで、分野ごとの指導者やマネジメント業務など、できる仕事が増えていきます。

有資格者よりも給与が低い

無資格者が介護職として就職すると有資格者よりも基本給が低く、手当がつかないため、給与面で差があります。

しかし、介護職員初任者研修をはじめとしたほかの資格を取得することで手当の受給を目指すことが可能です。

2021年の統計では、介護職員初任者研修修了者は3,221円、介護福祉士実務者研修修了者は5,618円の月平均資格手当を受けています。

認知症介護基礎研修のみではできない仕事があるため、介護職員初任者研修などを修了して介護業務全般を行える知識と技能があることが評価対象だからです。

働きながらでも取得できる資格があるため、介護職に転職後に実際の現場で実務をしながら資格獲得にチャレンジできる可能性は高いといえるでしょう。

無資格から介護職に転職するメリット

指さす男性

無資格の状態で転職する場合、注意点はありますが、メリットもあります。

人手不足である介護職は、求人数が増加しており、未経験や無資格の方も求められている状況です。

そのため未経験であっても転職は可能であり、すぐに働けることで介護職としての実務経験を早く積むことができます。

入職して実務経験を積みながら介護職が実際に自分に合った職種なのか、介護職として長く働けそうか、など介護職に対する自らの適性やキャリアについて考えられます。

実際に働きながら、知識や技術を身に付け介護職として働く将来を考えられるので、資格を取得してから働くよりも時間的にも金銭的にも効率がよいでしょう。

もし実務経験を通して介護職を続けようと決めキャリアアップを目指す場合、職場によっては資格取得支援制度を利用できる場合があります。

職場の制度を活用すれば、無資格からでも徐々に業務の幅を広げ、スキルアップが可能です。

事業所にとっても、資格取得を目指す職員を支援することで、国が定める施設基準を満たしやすくなり、処遇改善加算などの恩恵を受けられる可能性が高まります。

ハッシュタグ転職介護では、こうした制度の有無をしっかりリサーチしたうえで、無資格・未経験の方でも着実にキャリアを積み重ねられる職場をご紹介しています。

介護業界に特化した専門アドバイザーが在籍し、求職者一人ひとりの希望や状況に合わせて適切なキャリアパスをご提案できるのが私たちの強みです。

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無資格からでも介護職への転職を成功させるポイント

2人でガッツポーズ

資格がなくても介護職に転職できるのは理解できたものの、具体的な方法がわからないと感じる方もいるでしょう。

ここでは、無資格から介護職へ転職する際の3点のポイントについて解説します。

  • 未経験可の求人に応募する
  • 教育制度や資格取得支援制度が充実している職場を選ぶ
  • 介護職に特化した人材紹介会社に相談する

それぞれ詳しくみていきましょう。

未経験可の求人に応募する

応募条件に未経験可と記載のある求人を選ぶことが重要です。

経験が求められる職場では、即戦力になれないため採用されにくく、ミスマッチにつながる可能性があるからです。
また採用されたとしても、入職後の仕事の進め方などに大きな違いがあり、自分にあわないと感じる可能性があります。

転職する際の自分の状態と企業が求める人材とがマッチした職場に応募することで、採用される確率や介護職として働き続けられる確率が高くなるでしょう。

教育制度や資格取得支援制度が充実している職場を選ぶ

勉強する女性

未経験や資格がなくとも、着実に知識や技術を向上させていける教育制度や資格取得支援制度が整った職場に転職することもポイントです。

介護職の資格はさまざまな種類があり、取得することで業務の幅が広がります。

介護初任者研修や介護福祉士実務者研修をはじめとした、実務に必要とされる資格などの取得を励行し、学習を積極的に支援している職場も存在します。

働きながら指導を受け、資格を取得することは、金銭面の余裕が生まれると同時に時間の面でも効率的です。

教育制度や資格取得支援制度が充実している職場を選ぶことで、介護職として着実にキャリアを重ねていけるでしょう。

介護職に特化した人材紹介会社に相談する

オペレーター

たくさんの求人の中から、どの求人を選べばよいのか迷うことがあるでしょう。

2016年度の介護労働実態調査では、離職率が10%未満の事業所が約4割である一方、30%以上の離職率の事業所も約2割存在すると発表しています。

人材が求められている介護職への転職意欲があるにも関わらず、大手の求人サイトを眺めているだけでは、ただ時間を無駄にしてしまうでしょう。

さらに経験のない業界の転職先を一人で選んで入職後にこんなはずではなかった、と短期間で退職し、その後また転職活動がやり直しとなる可能性もあります。

介護職に特化した人材紹介会社に相談することで、自分の希望に合った職場や働き方を実現できる可能性が高まります。特に、職場の雰囲気や制度、キャリアアップの環境まで総合的に判断したうえで転職先を選びたい方には、専門的なサポートが有効です。

ハッシュタグ転職介護は、介護業界に特化した専門アドバイザーが多数在籍しており、求職者一人ひとりの経験や希望ライフスタイルに合わせた職場選びをサポートしています。

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