介護職は何歳まで働ける?
多くの介護事業所では60歳、65歳など一定の年齢に達すると定年制度を設けていますが、勤務者のほとんどが再雇用を受け継続して働いています。
なかには再雇用の延長を75歳までとし、段階的に79歳まで働ける職場も珍しくありません。
介護の現場では健康状態に問題が無ければ、60代から70代のスタッフでも年齢に関係なく活躍しています。実際、食事や着替えの介助など幅広いシーンでシニア世代の労働力が不可欠です。
また事業所側もシニア世代の労働力やコミュニケーション力に期待し、高齢のスタッフでも長く働いてもらえるよう労働時間の見直しや賃金の向上など、快適な職場環境づくりに動いています。
介護職の年齢制限の実態と平均年齢
介護職の平均年齢は40代後半から50代前半くらいといわれています。厚生労働省の「介護労働の現状について」によると2019年の調査で介護従事者の年代は、男性が30・40代、女性が40代以降の年代でそれぞれ割合が高かったです。
また上の年代である60代以降の介護従事者の割合は男性(11.9%)、女性(25.5%)で多くのシニア世代が活躍していることがわかります。
さらに2007年10月に雇用対策法の改正があり、事業主は労働者の募集や採用にあたって、年齢制限の禁止が義務化されています。このことからも年齢が高いという理由だけで採用を断られる可能性は低いでしょう。
次に介護従事者年齢制限の実態と平均的な年代について詳しく見ていきます。
介護職に年齢制限はない
介護職の年齢制限ですが一般的には60〜65歳くらいで定年制度を設けているところがほとんどです。
公益財団法人介護労働安定センター岡山支部の「人材不足への対応」によると全国約7割の事業所が60代以上で定年制度を設けています。
しかし、厚生労働省の調査によると2022年度の要介護認定者数は694万人です。対前年度より5万人増加し今後も介護を必要とする方が増加傾向にあることが予測されます。
これに対し、2026年度には約240万人もの介護従事者が必要であると試算され、さらなる人材の確保が急務です。
実際、健康状態に問題が無ければシニア世代でも積極的に採用する事業者が多く、勤務経験・態度・資格などがあれば定年を迎えても再雇用を検討しています。
介護職の平均年齢
公益財団法人介護労働安定センターの2022年度介護労働実態調査によると、介護職全体の平均年齢は48.0歳(男性42.9歳、女性49.5歳)です。
業務内容ごとに見ると居宅介護支援53.0歳、訪問系の業務48.6歳、居住系の業務48.0歳など幅広い業務で年齢層の高いスタッフが活躍していました。
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シニア世代が介護職で働くメリットと注意点
さまざまな実態調査から、多くのシニア世代が定年を迎えても長く活躍していることがわかりました。
ではシニア世代が介護の現場で働くことで、どのようなメリットが生まれどのような点に注意すべきでしょうか。それぞれについて詳しくご紹介します。
メリット:人生経験を活かせる
シニア世代の就職はこれまでの人生経験を活かせることがメリットです。特に人間関係を築くという点では経験がものをいうことが多く、介護利用者とのコミュニケーションが取りやすい傾向にあります。
仕事の内容や体調面への気遣いなど何気ない会話をすることで、利用者やスタッフとの信頼関係を築きやすくなります。シニア世代ならではの円熟したコミュニケーション力によって、スタッフ間の連携をうまく取り合いながら、悩みに寄り添った良質なケアへとつながるでしょう。
メリット:やりがいを感じられる
介護職として働くもう一つのメリットは、仕事の内容にやりがいを感じられることです。
介護職では人との関わりがほかの業種よりも深く、利用者の生活をサポートすることで、直接的に感謝の言葉を貰う機会があるでしょう。たとえ小さなことでも利用者の生活を支え、役に立つことこそ介護職を続けて良かったと思える瞬間でもあります。
また介護以外にも話を聞いてあげるなど、利用者に日々優しく接することで利用者個人の社会的な孤立を予防します。
利用者が介護サービスを利用し、笑顔で限りある人生を豊かに過ごせることに、介護職について良かったとやりがいを見出す方がほとんどでしょう。
注意点:身体への負担がかかる
介護の仕事では1日に何人もの利用者を介助します。なかには体位交換や入浴介助など体力が必要なことが現状です。
日中の勤務以外にも夜勤や土日出勤といった特別な時間帯の勤務もあり、気力・体力ともに必要とされる職種でもあります。このため、心身の状態が良好でないと仕事の継続が難しいと感じるかもしれません。
体力面で心配な方は就職前に事業者側へ理由を話し、体力的な負担の少ない仕事に就けるか相談してみるのがよいでしょう。その場合、代わりに自分にできることを明確に事業者へ伝えることも大切です。
また、できるだけ夜勤や休日出勤の少ない職場・職種を探してみることも有効な解決策です。
注意点:収入が減る可能性がある
他業種からの転職や未経験・無資格の場合は、ゼロベースからのスタートとなり、基本的な給料体系のみとなってしまいます。
さらに、年齢や地域の特性により思っていたよりも収入が得られないケースも少なからずあります。以前の職場と比較して収入が大幅に減ってしまうと、モチベーションに影響が出ることもあるでしょう。
最初は年齢に関係なく、誰でも未経験からのスタートです。勤務年数や資格取得などキャリアを積むことで、徐々に収入アップを目指していきましょう。
夜勤や休日出勤することで勤務手当を支給される職場であれば、体力面で問題なければチャレンジするのもよいでしょう。
収入が減ったからといって落ち込んでしまうのではなく、どのような働き方をすれば収入アップにつながるのか、どのような資格を取ると手当が支給されるのかなど情報の収集が大切なポイントです。
ハッシュタグ転職介護では求職者・事業者双方が必要とする条件を的確に把握し、お互いのミスマッチを可能な限り抑えた精度の高いマッチングを展開しています。
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シニアでも続けられる介護職の仕事内容
シニア世代でも良好な健康状態と働く意欲があれば介護職で十分に活躍でき、さらにキャリアを積むことで収入アップにつながることがわかりました。では、シニア世代でも無理なく働ける介護職にはどのようなものがあるのかご紹介します。
シニアでも続けられる介護業務の一例として、
- 利用者の話し相手
- 生活支援業務(掃除・洗濯・食事の介助・買い物の補助など)
- 記録業務(介護記録・健康管理の記録など)
- 見守り業務(転倒の予防・更衣などのサポート)
などの業務があります。体力を使わなくてもできる業務を中心的に探すことで、身体への負担が少なく長期的な勤務が可能です。
未経験のシニア世代が転職できる求人を見つけるコツ
未経験でも介護職で長期的に働くためには、自身の特性や過去の経験を洗い出し自分に合う条件に合った求人を見つけることが大切です。
ここでは、未経験でも介護の職を得るためのコツについてご紹介します。
培ってきたスキルやノウハウを活かせる求人を探す
今までたくさんの経験や仕事をこなしてきたシニア世代は、過去に取得した資格や業務内容を活かした仕事を見つけるのが成功への近道です。
例えば、タクシーやバスの運転手の仕事経験があれば、デイサービスの送迎業務で活路があります。道路の状況や渋滞の時間帯など、最初から知っているだけでも有効な戦力になるでしょう。
子育てや親の介護経験があれば、着衣交換や食事の介助など身の回りの世話もこなせます。利用者の急変にも迅速に動けるため職場でも活躍しやすいです。
希望条件を決めておく
介護職には多種多様な仕事があるため、担当する業務によっては仕事が続けられるか大きく影響を受けてしまうこともあります。
特にシニア世代では、体力や健康面に限りがあるため就職前に自分に合った働き方を知り、ある程度希望する条件を絞っておくのがよいでしょう。
仕事の内容・収入はもちろんのことですが、通勤時間や勤務形態・家族と過ごす時間の確保など何を優先すべきか順序を決め、仕事を決めることをおすすめします。
訪問介護やデイサービスの求人をチェックする
介護職は事業所に詰めて24時間体制でシフトを組む働き方だけではありません。訪問介護やデイサービスの求人であれば、あらかじめ終了時間が決められているため、プライベートとの両立も図りやすいです。
短時間で規則正しい時間内に勤務したい方や体力面で自信のない方は夜勤体制のない訪問介護やデイサービスの求人を探してみてはいかがでしょうか。
介護職に特化した人材会社のサポートを受ける
仕事を探すときは自身でハローワークに相談することも一つの方法ですが、数ある求人の中から適切なものをピックアップするのは時間と労力を要し、なかなか希望する案件にはたどりつけないかもしれません。
介護関係の仕事を探すのであれば、介護職に特化した人材紹介会社に登録し、必要な情報を効率よく入手することをおすすめします。
人材紹介会社は単に介護の仕事を紹介してくれるだけでなく、職種や勤務形態などの希望する項目を事前に伝えておくことで、新たに求人情報が出たときに優先的に案件を紹介してくれます。
また就職した後にギャップを感じた場合でも、担当エージェントへ気軽に相談できるなど、アフターフォローが整っている点もメリットです。
ハッシュタグ転職介護では介護職に特化した専門スタッフが求職者の特性や希望を徹底的に分析し、適性度の高い仕事を紹介しています。
また就職後も定期的にヒアリングの機会を設け仕事に関する悩みやギャップ、面と向かってはいえない就職先への希望などを丁寧に聞き取り、一人ひとりに適した的確なアドバイスも提供しています。
「就職活動する方法がわからない」「就職後の労働環境が心配」などお困りでしたら、アフターフォローも万全なハッシュタグ転職介護にぜひご相談ください。
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シニア世代が介護職への転職を目指す際のポイント
転職後もシニア世代が自身の経験を活かし、快適な環境で長く働くためにはどうすればよいか、転職後に意識したいポイントを5つご紹介します。
職場のマナーやルールを守る
どのような業種・職場にもマナーやルールがあり、順守することはとても大切です。なかには職場だけの限定的な規則もあるかもしれません。
就職したら、その日から事業所の人間となり、経験が浅くても所属している部署の顔となります。職場のルールやマナーをきちんと覚え、環境や雰囲気に早く馴染むように努めましょう。
髪色や言葉遣いなど職場により決まりごとがあれば、すぐに意見をいうのではなく、いったん柔軟に受け入れ対応してみるようにしましょう。
年功序列の考えを捨てる
介護の職場では自分よりも年下のスタッフが多く勤務し、ときには上司となり年長者であるシニア世代へ仕事を指導することもあります。自分の子ども世代くらいの若い上司から注意を受けてしまい、ときには落ち込むこともあるでしょう。
職場では年功序列の意識をなくし、新しく就職した人間として一から教わる気持ちで対応することが大切です。
注意されたことも素直に受け止め、必要な部分を改善し同じ指摘を二度と受けないくらいの気持ちで臨みましょう。また記憶が曖昧になる前にメモを取り、しっかりと振り返ることも重要です。
職員や利用者の方の顔と名前を覚える
介護の現場では介護スタッフや利用者、そのご家族など人と接する機会が増えるため、名前を覚えることが必要になります。名前を覚えることは円滑なコミュニケーションづくりの第一歩です。
リハビリ担当者や調理スタッフなど、役割も一緒に覚えておくことで、たとえすぐに名前が出てこなくても相手がどういう方だったか後から思い返しやすくなります。
利用者も同様で、デイサービスの利用者なのかホームの入居者なのか、入院中だったかなど相手の状況を一緒に覚えるだけでも名前を覚えやすいです。まずは接する機会のある方から名前を覚えていくように実践してみましょう。
電子機器の操作に慣れておく
近年は業務のオンライン化が進み、日報や業務連絡・利用者の健康管理に至るまでオンライン入力し情報を共有する機会が多くなりました。
日々の業務に一度はタブレット端末などに触れる状況が想定されるため、機会があれば積極的に電子機器の操作に慣れておくことをおすすめします。
毎日少しずつでよいのでスマートフォン、iPadなどを使う時間を増やし、タッチペン操作に慣れておくだけでも現場でかなり役立ちます。
無理をしない
長く働くためには、決して無理をしないことも大切です。残業を増やしたり仕事を引き受けすぎたりしないように、余裕をもった仕事量に留めておくと心身ともに健やかな状態で勤務を続けられます。
また、仕事を断れば人間関係が壊れてしまい、なかなか拒絶できない方もおられるでしょう。そのような場合は勤務先の上司に理由を説明し一緒に解決策を考えてもらうか、人材会社を利用しているのならエージェントに相談してみるのも一案です。
ハッシュタグ転職介護は医療・福祉業界に精通したスタッフが相談から就職後のフォローまで同じ担当者が継続して対応する「一気通貫型」の姿勢を大切にしています。
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長く働き続けられる介護職の求人はプロと見つけよう
介護職は定年を迎えたシニア世代でも十分に活躍でき、実際に年齢の高い方を希望する求人も珍しくありません。定年を迎えても再雇用の提案を受け、70代以上で現役で活躍しているスタッフも存在し、事業所にとって貴重な戦力です。
しかし、自分に合った就職先を見つけるためには一度立ち止まって、自身の特性や過去の経験を洗い出し条件を絞っておくことをおすすめします。
また就職後は素直さや謙虚な気持ちを持ち、年下のスタッフとも円滑に連携が取りあえるよう年功序列を気にしない柔軟な歩み寄りが大切です。さらには電子機器の取り扱いにも慣れておくことでよりスムーズに業務をこなせるようになります。
介護の仕事は体力や対人関係のスキルが必要なため、ときには失敗をしてしまうこともあるでしょう。しかし、利用者に直接感謝されたり介護スキルの習得で安定的に働けたりするため、継続すればする程大変やりがいのある仕事でもあります。
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