介護職の正社員とパートの違い
介護職の正社員とパートの具体的な違いは何なのでしょうか?大きな違いは、以下の3つです。
- 契約期間の有無
- 勤務時間・日数
- 福利厚生・手当・賞与
勤務時間や収入、待遇の違いを把握し、正社員とパートのどちらの働き方が自分に合っているのかを判断しましょう。それぞれ詳しく説明します。
契約期間の有無
正社員は雇用の契約期間がありません。そのため、施設が倒産しない限りは、施設で定められている定年まで働くことが可能です。
一方で、パートには契約期間があります。会社の定める契約期間に従い、契約が満了となれば、更新手続きを行う必要があります。また、労働基準法により1年を超える契約期間を定めることはできません。下限はないため1日からの契約が可能です。
パートでも、5年を超えて契約更新を行った際は、正社員と同様に契約期間のない労働者への転換を行えます。
無期雇用への転換を行いたい方は、申し込みが必要です。労働条件はパートのときと原則変わりませんが、雇い止めの不安がなくなるでしょう。
勤務時間・日数
正社員は、勤務時間は1日8時間以上・勤務日数は週5日以上あります。労働基準法で定められている勤務時間が、週に40時間勤務、1日8時間だからです。
働く施設によりますが、24時間体制では通常の勤務に加えて夜勤や早番での勤務も必要となります。さらに、業務が忙しい場合は、残業が発生してしまうでしょう。
一方で、パートは正社員と比べて勤務時間や日数が少ないです。
なかには週に5日働く方もいらっしゃいますが、一般的には、勤務時間は1日6時間以下・勤務日数は週4日以下です。また、基本的には残業がありません。
正社員は働く時間に決まりがあるのに対して、パートは自由に働くことができます。
福利厚生・手当・賞与
正社員はパートと比べて福利厚生が充実しており、手当や賞与の支給など待遇面に優れています。
一方で、パートは、正社員よりも待遇面で劣ります。賞与の支給や手当が出ないこともあり、基本的には働いた分の時間給だけが支給されるでしょう。
福利厚生には、法定福利と法定外福利があります。
法定福利とは、法律に基づいて定められた福利厚生のことです。例えば社会保険があり、下記の条件を満たすとパートも加入が必要となります。
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 月額賃金が8万8,000円以上
- 雇用期間が2ヶ月を超える見込みがある
- 学生ではない
- 勤め先の施設が常時51人以上の従業員を雇用
法定外福利とは、法律に関係なく施設独自で定めている福利厚生のことで、住宅手当・通勤手当・社員旅行などがあります。
正社員とパートでは利用できる内容が異なる可能性もあるため、施設に確認しましょう。
なお、ほとんどの施設では、正社員の方が利用できる福利厚生が充実しています。
給与や待遇面は介護施設により異なるため、自分に合った施設を探すことが必要です。
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介護職の正社員のメリット
介護職の正社員のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?主な利点は以下の2つです。
- 給与・福利厚生が充実している
- ライフプランが立てやすい
正社員には、安定した収入やキャリアアップのしやすさがあることと、福利厚生の面でメリットがあります。それぞれ詳しくみていきましょう。
給与・福利厚生が充実している
正社員は給与や福利厚生が充実しているメリットがあります。
働いた時間が給料になるパートとは違い、正社員は毎月一定の収入が保障されています。また、体調不良や家庭の都合などで休みたいときは有給休暇が利用可能です。そのため、欠勤さえしなければ、休んでも収入は変わりません。
また、一定の給与に加えて賞与や退職金、施設によっては手当も支給されます。そのため、パートと比べて年収が高くなるでしょう。
福利厚生とは、給料以外で受けられるサービスのことです。法定で定められている社会保険や、会社独自の交通費や住宅手当、役職手当などがあります。
また、外部研修や資格取得のための費用が出る施設もあるでしょう。このように、正社員はさまざまな福利厚生が受けられます。
パートでも福利厚生は受けられますが、福利厚生を受けるための条件があることや、正社員と比べると待遇面に劣る場合がほとんどです。
ライフプランが立てやすい
正社員は契約の定めがなく安定的に働き続けられるため、ライフプランが立てやすいです。
ライフイベントには、住宅の購入・結婚・出産・育児・介護などがあります。正社員にはパートとは違い社会的に信頼があるため、ライフイベントを行いやすいでしょう。
例えば、正社員は社会的信頼があり住宅ローンの審査が通りやすいため、住宅購入の計画が立てやすいです。また、産休や育休の制度も利用できるため、結婚・出産・育児のイベントにも対応できます。
また、収入は毎月一定のため、収入の見通しが立てやすく生活面も安定しやすいでしょう。
働ける状態ではなくなり、会社の休業や退職が必要なった場合でも、休職制度の利用や退職金をもらえることがほとんどです。
そのため、万が一の事態が起こっても、ライフプランの立て直しが行いやすいでしょう。
このように、介護職を正社員で働くメリットは大きいです。しかし、初めて正社員で働く方は不安も大きいのではないでしょうか?
ハッシュタグ転職介護では、転職だけでなく、入社後のフォローも重視しています。入社後も定期的にヒアリングを実施して、職場での悩みやキャリアの相談に対応可能です。
そのため、初めて介護職に正社員転職を行う方でも、心配なく利用できるでしょう。
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介護職の正社員のデメリット
一方で、介護職のデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
- 責任が重いためストレスも大きい
- 介護業務以外の仕事が増える
正社員にはメリットもありますが、業務の幅が広がることで負担を感じるデメリットもあるでしょう。それぞれ詳しく説明します。
責任が重いためストレスも大きい
正社員は業務を円滑に進める役割があり、責任が重いためストレスも大きいデメリットがあります。
また、勤務期間が長くなるにつれパートや正社員をまとめるリーダーの役職を得ることもあり、さらに責任が大きくなるでしょう。
介護業務の実務では、パートとは仕事内容は同じで、以下のような仕事を行います。
- 食事・入浴・排せつなどの介護
- 掃除・洗濯などの援助
- 通院の同行
- レクリエーションの実施
- 利用者や家族の悩みのヒアリング
しかし、基本的には正社員の方が責任の重い仕事を請け負い、パートは補助を行います。
介護業務以外の仕事が増える
正社員は、介護業務以外の仕事が増えるデメリットもあります。実務以外では、以下の業務を行わなければなりません。
- ほかのスタッフの勤務表作成や書類
- 介護記録の整理
- ケアプランの作成
- ほかのスタッフへの業務の指示
- ほかのスタッフの教育
正社員になると、現場での仕事のみを行えるわけではありません。さらに、勤務期間や経験を重ねるごとに、実務以外のやるべき業務が増えてしまいます。
実務だけを行いたい方には、正社員は不向きです。
介護職のパートのメリット
では、正社員ではなく、パートとして働くメリットは何なのでしょうか?パートで働く利点には、以下の2つが挙げられます。
- 勤務時間の融通がききやすい
- 仕事上のストレスが小さい
パートでは家庭との両立が可能で自分のペースで柔軟に働けるため、負担が少ないです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
勤務時間の融通がききやすい
パートには、勤務時間の融通がききやすいメリットがあります。
子育てや親の介護など、正社員としてフルタイムでの勤務ができない方も多くおられるでしょう。
パートでは、家庭の都合や事情に合わせてシフトの提出が行えるため、勤務時間の決まった正社員よりも働きやすいです。
また、プライベートを大切にしたい方にもパートはおすすめです。1日6時間以下・週4回以下と、働く時間が正社員と比べて短いため、自分の時間を十分に確保できます。
また、残業する場面も少ないため、仕事後の予定も立てやすいでしょう。
高齢化社会が進む現在では、介護職は需要の高い仕事です。さまざまな条件のパートの求人が出ているため、自分にとって条件のよい求人が見つかるでしょう。
仕事上のストレスが小さい
パートは正社員とは違い責任感の重い仕事を任されることが少ないため、仕事上のストレスが小さいです。
与えられる権限や責任の重さは正社員の方が大きいです。パートは、正社員の補助的な役割を果たす場面がほとんどのため、責任感は軽くストレスが小さいでしょう。
また、未経験や無資格でも介護職はできる仕事があるため、パートでは正社員よりハードルが低く挑戦しやすいでしょう。
今すぐパートに挑戦してみたい方は、ハッシュタグ転職介護の利用がおすすめです。
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介護職のパートのデメリット
一方で、介護職のパートには、以下の2点のデメリットがあります。
- 責任のある仕事を任されにくい
- ライフプランが立てにくい
パートでは、柔軟に働けますが、昇給やキャリアアップの機会が少ない点で正社員よりも不利です。それぞれ詳しく説明します。
責任のある仕事を任されにくい
パートは責任のある仕事を任されにくいデメリットがあります。勤務日数や勤務時間が短く、業務対応が限られるからです。
さらに、長期間働いても任される仕事の内容は少なく、スキルアップがしづらい環境です。
責任のある仕事をする機会が少ないため、仕事にやりがいを感じず、仕事を辞めてしまう方もおられるでしょう。
スキルアップをして仕事にやりがいを感じたい場合は、正社員での就職がおすすめです。
ライフプランが立てにくい
パートは業績が仕事量に関わるため、ライフプランが立てにくいデメリットもあります。
正社員とは違い、仕事量が減らされることや最悪の場合契約満了時に雇用の打ち切りとなる可能性があるからです。
給料が変動してしまうため、貰えるお金の見通しが立たず、大きなライフイベントの計画を立てるにはパートは不利です。
また、正社員とは違い社会的な信頼がありません。そのため、住宅ローンや教育ローンなどのローンを組みにくいでしょう。
さらに、業務内容が限られてしまうため、昇給や昇進が行われず給料が上がりにくいデメリットもあります。
介護職のパートから正社員になる方法
では、パートから正社員になるには、どのような方法があるのでしょうか?パートから正社員になるには、以下の4つの方法があります。
- 介護スキルを積む
- 介護関係の資格を取る
- パートから正社員への登用制度を設けている施設で働く
- 正社員の求人を出している施設に応募する
特に、資格の取得により正社員登用のチャンスが広がります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
介護スキルを積む
パートから正社員になるためには、介護スキルを積むことが重要です。
資格の取得ももちろん重要ですが、現場ではスキルの高いスタッフが優先されるからです。そのため、パートとして現場に勤めるなかで、知識や技術の習得を行いましょう。
介護関係の資格を取る
介護関係の資格を取ることも、パートから正社員になるために必要です。介護関係では以下のような資格があります。
- 介護福祉士
- 実務者研修
- 初任者研修
介護福祉士とは、介護業界で唯一の国家資格です。取得するためには、実務経験を3年以上かつ試験合格が必要となります。
実務者研修とは、介護福祉士の受験資格を得るための研修のことです。介護福祉士とは違い、実務経験がなくても受講できます。
初任者研修とは、介護の入門の資格です。無資格で誰でも受講が可能です。
資格を保有されていない方は、まずは初心者研修を受講しましょう。介護職員に関する基礎を学ぶことができ、実践に活かせます。
介護関係の資格の保有により、介護に対する意欲をアピールできるため、パートから正社員を目指す方は積極的に取得をしましょう。
パートから正社員への登用制度を設けている施設で働く
パートから正社員への登用制度を設けている施設で働くことも、正社員になる方法の1つです。
正社員になりたい方は、応募時や勤務時に正社員として働きたい意思を伝えましょう。
正社員へ登用する条件は、施設により違います。登用の条件や正社員になってからの待遇などは、あらかじめ確認を行うことが重要です。
正社員の求人を出している施設に応募する
パートから正社員へなりたい方は、正社員の求人を出している施設に応募する方法もあります。
求人のなかには、無資格や未経験でも応募できる案件もあります。そのため、パートであまり経験を積んでいない方でも、正社員へ応募ができるでしょう。
また、経験のある方は面接での強みとなるため、積極的にアピールをしましょう。
就職先は、長く勤めるためにも、希望条件や勤務地を明確にして探すことが重要です。
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介護職を続けたいなら正社員として働いてみよう
本記事では、介護職の正社員とパートのメリット・デメリットを挙げ、違いを比較しました。
長く介護職を続けたいと考えている場合は、正社員の方が安定した収入やキャリアアップのチャンスが得られるため、よいでしょう。
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